学校の勉強でも社会でも必要な「ポータブルスキル」とは?(2)対自分力

学校の勉強でも社会でも必要な「ポータブルスキル」とは?(2)対自分力

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

2月も下旬に差し掛かり、大学受験も山場を迎える時期となりました。
少しずつ春が近づいていますが、
受験生のお子さんがいらっしゃるご家庭は
まだまだ緊張が続いているかと思います。
どうぞお体にお気を付けてお過ごしください。

さて、前回のメルマガでは
社会に出てからも勉強でも様々な場面で重要になる
ポータブルスキルについてお話ししました。
前回特に取り上げたのは
対課題力=目の前の課題を解決していく力、でしたね。

今回はもうひとつのポータブルスキル、
「対自分力=自分の行動や考えをコントロールする力」
についてお伝えしていきます。

前回に引き続き、
勉強の過程で身につく成長についても
注目していただけるようお手伝いできればと思います。

前回のメルマガのなかでは、
「勉強や就活、仕事、家事などは
『目標に向かって必要な行動を積み上げていくこと』と言い換えられ、
そのなかで分析力や計画力が必要になってくる」
とお話ししました。

勉強でも学校生活以外の場面でも、
自分がすべき努力の方向を考える分析力や
長期的な目標を小さく砕いていく計画力は必要になります。

ですが、目標に向かって必要な行動を積み上げるには、
分析力や計画力に加えて
「冒険力=現状の自分には困難に思えることに挑戦する力」
「持続力=ひとつのことを長期間中断せずに取り組む力」
などの"自分の行動や考えをコントロールする力"も重要です。

中高を卒業したあとの資格試験勉強や就職、転職、
あるいは趣味での目標などあらゆる場面で、
「とりあえずここを目指してみよう」
「確実にできるかわからないがいったん挑戦してみよう」
と考えられることはとても大切な能力です。

こうした「冒険力」が高い人は
失敗したとしても何らかの学びを得ることができ、
「次はもっとこうしてみよう」と
成長のサイクルをまわしていくことができます。

ここでさらに、一度自分が挑戦したことを諦めず、
小さなことを長期間コツコツ積み上げていく「持続力」があれば
鬼に金棒です。

これまでのメルマガで、"習慣"というキーワードが
繰り返し登場してきました。
中高の学業で学習習慣の量と質が重要なのと同様に、
大人になってからも読書や運動の習慣、睡眠の習慣などは
日々の積み重ねで大きな変化をもたらします。

どんな些細なことでも、一度決めた行動を
長期間中断せずに取り組める持続力があることは
大人になっても様々な場面で活きる長所だと言えます。

ここまでご紹介した「冒険力」と「持続力」ですが、
中高の勉強や日常のなかで育んでいく機会はたくさんあります。
定期試験でいつもより少しだけ高い目標を掲げてみる
毎日の授業で新しい挑戦をつくってみる
家での手伝いを毎日ひとつ決める
何か取り入れたい小さな生活習慣を決める
など、小さなことで大丈夫です。

まずは、「冒険力」や「持続力」が大切であること、
そしてそれらを育む機会は学校内外での日常に溢れていることに
気づくところから始めていきましょう。

お子さんが学校の勉強などで新しい挑戦ができたとき、
何か些細なことでも決めたことを実行し続けられているときは、
ぜひそうしたプロセスの成長を褒めてあげてください。
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もちろん、こうしたポータブルスキルの成長を
サポートするうえでうまくいかないことも多いかと思います。

お子さんの強みや弱みがわかりにくかったり、
なかなかかける言葉が見つからなかったりということもあるでしょう。

モチベーションアカデミアでは、
毎週の担任による面談でお子さんひとりひとりの
成長にプロとして向き合っていきます。
ご家庭でお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

次回のメルマガでは、ポータブルスキルの3つ目、
「対人力」についてお伝えします。
引き続き、お子さんの成長を様々な観点から見守れるよう
お手伝いできればと思います。

それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。

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