春休みに日常生活で育むポータブルスキル(3)主張力・傾聴力

春休みに日常生活で育むポータブルスキル(3)主張力・傾聴力

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

子どもたちも春休みを迎え、日ごとに春めいてまいりました。
新しい年度の始まりも見えてくるころとなりましたが、
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

これまでのメルマガでは、2回続けて
「春休みの日常生活で育むポータブルスキル」
をテーマにお話ししてきました。

前回お伝えした「決断力」については、
日常のなかにお子さん自身で決める機会を増やすことが重要でしたね。

さて、春休みのポータブルスキル特集は今回で最終回となります。
今回のメルマガでは、「対人力」、いわゆるコミュニケーション能力
についてお話ししていきたいと思います。

以前のメルマガのなかで対人力についてお話ししたときは、
特に自分の意見を他者にオープンに発信する主張力、
相手の立場に立って耳を傾ける傾聴力について触れました。

「何かを学ぶ」という過程のなかでは
こうしたコミュニケーション能力が非常に重要な役割を持ちます。

相手に自分の不明点を整理して伝えられる生徒や、
相手のアドバイスを最後まで丁寧に聞ける生徒は
総じて成長が速くなります。

大人になったときを考えてみても同じことが言えます。
自分の考えを整理したうえで相談し、
アドバイスに耳を傾けられる人は何事も習得が速いですよね。
成長が速いというだけでなく、誰かとチームで仕事をするうえでも
自分の意見を伝える力と相手の意見をしっかり聞く力を持つ人は有利です。

中高生にも大人にも大切な主張力と傾聴力ですが、
これまでご紹介したポータブルスキルと同様に
実は日常のなかに育つ機会がたくさんあります。
「いろいろな場面で大切になってくる」ということは
「いろいろな場面で練習できる」ということでもあります。

例えば
「塾の先生や兄弟に勉強を教えてもらう」という場面から、
「友達と何をして遊ぶのか決める」場面まで、
相手に自分の意見を伝えたり相手の意見を聞いたりする機会は
日常に溢れています。

コミュニケーション全般は
関係性が離れているほど難しくなると言えます。
まずはお子さんがハードルを感じている部分から
少しずつ背中を押してあげましょう。
もし普段はご家族に勉強を手伝ってもらっているお子さんであれば、
友達や先生に声をかけてみるよう勧めるのもいいでしょう。

また、前回・前々回のメルマガでご紹介したような
「どうしたらできそう?」や「今日は何からやる?」
といった会話のやり取りも
お子さんの主張力、傾聴力が育つ機会になります。

勉強だけでなく生活のスケジュールや
出かける予定について話すときも、
自分の要求を根拠とともに伝える、相手の意見を聞く、
というやり取りには変りません。

他のスキルと同じように、少しずつ「当たり前」の範囲を
広げていくのがポイントです。

「こんなことできて当然」と感じられるような
些細なことでも構いません。
お子さんひとりひとりの状況に合わせて、
「質問するときは理解できていることと教えてほしいことをわける」
「勉強は友達や先生にも聞きに行ける」
「人の話を聞くときは最後まで聞く」
など、主張と傾聴ができる相手や内容の当たり前が広がるよう
日常のなかで声がけをしてみてください。


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もちろん、こうしたコミュニケーションは
ご家庭の中では難しいことも多いかと思います。
親子間だからこそ、思春期の子どもとは
うまく会話のやり取りができない場合もあります。

モチベーションアカデミアでは、
担任がお子さん1人1人と信頼関係を築きながら
毎週の面談でお子さんの成長サポートしています。

どんな言葉をかけていいのかわからない、
会話のやり取りをしているうちにお互い疲れてしまう、
などでお困りの際はお気軽にご相談ください。

それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。

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