お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(7)

お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(7)

こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。

前回までのメルマガで、4つのやる気タイプがそれぞれどのような特徴を持ち、
やる気をあげる上で、どのように働きかけを行うのが良いのかについて、
ご紹介してきました。

今回のメルマガからは、2回に分けて、特に親子間でのすれ違いが生まれやすい、
「親子でやる気タイプ」が異なる場合、どのように対処すればいいかについて、
ご紹介しようと思います。

・「親がアタック」で「子がレシーブ」の場合

今回のメルマガでは、「親がアタック」で「子がレシーブ」の場合について、
見ていきたいと思います。
この組み合わせは、その逆の組み合わせに比べて、
親子間でのすれ違いが起きやすいのです。


保護者の方がアタックタイプの持ち主で、
お子様がそれとは反対にレシーブタイプを持たれている場合、
特に「目標に対する魅力」について、親子間で大きなズレがあることが多いです。

アタックタイプの保護者様は、「目標を達成したい!」という志向が強く、
自分に対してだけでなく、お子様に対しても、
目標、特に、高い目標を達成することを、強く期待してしまうことがあります。

それはもちろん、お子様のことを考えてのご期待かと思いますが、
レシーブタイプのお子様には、親からの期待が重くのしかかってしまい、
それに耐えられなくなってしまう...というケースがあるのも事実です。

「上を目指して頑張れ!」など、向上心や競争心を煽るような声かけは、
お子様にとっては逆効果になってしまうことがあるので、注意が必要なのです。

向上心を煽るのではなく、
「勉強頑張っててえらいね!お母さんとっても嬉しい」のように、
褒めたり、感謝を伝えるコミュニケーションに切り替えてみましょう。

個人の成長よりも、人との関係性(例えば、親との良好な関係性)に着目してみるのが、
うまくコミュニケーションをとるコツになります。


また、勉強に関して保護者様の側が主導権を持ち過ぎてしまい、
お子様が話しているのを遮って「こうしなきゃダメでしょ?」と注意してしまったり、
「ほら、やっぱりこうしたらできたでしょ」と、親の成果にしてしまうことも見られます。

レシーブタイプのお子様は、強く自己主張をしない、
控え目な性格を持たれていることが多いので、
保護者様のペースに圧倒されて、どんどんやる気を失ってしまうこともあるのです。

ですから、主導権をとってどんどん物事を進めていくのではなく、
じっくりと腰を据えてお子様に寄り添い、お子様が感じていることに耳を傾けることを
オススメします。
まずは、お子様が心の内を話しやすい環境を作ってあげることが、大変重要なのです。


ポイントをまとめると、次の2つになります。
 ・向上心を煽るのではなく、褒めたり、感謝を伝えるコミュニケーションをとる
 ・じっくりと腰を据えてお子様に寄り添い、お子様の声に耳を傾ける

保護者様がお子様にかけるご期待をしっかり実現するためにも、
お子様のやる気タイプに合った形で働きかけを行うのが、重要なのです。


さて、次回のメルマガでは、
親子でやる気タイプが異なるもう一つのパターンについて、ご紹介しようと思います。

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