お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(3)

お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(3)

こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。

前回のメルマガでは、
「やる気タイプ」にはどんなものがあるのかについてご紹介しました。
ここで改めておさらいしておきましょう。

 ・物事への向き合い方
   アタックタイプの人 or レシーブタイプの人

 ・物事の判断の仕方
   シンキングタイプの人 or フィーリングタイプの人

やる気タイプにはこの4つのタイプがあり、2つの軸の掛け合わせで、
例えば「アタックシンキング」の人や、「レシーブフィーリング」の人などがいる、というものでした。

今回のメルマガでは、そのうち、「アタックタイプ」を持つ人が、
具体的にどんな傾向を持っていて、
どんな働きかけをするとやる気が上がりやすいのかについて
ご紹介しようと思います。

アタックタイプの人の特徴は、
「自分で達成したい、成功したい」など向上心の高い人だ、という点にあります。

「自分で達成したい」というのは、「自力で頑張りたい」という側面もありますが、
「自分で目標を決めて達成したい」という側面もあります。

この特徴を踏まえると、
「お子様本人が自分で決める」状況をつくると、やる気が出やすいことが分かりますね。


例えば、
定期テストの得点、志望校の判定、「〇〇クラス」に上がるなどの目標や、
その目標を達成するために、これからどんな勉強を行うのかについて、
本人自身に決めさせて、宣言してもらうことがポイントです。

一方で、これは裏を返せば、
親から「〇〇しなさい」と指示されると、途端にやる気を失ってしまうことを意味します。
こちらから指示するのではなく、アドバイスをしながら、
最終的には本人が決断する状況を作ってあげましょう。


また、勉強をこなす中で「すごいね!」「頑張ってるね!」などと素直に褒めてあげるのも
やる気をアップさせるコツです。
目標達成に向けたお子様自身の努力や頑張りを褒めてあげると良いでしょう。

勉強がうまく進んでない時には、
「あなたならできる!」と、お子様の自己肯定感を高めてあげるのが効果的です。


さらにポイントとしては、「ライバルの存在」を置くことです。

アタックタイプの人は、自分で目標を達成したいという傾向の持ち主なので、
自分一人でも頑張れる人は多くいらっしゃいますが、

「人と競って勝ちたい」という競争心を持っていることも多いので、
ライバルの存在があると、よりやる気が出るきっかけになります。

例えば、「今後のテスト、クラスメイトの〇〇くんと勝負してみたら?」
と話を振るのも良いでしょうし、
今後、集団授業を行なっている学習塾を検討されるのも良いかもしれません。


以上をまとめると、アタックタイプのお子様に働きかけをするポイントは、
 ・勉強の目標や計画を「お子様本人が自分で決める」状況をつくる
 ・「すごいね!」「あなたならできる!」などと自己肯定感を高めてあげる
 ・「ライバルの存在」を置いて、競争心を引き出す
の3つになります。

もしお子様がアタックタイプであれば、
以上の点を意識して働きかけると、
「すれ違い」なくやる気を上げることができるでしょう。


次回のメルマガでは、「物事への向き合い方」のもう一つタイプ、
「レシーブタイプ」について、詳しくご紹介したいと思います。

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