科目別!「キラい」を「好き」に変えるアプローチ術(2)

科目別!「キラい」を「好き」に変えるアプローチ術(2)

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

まだまだ暑さの続く毎日ですが、お元気に過ごされていらっしゃいますでしょうか。
台風による被害に遭われた方もいらっしゃるかもしれません。
心よりお見舞いを申し上げます。


前回の配信からは、
お子様の勉強に対する「キラい」を「好き」に変えるためのアプローチ術
についてご紹介しておりますが、

今回からは、前回の配信でご紹介したお子様の2つのやる気タイプ
「シンキングタイプ」と「フィーリングタイプ」に基づいて、
それぞれのお子様向けに、各科目について、
具体的にどのようなアプローチを取ればいいか、ご紹介したいと思います。

今回取り上げるのは、
苦手意識を持つ人も多くいらっしゃる「英語」です。

シンキングタイプのお子様
物事を分析して考えようとする傾向のあるシンキングタイプのお子様にとっては、
やはり、「英語という言葉のシステムを論理的に考える機会」があるかが重要になります。

英語の勉強として、ひたすら英単語を覚えようとしたり、
ひたすら文法事項を覚えようとする方法をとる人も多いですが、
それだけでは、なかなか「シンキング欲」を満たすことはできません。

例えば英単語であれば、単語の成り立ちに焦点を合わせることが効果的です。
import(輸入する)とexport(輸出する)を、それぞれ別個に覚えるのではなく、
「im=中に」、「ex=外に」、「port=動く」と分解して考えれば、論理的に納得がいくでしょう。

さらに「port=動く」から派生して、「transport=輸送する」...などと派生していけば、
知的な興味を掻き立てながら、語彙を増やしていくことができます。

また英文法についても、単に文法事項を丸暗記するのではなく、
各文法事項のつながりや背景を押さえて、
「なぜそんな意味になるのか?」から理解することで、
シンキングタイプのお子さんでもスッと納得しながら学習を進めることができます。

ポイントは、勉強しなさい!などと「押し付ける」のではなく、
まずは一緒にじっくり「考える機会を作る」になります。


フィーリングタイプのお子様
自分の感性に合い、
楽しめることを好む傾向にあるフィーリングタイプのお子様にとっては、
いかに「英語って楽しい!」と思う瞬間を作れるかが重要になります。

ただ英語の勉強を積み上げていっても、
なかなか「楽しい!」と思える瞬間を作るのは難しいものです。

例えば、お子様の好きな洋楽から一節を取り出し、
それを「例文」として使って、単熟語や文法の勉強に役立てることもできます。
ドラマや映画の一節や、著名人の名言などでもいいでしょう。

そうしてピックアップした英文を、「理屈で理解する」前に、
「感覚的に親しむ」ようなイメージで取り組むと効果的かもしれません。
マーティン・ルーサー・キングJr.の有名な演説、
「I have a dream.~」を、彼になりきって暗唱するなどと言った方法もバカには出来ません。

また、ひたすら単語や文法を暗記するような勉強法に飽きているような場合は、
お子様の感性に合致する異なる勉強法に切り替えてみるというのも手です。

「スピーキング」の要素を取り入れて、アクティビティをしながら学習を進めたり、
リスニング教材を用い、シャドーイングやディクテーションなどを取り入れるのも良いでしょう。

ポイントは、まずはお子様の「好きの範囲」から学習を始めることです。

いかがでしたでしょうか。
お困りのことがございましたら、いつでもご相談ください。

それでは、次回のメルマガもどうぞご期待ください。

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