新学期から見直したい特集(2)「良い質問」のポイントとは?

新学期から見直したい特集(2)「良い質問」のポイントとは?

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

冬休みが明け、各入試の幕が上がり始めました。
コロナの影響もあって例年よりもさらに体調に注意したいこの時期、
皆さまもお健やかに過ごされることを願っています。

さて、前回のメルマガでは、
新学期に向けて改めて見直していただきたい自習の質についてお話ししました。
入試が本格化している時期だからこそ、一番実力に差を生む
「普段の勉強」に引き続きスポットライトを当てたいと思います。

今回のメルマガでは、学校や塾での「質問の仕方」をテーマにお話ししていきます。
「自習の質」を見直したのち、さらに「自習でつまづいたときにどうするか」
についても改めて考え、新学期からの「普段の勉強」の質を高めていきましょう。

ではここで、2つの質問の事例を見て具体的に考えてみます。
例えば「数学のプリントのこの問題がわからないです。」
という聞き方をした場合、この生徒は質問を通じてどんな成長をするでしょうか。

先生に解き方を説明してもらえば、
この問題に関する公式や解き方を理解することはできるでしょう。

一方、同じ問題が解けなかったときに
自分で教科書などを見ながら基本の公式や考え方を復習し、
改めて解いてみてから質問した生徒はどうでしょうか。

おそらく次のような聞き方になるでしょう。
「最初やってみたときはそもそも解き方が見つからなくて、
あとで同じ分野の教科書を復習したのですが、
やっぱりこの問題だとうまく公式が使えなくて解けませんでした。」

さて、この生徒の場合の成長はどうでしょうか。

先の例との最も大きな違いは、
「なぜ解けなかったのかを考える力が育つ」という点です。
まず自分で理解しようと最大限取り組んだ生徒は、
最初に「何ができたら解けるようになるか?」を自分で考えます。

これはまさに、前回のメルマガでお伝えした成果につながるPDCAサイクルの
"Plan"のステップです。

「何ができたら解けるようになるか?」を考える習慣ができてくると、
普段の勉強でも「何ができたらこの科目の学力が上がるか?」を
考えられるようになっていき、前回お伝えした、
成果につながる自習の歯車がまわっていきます。

逆に、「できなかったことはとりあえず先生に持っていく」が習慣化すると、
勉強が1つ1つの問題の解答を覚えることになり、
目的を持たない作業に終始しがちです。

まずは純粋に、「どうしたら解けてたかな?」
と問うてみるところから始めましょう。
難しければ、その質問を先生にしてみてアドバイスをもらってもいいでしょう。

最近は参考書からネット記事、Youtubeにいたるまで
子どもたちの周りには情報がありふれています。
「これを知ってたら」に落とし込めれば自分で解決していくことは
そこまで難しくないことが多いです。
実際、質問に来た生徒に「何がわかってたら解けてた?」
「それってどう調べたらわかりそう?」と声をかけるだけで
解決してしまうことも多くあります。

できるだけ自分で考えてから、
自分のできたことと手伝ってほしいことを伝える。

当たり前のことですが、こうした質問ができるかどうかは
長い目で見たときにお子さんの成長に大きな違いを生みます。

「どうしてできなかったの?」というよりは、
「何がわかればできそう?」と同じ目線で声をかけ、
自分の限界までは取り組んでみるよう背中を押してあげてみてください。

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モチベーションアカデミアでは、
こうした「生徒が自立して有意義な学習をしていけるように」
という考え方で授業や質問対応、面談を行っています。

頑張ってはいるはずなのに伸び悩んでいる、
学校や塾でよく先生に聞きに行っているのにテストでは成果が出ないなど、
お困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

まだまだ新学期が始まったばかりですが、
お子さんが冬休みのゆっくりモードのままで心配な方や
期末試験が見えてきて心配な方もいらっしゃるかと思います。
次回のメルマガでは、
少し遠い目標に向けてやる気を出すにはどうしたらいいか?についてお話しします。

それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。

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