夏休みの上手な振り返り方について

夏休みの上手な振り返り方について

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

そろそろ夏休みが終わり、学校生活が再開するお子様も多い頃かと思います。
生活のリズムを元に戻して、また元気に学校生活を送られることを願っておりますが、
一方で、お子様の夏休みの生活を振り返ったら、どうだったと言えるでしょうか。

勉強を含め、様々なことを中途半端に終わらせずに達成できる人に共通する特徴の一つは、
やはり「振り返り」をする力です。

やったまま放置するのではなく、やった後でそれがどうだったのかを客観的に振り返り、
次にどんなことを活かすべきなのかをしっかり検討しておくことで、
少しずつ自分自身の「伸び代」を伸ばし続けることができます。

今回の配信では、そんな「夏休みの上手な振り返り方」について、ご紹介しようと思います。

夏休みの勉強を振り返る上で、前提とした持っておきたい考え方があります。
それは、「Good(良かった点)」と「Bad(悪かった点)」ではなく、「Good」と「More(更に伸ばしたい点)」として評価するということです。

ささいな違いに感じられるかもしれませんが、例えば保護者様からお子様に声かけする際も、
「こことここが悪かったね」と言うよりも、「こことここさえ改善すれば次もっと良くなるんじゃない?」と声かけした方が、未来志向で、何よりお子様のモチベーションも下がりにくいでしょう。
お子様はやはり、親からどんな声をかけられるかについて強く気にするものです。
そこをむしろ活かして、「モチベーションが上がる声かけ」を実践することが大事になります。

さて本題ですが、夏休みの振り返りを行うための「観点」としては、次の3つがあります。

(1)目標
当初考えていた夏休みを通しての勉強の「目標」が適切だったかを振り返ります。
「夏休み明けのテスト」など点数目標を置いている場合は、その結果が出次第、
現実離れした目標になっていなかったかや、逆に簡単すぎる目標になっていなかったかを振り返ってみましょう。

(2)計画
(1)の「目標」を実現するために組んでいた勉強「計画」が適切なものだったか、
またその計画通りに実行することができたかを振り返ります。
ポイントとしては、目標を達成しようとして、途中で計画を修正することは全然OKです。
一方で、計画を修正する際に、「先週はダラダラしてしまったから、今週は頑張ろう」というものでは問題があります。ダラダラしてしまったのであれば、「なぜそうなったのか」をしっかりと振り返り、同じような事態が起きないよう対策を講じることが必要です。

(3)内容・方法
(2)の「計画」の中で、勉強しようと思っていた「内容」(どの問題集をやるか等)や、「方法」(その問題集をどのように解いて丸つけ・復習するか等)が、しっかり適切に考えられていたかを振り返ります。「方法」については、曖昧になってしまい、ただ問題集を解いて終わり!になってしまうことも多いので、注意して振り返りたいところです。科目の専門性に関わる内容なので、必要に応じて学校や塾の先生に相談してみましょう。


共通して大切なのは、「なぜそうなったのか?」をしっかり振り返ることです。
「勉強が計画通りに終わらなかった」で止めずに、「じゃあなぜ終わらなかったのか」をしっかり考えることで、次につながる学びを引き出すことできるのです。

この「振り返り」を確実に行うというのは、お子様にとっては案外難しいことです。
適宜周りの大人がフォローしながら行うことが望まれます。

当塾モチベーションアカデミアでは、各科目の振り返り・今後の計画立案はもちろん、
全てに共通するより根本的な「お子様のモチベーションをどう上げるか?」という点から、
お子様のこれまでを分析し、適切な働きかけとカリキュラムを提案させていただくことができます。

「夏休みに乗り切れなかった。せめて新学期からは!」という方は、
是非お気軽に当塾までご連絡ください。


次回以降も、お子様の学習に役立つ記事を配信いたしますので、どうぞご期待ください。

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