音楽を聴きながら勉強するのはアリ?

音楽を聴きながら勉強するのはアリ?

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

受験生のお子様は、いよいよ追い込みの時期に入ってきました。
受験生でないお子様も、定期テストなどに向けて
少しずつ勉強を頑張っていらっしゃる方も多いと思います。

新型コロナの影響で、ご家庭での勉強時間が以前よりだいぶ増えた中で、
「家で勉強に集中できてるの...?」と気になっていらっしゃる保護者の方も
多くいらっしゃるかもしれません。

特にご質問いただくことの多いことの一つに、
「音楽を聴きながら勉強してるけど、それって大丈夫?」というものがあります。

はたから見れば、音楽を聴きながら勉強するなんて、
全然集中できていないようにも見えるかもしれません。

実は、音楽を聴きながら勉強することには、メリットとデメリットがあり、
デメリットに注意して音楽をうまく使いこなせば、集中力の維持に対してプラスに働きます。

今回のメルマガでは、
そんな音楽を聴きながら勉強することの効果と、その注意点についてご紹介します。
ぜひお子様への声がけの参考にしてください。

まず、音楽を聴くことのメリットとしては、次のものが挙げられます。

(1)「マスキング効果」で雑音をシャットアウト
人間の耳は、「マスキング」と言って、
ある音に注意を向けている時は、その他の音が聞こえにくくなるという特性があります。
喫茶店でBGMが流れているのも、他の人の話し声をマスキングする効果があります。

例えばご家庭で、生活音や小さいお子様の遊び声などを遮断するために、
音楽をかけて勉強するということは、一定の効果が見込めます。


(2)「アルファ波」でリラックスして集中力を高める
人が安静(リラックス)している時に多く発生している脳波である「アルファ波」の発生を促す音楽を聴くことで、マスキングとは別に、集中力を高める効果も期待できます。
主に、落ち着いたクラシック音楽などが特にアルファ波の発生を促すとされています。


(3)好きな音楽で気分を高揚させる
好きな音楽を聴いて、落ち込んだ気分が回復したという経験をお持ちの方も多いでしょう。
気分が沈んでいてなかなか勉強に集中できない時も、お子様の好きな曲を聞くことで、勉強に対して前向きな気持ちに変えることが見込めます。


一方で、音楽を聴きながら勉強することの注意点は、
やはり「音楽そのものの集中してしまい、逆に勉強に集中できなくなること」です。

特に、日本語の歌がついている音楽だと、
歌詞に乗せられて、音楽に集中が向いてしまうことが多くあります。
また、あまり大音量で音楽をかけたら、勉強に集中できないのは当然です。


そこで、音楽を聴きながら勉強する際は、次のことに注意することをオススメします。

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・通常は、マスキング(1)と集中力向上(2)を兼ねて、
クラシック音楽や静かなジャズ音楽などをかけながら勉強する。
(静か目の洋楽などでもOK!)

・勉強を続けて途中で気分転換したい時や、勉強を始める際に気分を上げたい時(3)は、
自分の好きな曲を聴いて気分転換する。

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このように、音楽をうまく利用することで、
集中を維持して効率よく勉強することができるようになります。

参考にしていただけますと幸いです。


それでは次回のメルマガでお会いしましょう。

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