総合型選抜(旧AO入試)・新大学入試に特化した
新大学入試対策講座

新しい大学入試とは これからの入試に強い「新大学入試対策講座」 受講パターン案 よくある質問
新しい大学入試は、これまでの勉強だけでは太刀打ちできない!
2020年(2021年度入試)以降、大学入試が大きく変わろうとしています。
これまでの大学入試は、5教科を中心に学力を評価する「一般入試」と、5教科以外の面接や小論文、また志望理由書などを活用して評価する「AO入試」や「推薦入試」に大きく別れていました。
この「一般」と「AO/推薦」という基本的な枠組みそのものは、これからの入試でも変わりません。
※ただし、名称は次のように変更されます。
- 一般入試 → 一般選抜
- AO入試 → 総合型選抜
- 推薦入試 → 学校推薦型選抜
しかし文部科学省は、2021年度入試以降で、一般/AO・推薦を問わず全ての入試形態で、「学力の3要素」を総合的に評価する入試に転換させるという方針を表明しています。
学力の3要素とは...
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
この「学力の3要素」の話、聞いたことのある方も多いでしょう。
でも、じゃあ実際のところ、それで大学入試は具体的にどう変わるのか?は分かりにくい。
そこでここでは、最新の大学入試情報を元に、2021年度以降の大学入試に起こる重要な変更点を、2つご紹介します。
1.一般選抜で、「主体性」の評価を行う大学が出てきます
これまでの一般入試では、ほとんどの大学で、英国数理社の5教科の学力試験による評価が行われてきました。
「学力の3要素」で言えば、(1)知識・技能 を中心として、(2)思考力・判断力・表現力 を評価する大学もある.......という状況だったのです。
2021年度入試からの「一般選抜」でも、学力試験が評価の中心になることに変わりはないようですが、一方で、受験生の「主体性」を評価しようとする動きが出てきています。
文部科学省は、今回の大学入試改革の目指すものの一つとして、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価することを掲げています。
先ほどの「学力の3要素」の3つ目にあたるものです。
やや分かりにくい表現になので、少し噛み砕いてみましょう。
あなたは「主体的に学ぶ」態度を持って学生生活を送ってきたか?
例えば......
- 高い意欲を持って勉強し、学校でも常に良い成績を収めてきた。
- 検定試験を受検し、自分の能力を向上させることに努めてきた。
- 留学などの課外プログラムに参加し、積極的に学びの機会に挑戦してきた。
など
あなたは「多様な人々と協働して、そこから学びを得る」態度を持って学生生活を送ってきたか?
例えば......
- 部活動の中で積極的に仲間に働きかけ、チームとして困難を乗り越えた。
- 生徒会や委員会活動でみんなをまとめ、組織を動かす時に意識すべきことを学んだ。
など
このように、これまでは主にAO・推薦入試で問われることの多かった、自ら主体的に学び、そして他者と協働して活動する態度が、これからの「一般選抜」でも徐々に問われ始めるのです。
この方針を受け、各大学ではすでに、2021年度入試以降、どのように「主体性」を評価するのかの方針を示し始めています。
例えば......
- 一橋大学 / 全学部全学科(一般)
- 調査書を提出させ、合否ラインに志願者が同点で並んだ場合、調査書の内容を質的観点から点数化し、調査書の点数も含めた総合得点の高い者から順に合格とする。
- 東北大 / 全学部全学科(一般)
- 調査書とチェックリストによる主体性評価を提出させ、合否ラインに志願者が同点で並んだ場合、チェックリストによる評価がより高い者を優先的に合格とする(チェックリストの申告が正しいかは、調査書によって確認)。
- 慶應義塾大学 / 全学部全学科(一般)
- これまで「主体性」「多様性」「協働性」についてどのように考え、心がけてきたかを記述(100~500字)。
※合否判定には用いない。
- 上智大学 / 全学部全学科(一般)
- 高校生活において主体的に取り組んだ活動の成果、留学・海外経験、取得した資格・検定などのデータを提出。
※合否判定には用いない。
※ここに記載されている情報は更新されている可能性があります。参考にされる場合は、必ず大学のWebサイトなどをご確認ください。
まだ概要が分かっていない大学も多いのですが、主体性の評価に関する動向は、現在大きく二つに別れています。
- 国公立大学を中心に、主体性評価を「合否ライン上の判定」に用いる予定である大学が多くなっています。
- 私立大学を中心に、主体性評価に関する書類は出願時に提出させるものの、合否判定には用いず、入学後の学生指導などに用いる予定である大学が多くなっています。
お分かりのように、実際のところ、一般選抜における主体性評価は、必ずしもウエイトの大きいものではないようです。
では、別に気にしなくてもいいのか?というと、そういう訳でもない。
実は、そもそも一般選抜の定員数が減り、総合型選抜(旧:AO入試)や学校推薦型選抜(旧:推薦入試)が占める割合が大きくなろうとしているのです。
2.総合型・学校推薦型選抜の定員数の増加が予定されています
AO/推薦入試では、これまでも、志望理由書の提出や、面接、小論文試験、グループディスカッション試験など、5教科の枠組みを超えた総合的な能力評価が行われてきました。
2016年に東京大学や京都大学が相次いで一般の後期試験を廃止し、それに代わって推薦入試・特色入試を始めたのをご存知の方も多いかもしれません。
しかし、今後の入試においても、総合型・学校推薦型選抜がさらに拡大・推進される傾向だと見られています。
例えば国立大学協会は、2015年に、2021年度までに国立大学全体として、総合型・学校推薦型選抜の占める割合を、入学定員の30%とする目標を掲げています。
その方針を受けて、各国立大学は現在、2021年度入試からの総合型・学校推薦型選抜の定員数を増やす方針であることが分かっています。
例えば......
