やりたいことがわからない君へ 〜「振り返り」と「偶然」の大切さを学びに行こう〜
モチゼミ 開催日: 2018年9月23日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
イベント内容
モチアカの先生にも、今までのモチゼミでも、「自分が何をしたいのか考えて、そこから逆算して今何をすべきか考えよう」とよく言われますよね。
もちろんそれができたら良いのだけれど、
「自分が将来何をしたいかなんて分からないよ!」
という君にぴったりな「新しい人生選択の方法」があるって、知っていましたか?
実は日常の「偶然」の出会いが、自分の人生が決まるきっかけとなりうるのです。
今回のモチゼミでは、そんな「新しい人生選択の方法」について、LITALICOジュニアの各教室での指導やLITALICO主催イベント「教育実践フォーラム」の運営などにも携わっていらっしゃる木村彰宏さんに教えていただきます。
こんな人にオススメ
- どうやって自分の進路を決めていけば良いか悩んでいる人
- 教育に興味がある人
- ボランティアなど、他人の手助けをしたいと思っている人
過去のモチゼミ受講者の声
情熱は見つけるものではなく自分で育てるものという言葉が印象に残っています。今後は好奇心を大切にして、まず行動できるようにしたいと思いました。
人は偏見や常識に左右されがちだから、それらから離れて物事を見てみようと思いました。
日々感謝したり、人と人とのつながりのありがたみや今この瞬間の幸せを見出したりできる人になりたいと思いました。
講師 木村彰宏 さん
認定NPO法人 Teach For Japan
株式会社 LITALICO
大学卒業後、岩手県にて復興支援NPOに就職し、子どもたちの学習・居場所づくり支援を行う。
日本の教育課題に対し、一番近い場所で向き合うため教師に。
認定NPO法人Teach For Japanの教師派遣プログラムを介して、奈良市の小学校へ赴任。任期中、心の知性「EQ」育成を主な狙いとしたSocial Emotional Learning をアメリカで学ぶ。
教師派遣の任期を終え、株式会社LITALICOに勤務。
LITALICOジュニアの各教室での指導やLITALICO主催イベント「教育実践フォーラム」の運営などに携わる。
その傍ら、NPO法人Teach For Japanで採用や企業向け研修・学生向け講演などを担当したり、一般社団法人答えのない学校でプログラムのファシリテーターをしたりしている。
- 講座名
- やりたいことがわからない君へ 〜「振り返り」と「偶然」の大切さを学びに行こう〜
- 講師
- 認定NPO法人 Teach For Japan
株式会社 LITALICO
木村彰宏さん - 対象
- モチベーションアカデミア渋谷校・自由が丘校・下北沢校の塾生 ※塾生のご友人、保護者様も参加することができます。
- 開催日時・期間
- 2018年9月23日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
- 開催場所
- モチベーションアカデミア渋谷校
- 定員
- 40名 ※定員となり次第 締め切らせていただきます。 ご了承ください。
- 受講費
- 無料
開催レポート
今回お越しいただいたのは、株式会社LITALICOに勤務しながら、NPO法人Teach For Japanや一般社団法人こたえのない学校でもご活躍されている木村彰宏(きむらあきひろ)さんです。
ご講演は、5、6個の簡単なゲームから始められました!
その中でも特に盛り上がったのが「インパルス」と呼ばれるゲームです。
- 全員で輪になり手を繋ぐ。
- スタートの人を決めて、その人は右手をギュッと握る。
- 左手を握られた人は右手をギュッと握る...という風に、信号を順番に送っていく。
- 1周するタイムを計る。
やったことがある方も多いのではないでしょうか?
これを一回やる度に「どうすればもっとタイムが縮まるかな?」と話し合うことで、タイムを大幅に塗り替えることに成功しました!
これらのアイスブレイクに加え、木村さんの持ち前の明るさも相まって生徒もすっかり打ち解け、とても楽しいものとなりました。
☆気持ち→行動か、行動→気持ちか
よく言われる話ではありますが、楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか。
皆さんはどちらだと思いますか?
多くの人が前者だと考えるかもしれませんが、実際は後者であると科学的に証明されています。
つまり、「【行動】があって【気持ち】が生まれる」ということです。
この話を例に言いたいのは、「まず行動しよう」ということ。
【行動・経験】が疎かだと、何をしたい、という【気持ち】の引き出しが完成しないからです。
☆偶然の出会いを「捕らえに行く」
偶然、と聞くとなんだか軽い印象を受けますが、スタンフォード大学のクランボルツ教授によって提唱された「プランドハプンスタンス(計画的偶発性理論)」によると実は「個人のキャリアの8割は予期しない偶然の出来事によって形成される」といわれているほど、偶然は人生を左右する大きな存在なのです。
つまり偶然との出会いは絶好のチャンス、もしくは転換の時となり得ます。
そんな出会いを逃さないために、又多くの偶然に出会うためには、「積極的な行動」がかかせません。
ここでもやはり「まず行動」の精神が生きてくるのですね。
ちなみにこれは「プランドハプンスタンス」という1999年にスタンフォード大学のクランボルツ教授により提唱された理論に基づいています。
☆振り返り、変容しよう
そしていざ行動してみると、跳ね返ってくる反応があるはずです。
その反応やフィードバックから、人は学びを蓄積し、自分の立ち位置をさぐることができます。
このように、
体験する→気づく→考える→試みる→体験する...のサイクルは、生きる上でも、勉強する上でも非常に大切になってきます。
逆に言うと、経験しても振り返りをしなければ「変容」しないのです。
先ほどの「インパルス」というゲームの中でもなるほど、「振り返り」がタイムを縮める非常に大きな役割を果たしているのがわかりますね。
なお、木村さんはあえて「成長」ではなく「変容」という言葉を使われましたが、それは「成長、という言葉は重く、義務感があるから好きでない」という想いによるものだそうです。
☆変容させるもの、それは...?
変容といっても、具体的に何を変容させることを目的とすれば良いのか。
それはズバリ「チャレンジゾーンを広げること」。
自分にとって「ちょっと勇気がいるな」「大変そうだな」と思うことを、小さなことで良いからやってみる。
それを繰り返していくことで自分の「できる」領域が広がっていくのだ、ということです。
そこで実際、生徒の皆さんには「チャレンジすること」とそれを「いつ始めるか」について考えてもらったところ、
- 「中間試験が終わってから今年中に、もっと他人に触れて自分のしたいことを固める」
- 「教育格差をなくしたいと考えているから、大学生になったら自分でボランティアを立ち上げたい」
などの声が挙げられました。
☆行動の奥には何があるか
しかし、「行動だけを振り返っていては意味がない」と木村さんはおっしゃいます。
なぜならそれは、ある行動の奥には考えが、その奥には感情が、さらにその奥には願いがあるはずだからです。
言い換えれば目に見える行動の部分よりも、根底に潜む心情の部分の方がより本質であると言えます。
自身の変容のために大切なのは感情や願いのレベルまで、きちんと見つめて振り返ることだ、ということです。
参加した生徒からは
- 「振り返りが大事ということを強く感じた。ただ振り返るだけでなく根本的に自分がどうしたかったのか、というところまで振り返り、次の行動に繋げられたら良いなと思った」
- 「とりあえず今はモチゼミなどを通じて、偶然と出会うために自分に合う職業、好きな職業のバリエーションを増やしていきたい」
などの声をいただいております。
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。
個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
結果として、学生生活における勉強や受験だけにとどまらず、自ら抱いた夢に向かって、計画的に、積極的に挑み続ける力が身につきます。
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