2016年5月モチゼミ 宗教とは何のために、誰のためにあるのか

 開催日: 2016年5月

2016年5月モチゼミ 宗教とは何のために、誰のためにあるのか
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イベント内容

2016年5月のモチゼミは株式会社結縁企画代表取締役、天台宗僧侶律師の小野常寛さんに、ご講演いただきました。

小野さんは、早稲田大学卒業後、民間企業への就職、ベンチャー企業への転職を経て、株式会社結縁企画を創業しました。
同時に、天台宗僧侶 律師としても、ご活躍されています。
小野さんに仏教の考えを通して、宗教とは何のために、誰のためにあるのか、ということをお話いただきました。

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例えば、「一切皆苦」という仏教の教え。
これは、全ての物事はうまくいかない、つまり苦しいものだ、という意味を表しています。
また、「諸行無常」という言葉には、全ての物事は諸行無常で、常に変化し・移ろいでいくという意味が込められてます。
この世は、「一切皆苦」で、死や病など、どうすることもできない苦しみはあります。
しかし、「諸行無常」で、世の中は常に変化し、移ろいでいくのだから、目の前のことに執着しすぎないこと、その大切さを説いているようです。

このように、私たちの生活や暮らしに密着し、教訓となり得るような思想が、 仏教には多くあります。それらの思想を通して、宗教的な、仏教的な生き方を考え、学びました。

小野さんの講演を踏まえ、「自分は何のために生きるのか」について、生徒たちに考えてもらいました。
各々、自分なりの生き方を書き、参加者同士で発表し合いました。

参加した生徒からは、

  • 「人生の意味・できかたみたいな物を聞くことができた」
  • 「日本人の考えというものは仏教にもとづいているなと感じた」
  • 「人のためということは自分のためということが分かった」
  • 「神の理解の違いや他人との考えの違いや変わりゆく物を受け入れる術を感じた」

という感想があがりました。

講師 小野常寛おのつねひろ/じょうかんさん

株式会社結縁企画 代表取締役 / 天台宗僧侶 律師
小野常寛

都立国際高等学校卒業。
早稲田大学第二文学部卒業。
高龍山明王院普賢寺四十三代目として生まれる。
大学在学中に比叡山延暦寺にて修行を終え、アメリカに留学し宗教学を学ぶ。
大学卒業後、リンクアンドモチベーショングループ、スタートアップベンチャーを経て僧侶兼事業家として株式会社結縁(けちえん)企画を創業。
「今を生きる人々への仏教を通じて、より多くのご縁の機会をつくり、こころが豊かになる社会をつくる」ことを目指し、寺院経営や寺院における人材交流事業を行っている。
現在、千葉県市川市で「カフェテラス回向院」、東京都大田区で「カフェテラス安詳寺」を運営。
自身のミッションは、「日本の和の仏教を世界とつなげる日本初の『国際的な僧侶』になること」。

講座名
2016年5月モチゼミ 宗教とは何のために、誰のためにあるのか
講師
株式会社結縁企画 代表取締役 / 天台宗僧侶 律師
小野常寛さん
開催日時・期間
2016年5月

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