お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(5)

お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(5)

こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。

前回のメルマガでは、
「物事への向き合い方」のうち、レシーブタイプのお子様に対して
どのような働きかけを行えばよいかについてご紹介しました。

今回からは、やる気タイプのもう一つの軸である「物事の判断の仕方」のうち、
「シンキングタイプ」について、詳しくご紹介します。

シンキングタイプの人は、物事を論理的に分析して判断しがちで、
いろんなことを知って、探究したいと思う気持ちが強い傾向にあります。

そのため、シンキングタイプのお子様は、総じて勉強が得意な方が多く、
「ここは誰にも負けない」という得意分野、
時には、マニアックな知識を持っていることがあるのも特徴です。

そんな性格の持ち主だからこそ、
「そんなことまでよく知っているね!」のように、知識や考えを褒めてあげると、
とても喜びます。

一方で、時には、自分の好きなことばかりを調べて、
学校の勉強がおろそかになってしまうお子様がいらっしゃるのも事実です。

そんな時は、学校の勉強に興味を持ってもらうきっかけ作りとして、
お子様の好きな分野を、学校の5教科の学習内容に紐づけてあげるのも手です。

例えば、電車が好きなお子様であれば、
「そもそも電車って、どのような原理で動いているんだろう」のように。

もちろんこのようなアプローチには、教科の専門性が必要になりますので、
個別塾の先生などに、そのような知的好奇心を喚起する指導をお願いするというのも
一つの方法だと思います。

さらに、物事を論理的に考えるクセがあるため、
「なぜそれをやらないといけないのか」という理由のはっきりしないものに対しては、
途端にやる気を失ってしまうことが多いです。

例えば保護者様から、「〇〇をしなさい!」と注意しても、
なぜそれをやらないといけないのかという理由が、お子様の中で納得されていない場合、
どうしても、モチベーションは起きにくくなります。

ですから、シンキングタイプのお子様に何かを促す時には、
その理由や背景とセットで伝えることがとても重要です。


シンキングタイプの人は、どちらかというと「慎重派」で、
勉強など何か物事を進める時には、感覚で突っ走るのではなく、
きちんと計画を立ててから進めようとする傾向にあります。

しかし、一方で、計画的に進めることを気にするあまり、
思うように進まなかったり、計画が失敗することを怖がることが多いです。

計画が思うように運ばなかった時に、
「どうしてできなかったの?」「なぜそうなってしまったの?」などと責められると、
自信を無くしてしまうことが多いという特徴があります。

ですから、ちょっと計画通りにいかなくなったとしても、
責めるニュアンスの声かけをするのではなく、
「あなたならできる!ここから挽回すればいいじゃない!」と、
お子様に自信を持たせるコミュニケーションを心がけましょう。

以上まとめると、シンキングタイプのお子様への働きかけのコツは、
 ・お子様の持っている知識や考えを褒めてあげる
 ・何かを促す時は、理由や背景とセットで伝える
 ・責めるのではなく、お子様に自信を持たせるコミュニケーションをとる
の3つになります。

シンキングタイプのお子様には、
是非上の3つのコツを意識して、働きかけを行なってみてください。

次回のメルマガでは、「物事の判断の仕方」のもう一つ、
「フィーリングタイプ」について、詳しく見ていきたいと思います。

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