お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(6)
こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。
前回のメルマガでは、「物事の判断の仕方」のうち、
「シンキングタイプ」のお子様への働きかけのコツについて詳しく見ていきました。
今回は、「物事の判断の仕方」のもう一つ、
「フィーリングタイプ」について、ご紹介したいと思います。
ワクワクできるものを好む傾向のあるフィーリングタイプ。
その分、何かをコツコツやり続けるといった単調な作業は
好まないことが多いのが特徴です。
変化を楽しめる性格の持ち主ですので、勉強を促す時にも、
一定時間ごとに違う教科の勉強をしたり、場所や時間帯を変えて勉強するなど、
変化をつけた学習習慣を促すと、やる気は起きやすくなります。
また、好き嫌いがはっきりしていることが多く、
得意な教科と苦手な教科の差が大きくなりがちなのも、注意が必要です。
嫌いな教科の勉強へのやる気を出してもらうには、
嫌いな教科の勉強を、お子様の「好き!」や「楽しい!」の範囲内に置いてあげる
働きかけを行えるかが、ポイントになります。
よくある例としては、英語や社会科の暗記がどうしても嫌いなお子様に、
スマホアプリなど、ゲーム感覚で問題を解きながら覚えられる学習方法を提案することです。
単調な作業になりがちな暗記を少しでも楽しんでできるように、
「こんなのもあるけど、面白そうだからやってみない?」と働きかけてみても良いでしょう。
さらに、自分の感性やアイデアを発揮したい、理解されたいという思いが強いのも、
フィーリングタイプの特徴です。
例えば、ノートの取り方や文房具に対するこだわり、どの問題から先に解くかなど、
お子様それぞれの個性が現れやすいのも、あるあるです。
時には、そのような個性的なアイデアを修正しないといけない時もありますが、
そんな場合でも、まずは「いいアイデアだね!」「〇〇らしくてステキ!」のように、
お子様のアイデアを褒めて、いったん受け入れてあげることが肝心です。
その上で、軌道修正が必要であれば、
お子様のアイデアそのものを否定しないように注意しながら、
「こういうやり方も面白そうじゃない?」と提案してあげましょう。
以上まとめると、フィーリングタイプのお子様への働きかけのポイントは、
・変化をつけた学習習慣を促す
・嫌いな教科の勉強を、お子様の「好き!」の範囲内に置いてあげる
・お子様のアイデアを褒めて、受け入れてあげる
の3つになります。
さて、ここまでのメルマガで、
4つのやる気タイプの特徴と、お子様への働きかけのポイントについて
ご紹介してきました。
全体を通して重要な点は、やはり、
「お子様のやる気タイプを把握して、それに合った働きかけをすること」
これに尽きます。
それを意識すれば、コミュニケーションの中で生まれてしまっていた
親子間のすれ違いを減らしつつ、
お子様のやる気をより引き出しやすくなるでしょう。
しかし、とはいえ難しいのは、
保護者の皆様もまた、ご自身のやる気タイプをお持ちのはずで、
親子でやる気タイプが異なる場合がある、ということです。
次回のメルマガからは、2回に分けて、
親子でやる気タイプが異なる場合の対処法について、ご紹介したいと思います。
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。