- 東京海洋大学
- 例:海洋生命科学部海洋政策文化学科
2020年度:一般前期25名、一般後期12名、総合型3名
2021年度:一般前期21名、一般後期12名、総合型5名、学校推薦型2名→総合型が増員され、学校推薦型も新設!
- 東京都立大学(旧:首都大学東京)
- 例:人文社会学部人間社会学科
2020年度:一般前期80名、一般後期15名、総合型(グローバル人材育成3名)、学校推薦型(指定校8名)、特別4名
2021年度:一般前期70名、一般後期5名、総合型(グローバル人材育成2名)、学校推薦型(一般10名、指定校18名)、特別5名→学校推薦型入試が大幅に増加!
- 九州大学
- 例:経済学部
2020年度:一般前期110名、一般後期31名
2021年度:一般前期93名、一般後期26名、総合型22名→総合型選抜が新設され、その分一般選抜の定員減!
※ここに記載されている情報は更新されている可能性があります。参考にされる場合は、必ず大学のWebサイトなどをご確認ください。
まだ2021年度入試の方針を固めていない大学も多く、特に私立大学が、総合型・学校推薦型選抜についてどういう変更を加えるのか注目されますが、ともあれ、全体として定員数が増えていく傾向は変わらないと見られます。
ということは、総合型・学校推薦型選抜で問われる、
- 正解のない問いに対する分野横断的な思考力(小論文、グループディスカッションなど)
- コミュニケーション能力(面接、グループディスカッションなど)
が、より多くの人に求められるようになる、ということです。
以上、これからの大学入試に起こる2つの大きな変化を踏まえると、次のことが言えます。
これからの大学入試は、一般選抜の受験を考えている人も、これまでのように5教科の勉強だけをしていればいいという時代ではなく、またそもそも一般選抜の枠が少なくなってきており、入試を戦う上でチャンスを広げるなら、総合型や学校推薦型選抜の受験も積極的に検討すべき!ということです。
多くの受験生が、普段の生活での学びの態度も含めて評価される時代。
大切なのは、この新しい入試動向をできるだけ学年の若いうちから意識して、受験学年になって慌てるのではなく、早くから万全の対策をとっておくことです。
そしてこれからの入試に向けて対策を行うことは、受験だけでなく、社会に出た後にも役立つ力を育てることにつながります。
社会に出てからこそ、自分のやりたいことを主体的に前に進め、仕事の中でいろんな人と協働する態度が求められます。
そして、総合型選抜でも問われるような分野横断的な思考力やコミュニケーション能力も当然、社会に出てからの必須の能力です。
モチベーションアカデミアでは、これからの入試に対応し、そして社会で求められる力を育てるための万全の講座ラインナップを揃えています。
これからの入試に強い「新大学入試対策講座」
新大学入試対策講座は3種類の講座からなる、モチベーションアカデミアの完全オリジナル授業で、AO・推薦入試などの非学力筆記試験の入試形態に対応しています。
基本的に生徒同士のグループワークによって、正答のない社会的な課題に挑みます。
自らの思考と、メンバーとの協働は、知的好奇心や教養を育てることにも効果があります。
新大学入試の合格に向け、生徒さん一人ひとりのニーズに合わせて各講座を組み合わせて提供します。
- 対象学年
- AO入試、推薦入試など、従来型の学力筆記試験以外での受験形態での大学入学を志す全生徒が対象(中・高)
論述講座
- 伸ばす力
- 論理的思考力、記述構成力、他
授業概要
論述講座は、文章表現を通じて論理的思考力・記述表現力を養い、「論理的思考力」「記述構成力」などを伸ばします。
基礎と演習講座があります。
(基礎講座)
短めの文章を「数多く書く」練習を通して、整った日本語を使い、伝えるべきことを正確に伝える技術を身につけます。
(演習講座)
標準:課題文を要約する力を身につけながら、どのような分野の出題であっても自分の意見を堂々と示せるような記述力を養います。
応用:1000字以上の長文記述や、時事問題の読み取りなど、多くの受験生が苦戦する問題を中心に扱い、難関大入試への対策を完成させます。
授業
まずは講師が扱うテーマについて生徒にレクチャーした上で、文章の構成案を議論しながら考えます。
使用教材
モチアカ独自のテキストやワークシートを用いて、さまざまな分野の問題に挑戦していきます。
取り組み評価
授業後に点数評価のついた添削済み答案を返却します。今後の改善点に関する講師コメントもついています。
- 自分の意見を、相手に納得させられるような文章で書けるようになります。
- 長い文章を、多くの字数と語彙を用いわかりやすく書くことが得意になります。
グループディスカッション(GD)講座
- 伸ばす力
- 課題解決力、協働力、コミュニケーション力、他
授業概要
政治経済、生命倫理、教育福祉、異文化理解など、現代社会の重要トピックについて、月替わりでテーマ別に扱っていきます
(GD基礎)
ポータブルスキルを学びながら、問題を解決するための頭の使い方を練習します。
(GD演習)
他の受講生とのグループワークを通じて、「答えのある問題」「答えのない問題」の両方に取り組みます。
ポータブルスキル(PS)とは?
