お子さんのやる気を上げる!家庭での働きかけ(1)
こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。
花の盛りも慌ただしく過ぎ去り、
いよいよ春も深まってまいりました。
皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
前回までは新学年のスタートということもあり、
「良い目標の立て方」についてご紹介してきました。
これからの時期は、遠くに見えてきた最初の定期試験に向けて
少しずつ準備を進めたいころかと思います。
今回のメルマガからは、
お子さんのやる気を上げるために
保護者はどのように関わったら良いのか、
どのような環境を作ってあげたら良いのかについて、
お伝えしていきたいと思います。
「新しい環境に慣れてきたものの、
逆に緊張感がなくなってきたかも...」
とお困りのご家庭のお力になれれば幸いです。
さて、「やる気を上げるための働きかけ」についてご紹介するにあたり、
まず初めに、そもそも「やる気」とは何なのか、
について押さえておきたいと思います。
「やる気とはいったい何でしょうか?」
いざそう問われると、パッと答えるのは難しいかもしれません。
私たちモチベーションアカデミアでは、「やる気」の正体について、
「モチベーションの公式」と名付けて次のように考えています。
モチベーションの公式
やる気=「やりたい!」(目標の魅力)× 「やれそう!」(達成可能性)×「やらなきゃ」(危機感)
大人目線で考えると、ついついお子さんに対して
「どうして勉強しないんだろう?」というもどかしさを抱えがちですが、
人は危機感だけではやる気を出すのが難しいのです。
やる気は、危機感に加えて
「自分はこれをやりたい!」という感情、
「自分ならやれそう!」という成功の予感が掛け合わさって生まれます。
つまり、やるべき勉強や部活などの努力に対して
お子様の「やる気」を上げるためには、
この「やりたい!」と「やれそう!」を、
上手く刺激してあげることが肝心なのです。
ここで一つ、注意すべきことがあります。
やる気は「やりたい!」、「やれそう」、「やらなきゃ」の
3つの要素の掛け算であるという点です。
つまり、いずれかの要素が小さくなる、あるいはゼロになってしまうと、
やる気が全く起きない、ということになりかねないのです。
具体的に想像してみると、分かりやすいかもしれません。
もともと数学が好き、
かつ、成績もしっかり取らなきゃと思っているお子さんがいたとします。
それでも新しい学年から一気に難しい問題ばかり解こうとして
全く手を付けられなかったら、
本人は途中でやる気を無くしてしまいます(=「やれそう」と思えなくなる)。
また、自分には十分解ける問題だからと言っても、
ほとんど機械的に解ける計算問題だけをずっと続けるとなると、
やはり本人のやる気は削がれてしまいます(=「やりたい」と思えていない)。
周囲の人間からすると、
「どうしてやらなきゃいけないのにやる気が出ないのだろう」
と思ってしまいがちですが、
やる気を上げることを考える上では
「やりたい!」と「やれそう!」の両方を
うまく刺激してあげることが大切なのです。
さて、本題に戻りましょう。
ここまで、やる気の正体=「モチベーションの公式」について確認しました。
では、モチベーションの公式のそれぞれの要素を刺激するにはどうすればいいか。
これが今後のメルマガを通してお伝えしたいと思っているテーマになります。
やる気を上げる「やる気のツボ」は、
実はお子さんの「やる気タイプ」によって異なるのです。
このやる気タイプを見誤って働きかけてしまうと、
「話をしてもやる気が上がらないみたい...」だったり、
「親の言うことを聞いてくれない!」「言えば言うほどケンカになる!」
といったコミュニケーションのズレを生じさせてしまいかねません。
大切なのは、お子様のやる気タイプを見極めて
それに合った働きかけをすることなのです。
次回のメルマガでは、
「やる気タイプ」にはいったいどんな種類があるのか
についてご紹介しようと思います。
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今回ご紹介したように、ひと言で「やる気を引き出す」といっても
お子さんひとりひとりによって適切な働きかけは変ってきます。
モチベーションアカデミアでは、
性格やモチベーションタイプ、目標などを理解した担任が
毎週の面談でひとりひとりのやる気と向き合っています。
ご家庭でお子さんとじっくり話す機会がない、
思春期でなかなか声かけが難しい、
などでお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。
それでは、次回の配信もぜひお楽しみに!
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。
【動画】やる気を高める指導 モチベーションサポートの様子
本動画では、モチベーションアカデミアの最大の特徴であるモチベーションサポートの様子をを紹介します。
独自のやる気対応診断「BRIDGE」で明らかになった「行動タイプ」毎に、モチアカの講師がどのようなコミュニケーションを取っているのか、ぜひご覧ください。