創れる人が強い。若さと想像力で戦える世界を考える

 開催日: 2019年3月17日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)

創れる人が強い。若さと想像力で戦える世界を考える
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イベント内容

講師 柴田直人しばたなおとさん

柴田直人

2019年3月のモチゼミは、柴田直人 さんを講師に迎え、「若さや想像力と制作能力があれば若くても世界でも戦えるIT業界」について柴田さんのこれまでの経歴を踏まえてお話していただきます。

講座名
創れる人が強い。若さと想像力で戦える世界を考える
講師
柴田直人さん
対象
モチベーションアカデミア渋谷校・自由が丘校・下北沢校・横浜校の塾生 ※塾生のご友人、保護者様も参加することができます。
開催日時・期間
2019年3月17日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
開催場所
モチベーションアカデミア渋谷校
定員
40名 ※定員となり次第 締め切らせていただきます。 ご了承ください。
受講費
無料

開催レポート

柴田さんについて

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テーマ紹介とアイスブレイク

テーマはITとこれからの働き方について。
なぜITの話を中高生向けにするのか。柴田さんは言いました。
「IT業界では若いみなさまの方が強みを活かせるのではないかと思うからです。その話はこれからしていきます。」
「さて、」柴田さんはここで一つ問いを投げました。
「突然ですが、50年後の世界ってどうなっていると思いますか?」
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生徒たちはグループになって、50年後の世界を考え始めました。
「便利になっていく反面、資源が少なくなるのではないか?」
「仕事する必要がなくなるんじゃないかな??」
生徒たちの意見もなかなか鋭く柴田さんも唸るほどでした。

柴田さんは言いました。
確かに便利になるし問題は発生するかもしれない。でも、それをいい方向に変えていくのがITの仕事かと思います。

柴田さんの価値観の変化について

愛知県の岡崎出身の柴田さんがプログラミングを学び始めることになったのは大学生の頃から。いろんな会社でアプリを作っていました。
そんな中、留学でStanford大学に心理学を学びにいく機会があり、価値観が変わったと言います。

それはなぜか、海外にはいろんな技術や考え方、価値観があったからです。
日本にいるだけでは狭くなってしまい、ダメだと感じた、と言います。

なぜITが若者に適しているか

ITに詳しいのは小さい頃からITに親しんできた若者の方ではないかと柴田さんは考えます。

「例えば、みんなはSNS何を使う?LINEとかだよね、でも僕たちの代はメールだったし、おじさんの時は電話だった。昔は仕事の連絡を手段としてメールをすることは失礼だから電話をしろなんて当たり前だったけど、今ではLINEですら相談できる時代。つまり、時代に応じて価値観やツールが変わってきているんだ。」

WorkShop
「アナログなものがIT化されたものが世の中にどれだけあるか考えてみよう」

時代はテクノロジーを求めている

コミュニケーションを例にすると、昔は壁に絵を書いていたものが文字になって残せるようになり、印刷技術が発達して文字を残す速さが上がり、メールやSkypeの発明によってコミュニケーションの方法が変わりました。そしてこの変化のスピードはどんどん速くなっています。

「つまり、ITの発達により異常なペースで今までの形が変わっている」

柴田さんは言いました。
「ITサービスは、アイデアひとつで誰でも創れる。(これまで作られてきたプログラムと)同じようにプログラミングができれば、アイデアだけで世界で戦える。」
この言葉を受けて、生徒は時代の変化を悲観せず受け止め、この社会でどう生き抜いていくか真剣に考えるようになったように見えました。

ITにおける世界と日本

続いて柴田さんは自らのスマホ画面を見せて、言いました。

「僕のスマホにはたくさんアプリが入っているけど、日本のものはいくつあるかな?」

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↓答え↓

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答えは"3つ"。これだけ日本は遅れている、とのことでした。
日本ではコダックなど一生安泰だと思っていた企業が消えていきました。
今やサンフランシスコのシリコンバレーでできているアプリがほとんどのように世界で戦えるようにならないと厳しい状況があります。

若いみんなへ

IT系の社長は20代ばかりで若さと相性が良く、経験よりもアイデアと創る力が重要になります。そして世界で戦うためには世界のアイデアが必要になります。しかし、世界のアイデアが日本に入ってくるのは2年後と言われており、私たちは日本から海外にアイデアを得に行くしかありません。その点でも留学で海外を知っておくのは大事かもしれません。

続けて柴田さんはアイデアを出すためのWorkShopを二つ続けて行ないました。
「結婚をする人を増やすアイデアを考えてください。」
「こんなアプリあったらほしいなと思うアイデアを考えてください。

アイデアを出す楽しさを身を持って体感した生徒の表情は明るくなり、モチゼミ後にはアイディアの出し方をマスターし、そんな仕事に就く方法を柴田さんと一緒に考えました。結婚を気にするような年齢ではない生徒たちには難しかったようでしたが、後者のアプリに関しては非常に良い意見がいくつも聞けました。(生徒はさすがデジタルネイティブ...アプリに関する知識がすごかった...)

しかし、どの案も実は実現されているものばかりで新しいものを考えるのは難しいようでした。
このWorkShopを通じて柴田さんが伝えたかったことは、アイデアを生み出すことの難しさでした。

アイデアと創る力で勝負できる世界とは言えども、アイデアがなかなか浮かばないことが現実です。そこで柴田さんは僕たちに言いました。

「触れたことのないアイデアを出すことはできない。たくさんの価値観に触れることでアイデアを増やすことができる」

つまり、モチゼミを通じていろんな人の考えを聞くことや、留学に行くことで多様な価値観を感じるなど、いろんな経験を積むことがアイデアに繋がるのでしょう。

改めてモチゼミの重要性を感じることができた場となりました。

まとめ

アイデアは、必ず過去の自分の知識の総和。
だからこそ、多くの価値観を吸収してアイデア力を伸ばしましょう。

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今回は柴田さんにITと若者についてのお話をしてもらいました。ホットでタイムリーなテーマに生徒たちは非常に興味を示しており、終わった後の講演者待機室には質問のために何名もの生徒が並んでいました。

柴田さん、素敵なご講演をありがとうございました!

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これからも素敵なイベントにしていきたいと思っています。
今後とも奮ってご参加ください!

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