一生使える実践的な能力のこと
「ポータブル」という言葉の通り、持ち運び可能な能力のことを指し、「対自分力」「対人力」「対課題力」の3つからなります。
ポータブルスキルは、受験勉強の効率化、部活でのリーダーシップの発揮など、さまざまな場面で力を発揮し、大学生・社会人にも求められる重要な力です。
学校では教えてくれない、社会に出て本当に役に立つスキルをモチアカは全ての受講生に伝授します。
授業
生徒と講師が対話を行いながら、「なぜ?」の質問とともに問題の本質を見極めていきます。
使用教材
モチアカ独自のテキストやワークシートを用いて、さまざまな分野の問題に挑戦していきます。
取り組み評価
授業後には生徒本人に「GD評価シート」を渡し、今回の良かった点、改善点を講師とともに確認します。
- 身の回りのトラブル解決にすら役立つような、さまざまなコミュニケーション技術が身につきます。
- チームワークを生かして、難しい問題もうまく解決できるようになります。
AO対策講座
- 伸ばす力
- 問題発見力、自己分析力、他
授業概要
(個別面談)
AO合格のための力をつけてなりたい自分になるために必要な活動の設計や、その進捗管理などを、ベテラン講師が1年を通じて支援します。
(志望書対策講座)
自分の過去の経験と、将来の目標とを結びつけた上で、「大学への想い」と「自己アピール」が存分に詰まった濃い内容の志望理由書、資料を作成します。
(面接対策:授業)
生徒と講師が対話を行いながら問題の本質を見極め、生徒自身の内側に眠る情熱に迫っていきます。
モチアカ独自のワークシートを用いて、自分の過去と将来を深く考え、志望理由へと結びつけます。
- 志望校に合格したい!という思いをうまくアピールできるようになります。
- 将来の夢や目標を本気で実現するために必要なマインド・スキルが身につきます。
新大学入試対策講座 受講パターン案
AO/推薦入試を行う大学や学部と、どの時期にどの講座を受けたほうが良いかの目安をご紹介します。
◎...受けたほうが良い ◯...できれば受けたほうが良い

あくまで目安ですので、いつでもお気軽にご相談ください。
もちろん上記以外の対策も国公立、私立問わず行っております。
詳細は各校舎までお問い合わせください。
新大学入試対策講座 よくある質問
Q1.各講座の授業期間や授業形態はどのようになっているのですか?
A.以下の表をご確認ください。
授業名 | レベル | 形態 |
---|---|---|
論述講座 | 基礎 | 季節講習or個別 (全120分×5) |
演習 (標準) |
集団(3月より通常授業日程で実施) | |
演習 (応用) |
集団(3月より通常授業日程で実施) | |
GD講座 | 基礎 | 季節講習or個別 (全120分×5) |
演習 | 集団(3月より通常授業日程で実施) | |
AO対策講座 | 個別面談 | 個別 (期間は不定) |
志望書 対策講座 |
個別 (期間は不定) |
面接対策 | 個別(1~3ヶ月) |
Q2.中学生ですが、AO・推薦受験に興味があります。何から始めればいいですか?
A. GD基礎、演習講座がおすすめです!
社会問題への関心を強め、AO対策や小論文練習の土台となる受信力・発信力を、ライバルに先んじて習得することができます。
Q3.面接だけ練習したいんですが、AO対策講座から切り離して受講することはできますか?
A. 「面接オプション」という形での受講として可能です。詳細は各校舎までお問い合わせください。
Q4.論述講座では、特定の志望校の過去問は扱わないのですか?
A. 過去問をそのまま使うことはありません。
どのような大学・出題形式の問題に対しても通用する力をつけるため、モチべーションアカデミアオリジナルのテキストを用います。
志望校のピンポイント対策に向けては、「集中特訓」(隔期実施)あるいは「添削オプション」との併用でカバーできます。
Q5.近くに総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の対策をしっかりしてもらえる環境がありません。オンラインでも受講できますか?
A. はい、可能です。
モチベーションアカデミアの新大学入試対策講座、「論述講座」、「グループディスカッション(GD)講座」、「AO対策講座」すべてがオンラインでも受講いただけます。
どのような大学・出題形式の問題に対しても通用する力を身につける内容ですので、地域の隔てなくご活用いただけます。
何から手を付ければよいかわからない、「これ」だけ練習したいなどのご相談・ご要望はお気軽にお問い合わせください。