「モチベーション0」からどうスイッチを入れる?最初の声がけで大切なこと
こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。
今年も暦の上では大寒を迎え、1年で最も寒いとされる時期がやってきました。
皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
年が明けたと思えば学校が始まり、
あっという間に新学期が過ぎていくように感じられるご家庭も多いかもしれません。
大人と子どもでは、時間に対する感覚に差があるものです。
もう間もなく2月を迎え、
親目線では「もう期末試験が見えてきている」と感じつつも、
お子さん自身は「まだまだ先のこと」と捉えていることもあるかと思います。
ご自宅から出る機会が少なくなり、
まだまだお正月気分のお子さんもいらっしゃるかもしれません。
今回のメルマガでは、
本人の中にやる気が芽生えていないタイミングでの、
スイッチを入れる最初の声がけについてお伝えします。
ぜひスイッチを入れるきっかけをつくっていただき、
学校のテストや部活、習い事などいろんな場面で
一足先にスタートダッシュをきれるようになってもらえればと思います。
初めに抑えておきたいのは、
誰しも他者の意見を聞いていきなり考えを変えるのは難しい、ということです。
大人でも、人から励まされるときにいきなり
「〇〇に負けないように」「~という目的につながっていることを思い出そう」
などと言われても、なかなか気持ちにスイッチが入らないかと思います。
大切なのは、「もしかして自分の見方変えた方がいいかも?」と思ってもらうこと、
自分の今の考えが絶対ではないと感じてもらうことです。
そのためには、
「時間」と「空間」を切り替えるのがポイントです。
例えば、「テストはまだ1か月以上も先のことだから勉強しなくて大丈夫」
と思っているお子さんがいたとします。
ここでいきなり
「同じクラスの〇〇くんはもう始めている」
「今から始めればできるから頑張って」
と伝えてみても、なかなか届かないこともあるかと思います。
まだ先のことだから、と思っているお子さんの多くは、
・今目標としているのは1か月ちょっと先の定期試験
・いったんクラスで平均点くらいを取っておけば良い
のような考えが背景にあります。
まずはこうした「そもそも」の部分が
少し揺らぐような言葉をかけてあげましょう。
例えば中学生のお子さんであれば
「そういえば高校とかってどういうところ行きたい?」や
「高校の先ってどんなことしてみたい?」などの声がけをして
時間軸を広げてみましょう。
一度大きく時間軸を広げ、現状の目標設定がもしかしたらそもそも違うかも?
と思うことがとても大事なステップです。
また、
「入試とか考えると学校の内容ってどのくらいできてたらいいのかな」と
視野をクラスから一気に同学年の生徒全体に広げたり、
あるいは「今から努力し始められるって計画性とか忍耐力がすごいよね」と
成績とは違う見方をしてみたり、
空間軸を切り替えてみるのも、
自分の今の考え方が揺らぐきっかけになります。
こうして、
1つの定期試験のスパンで目標を決めていたのが間違ってるかも?
クラス内での成績を考えているだけで本当にいいのかな?
成績のことだけ考えていたけど、1-2週間しか本気になれないってちょっとまずい?
と「そもそも」の考え方に疑いを持つようになったら、
そのあとの声がけがより響くようになります。
逆に言えば、前提が「定期試験単位で考えていれば良い」
「クラス内での順位で考えていれば良い」のままだと、
なかなかやる気を出すのは難しいことです。
「時間」と「空間」の切り替えをうまく使い、
「あれ、このままで良いんだっけ?」と
少しでも揺らぎをつくることがポイントです。
勉強だけでなく、部活などの様々な場面でも同じことが言えます。
頑張ってほしいけどいつもなかなか言葉が届かない、
と感じていらっしゃいましたら、ぜひ一度試してみてください。
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もちろん、こうした声がけが
なかなかうまくいかないときもあるかと思います。
そのお子さんがどんなモチベーションタイプなのか、
どういった理由でやる気が出ないのか、
などをしっかり診断したうえで声がけしていくことも重要です。
モチベーションアカデミアでは、
お子さんのやる気を引き出すため、
毎週担任が生徒ひとりひとりと向き合って面談をしています。
お困りのことがありましたら、ぜひご相談くださいませ。
次回のメルマガでは、やる気を出すための揺らぎを生んだあとに
どんな声がけをしたらよりスイッチが入るのか、についてお伝えします。
それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。
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