お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(4)
こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。
前回のメルマガでは、
アタックタイプのお子様がどんな傾向を持っていて、
どんな働きかけをすればやる気が上がりやすいのかについてご紹介しました。
今回はその続きです。
「物事への向き合い方」のうちのもう一つ、
「レシーブタイプ」について、詳しくご紹介します。
レシーブタイプの人は、自分で目標に向かって頑張るというよりも、
周囲の人のために頑張りたいと思う傾向があります。
今の自分の努力が、誰かのためになっている、
自分が頑張ることで、誰かが喜んでくれているということが実感できると、
やる気がアップしやすいのです。
それを踏まえると、レシーブタイプのお子様に声をかける時は、
アタックタイプのお子様に対してのように、
「すごい!」「頑張って!」と声かけするよりも、
「勉強頑張ってくれてお母さん嬉しい!」、「一生懸命努力してくれて、ありがとうね」のように嬉しさや喜び、感謝の気持ちを伝えると、やる気が上がりやすい傾向にあります。
また、レシーブタイプの人は、
周囲との関係性を大切にしようとする人が多く、良好な関係でいることを重視します。
一人で活動するのは苦手で、友達などみんなと一緒にいると安心するタイプなので、
ご家族もいるリビングで勉強したり、学習塾の自習室で勉強するなど、
「誰かと一緒に勉強する」環境を作ってあげると効果的です。
とはいえ、周囲の人との関係性を重視すると言っても、
アタックタイプの人とは異なり「競争したい」という欲求があるわけではないので、
「〇〇さんに負けないように!」など、競争心を引き出す働きかけは、
あまり効果がないので注意です。
さらに、自分の力で目標を達成しようとするアタックタイプの人よりも、
自分を応援してくれる人や、見守ってくれる人の存在が大きいことが特徴です。
保護者様や学校・塾の先生など、
お子様の学習を見守り、寄り添って応援してくれる存在をつくってあげると、
「その人のために頑張りたい!」という思いから、やる気が上がりやすいのです。
「これだけ頑張ったなら、〇〇先生も喜んでくれそうだね!」
といった声かけも効果的でしょう。
加えて、レシーブタイプのお子様だと、アタックタイプのお子様に比べて、
自分が内心思っていることを積極的に言わない、控えめなお子様も多いので、
「私は味方だよ、一緒に頑張ろう!」という姿勢で、寄り添ってあげるスタンスが
良いと思います。
以上、レシーブタイプのお子様への働きかけのポイントをまとめると、
・お子様の行動や成果に対して、嬉しさや喜び、感謝の気持ちを伝える
・「誰かと一緒に勉強する」環境を作ってあげる
・「私は味方だよ、一緒に頑張ろう!」など、寄り添う姿勢で働きかける
となります。
これまで見てきたように、
アタックタイプとレシーブタイプでは、
お子様にどのように働きかけるべきなのかが大きく異なります。
お子様がどちらのタイプに近いのかを見極めて、
それに合った働きかけを行うことが大切です。
さて、やる気タイプのうち、「物事への向き合い方」の詳しいご紹介は以上になります。
次回のメルマガでは、「物事の判断の仕方」のうち、
「シンキングタイプ」についてご紹介したいと思います。
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。