お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(8)

お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(8)

こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。

前回のメルマガでは、
「親子でやる気タイプが異なる場合の対処法」として、
親がアタックタイプ、子がレシーブタイプの場合をご紹介しました。


今回は、その続きとして、
親子でやる気タイプが異なるケースを、もう一つご紹介したいと思います。

・「親がフィーリング」で「子がシンキング」の場合
今回ご紹介する組み合わせは、
保護者様がフィーリングで、お子様がシンキングの場合です。

この組み合わせの場合、一番注意したいのは、
保護者様の側が、特に理由や背景を説明することなく、
頭ごなしに(そして時には感情的に)「ダメ!」と否定してしまうことです。

保護者様はもちろん、これまでの人生経験の中で、
「こうした方がいい」「これはしない方がいい」という学びや教訓を
たくさん得て来られたと思います。

それを元にお子様にアドバイスすること自体は何ら問題ないのですが、
その時に、フィーリングタイプの保護者様は、
「なぜこうした方がいいのか」「なぜこうしてはいけないのか」
という理由を言葉にして伝えることなく、
ただ「しなさい!」「ダメ!」と押しつけてしまうことがあります。

シンキングタイプのお子様に対しては、
ちゃんと理由や背景を説明して、納得してもらえる状態を目指すのが、
何よりも重要なのです。

そのためには、
保護者様の側で、思わず発言・注意したくなってしまうのを一旦堪えて、
じっくり冷静に話し合う場を設けることが、ポイントになります。

特に、シンキングタイプのお子様の場合、
「それはおかしいと思う」や「私はこう考えている」と、
自分の意見を説明しようとしてくれることも多いですから、

「また理屈をこねている」と切り捨てずに、
まずはじっくり、どんなことを考えているのか聞いてみることをオススメします。


また、シンキングタイプのお子様は、自分に対する批判や非難に敏感で、
責められるようなコミュニケーションを特に嫌う傾向にあります。

保護者様の側から、「なんでそうしなかったのよ!」などと感情的に責められると、
モチベーションが下がってしまうだけでなく、
「もう何を説明しても無駄だ...」と、会話の窓を閉ざしてしまうことにもなりかねません。

ですから、保護者様の側からは、
感情的に批判・非難するのではなく、
むしろ自信を持たせるコミュニケーションを取ることが、非常に重要になります。

例えば勉強がうまく進まなかったり、テストで良い点が取れなかった時に、
それを一方的に非難しても、お子様のやる気は上がりません。
むしろ逆に、「〇〇ならできる!自信を持って!」と励ます声かけが大切なのです。

ポイントをまとめると、次の2つになります。
 ・思わず注意したくなるのを堪えて、じっくり冷静に話し合う場を設ける
 ・感情的に非難せずに、むしろ自信を持たせるコミュニケーションを取る


いかがだったでしょうか。
保護者の皆様にとって、少し耳の痛い書き方をしてしまったかもしれませんが、
保護者の皆様が、お子様のためを思って、毎日働きかけに苦慮されていることは
私も深く理解しております。

しかしだからこそ、親子の間ですれ違いが生まれてしまうのはもったいない!
お子様の視点に立った、適切な働きかけが必要なのです。

お困りのことがありましたら、いつでも私どもモチベーションアカデミアにご相談ください。
このメルマガが、皆さまのお力になれますと幸いです。

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