お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(2)

お子様のやる気を上げる!家庭での働きかけのポイント(2)

こんにちは。
モチベーションアカデミア代表の柿木です。

前回のメルマガでは、「そもそもやる気とは何なのか」ということについて、
やる気とは、『やりたい!』という気持ち × 「やれそう!」という成功の予感で成り立つものであることをお伝えしました。

今回はその続きとして、
そんな「やりたい!」や「やれそう!」を刺激するやる気のツボは、
お子様の「やる気タイプ」によって異なる!ということを、ご紹介したいと思います。

「人によって、何がやる気の源になるかは異なる」ということ自体は、
皆さんもイメージがつきやすいかと思います。

私たちはこれまで、多くの社会人や学生のモチベーションについて調査してきましたが、
その中で、人のやる気の源には、いくつかのパターンがあることが分かってきたのです。

ずばり、人のやる気タイプは次の2つの軸があり、それぞれの軸でさらに2つのタイプに分かれます。

 ・物事への向き合い方
   アタックタイプの人 or レシーブタイプの人

 ・物事の判断の仕方
   シンキングタイプの人 or フィーリングタイプの人

例えば、ある人の物事への向き合い方は「アタックタイプ」で、
物事の判断の仕方としては「シンキングタイプ」なら、
その人は、「アタックシンキング」のやる気タイプを持っているということになります。

ここで、この2つの軸と4つのタイプが、それぞれどういう傾向を持つものなのかを確認してみましょう。

・「物事への向き合い方」
人が何か物事(学生であれば勉強や部活など)に取り組もう、頑張ろうとする時、
自分のために頑張りたいと思う傾向の強い人と、
誰か他の人(親や先生、チームメイトなど)のために頑張りたいと思う傾向の強い人に
大きく分かれます。

自分が達成したい! 成長したい!という思いが強い人を「アタックタイプ」
誰か他の人のために成功させたい!という思いが強い人を「レシーブタイプ」
と呼んでいます。

・「物事の判断の仕方」
「物事をどのような観点から判断しがちか」という軸もまた、
物事を分析的に捉え、論理的に考えようとする傾向の強い人と、
想像力や自由な発想に基づき、感覚的に捉えようとする傾向の強い人に
大きく分かれます。

「論理的に考えて、合理的で納得できるもの」だとやる気が出やすい人を「シンキングタイプ」
「自分の感性に合致して、ワクワクできるもの」だとやる気が出やすい人を「フィーリングタイプ」と呼んでいます。


この4つのタイプそれぞれで、どういう働きかけをすればやる気が上がるのかという
やる気のツボは異なっています。

ですから、大切なのは、
お子様が一体どの「やる気タイプ」に当てはまるのかをしっかりと把握して、
それに合った適切な働きかけを行うことなのです。

そしてまた肝心なのは、
他ならぬ保護者様にもまた、ご自身のやる気タイプがおありのはずだということです。

ここが、親子のすれ違いを生んでしまう大きな要因になっています。
つまり、保護者様とお子様のやる気タイプが異なる場合に、
保護者様がご自身の考え方として、「こうすればやる気が出るだろう」と思って行なった働きかけが、
実はお子様のやる気タイプには全く合っていないものだった...
ということが、多くあるのです。

ポイントはただ一つ。
「保護者様だとどう思うか」から「お子様だとどう思うか」に視点を変えてみること。
これを意識して、お子様のやる気のツボに合った働きかけを実践してみると、
親子間でのすれ違いは、起きにくくなります。

さて、それでは、それぞれのやる気タイプのお子様には
具体的にどんな傾向があって、どんな働きかけをすればいいのか。

次回のメルマガでは、
まず「物事への向き合い方」のうち、「アタックタイプ」について
詳しく見ていきたいと思います。

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