新しい挑戦への背中を押すには?変化を促すときに大切にしたいこと

新しい挑戦への背中を押すには?変化を促すときに大切にしたいこと

こんにちは。
モチベーションアカデミア副代表の横山です。

新学期が始まってから約1か月が過ぎ、今年も節分の時期がやってきました。
お子さんはいかがお過ごしでしょうか。

2月とは言えまだまだ寒い日が続き日も短いこの頃、
今年はコロナの影響で外出機会やイベントがなくなり
冬休みからスイッチが切り替わらないお子さんも多いかと思います。

前回のメルマガでは、
そうした「モチベーションが切れている状態での最初の声がけ」
についてお伝えしました。
見ている時間の長さや比べる対象を切り替え、
自分の考えの「そもそも」の部分に揺らぎを与えることがポイントでした。

今回は続編として、揺らぎを与えたあとに意識したい、
気持ちを変化させきるためのコツについてお話ししたいと思います。

これまでのメルマガのなかで、
モチベーションタイプによる声がけの違いや
モチベーションの公式に含まれる要素など、
様々なモチベーションに関するコツをお伝えしてきました。

お子さんがどんなモチベーションタイプなのか、
モチベーションの公式の要素ではどこが欠けているのか、
それぞれのシチュエーションごとでのポイントについてお話ししました。

今回はどんなタイプのお子さんでも参考になる、
人の気持ちにスイッチを入れるときに押さえたいポイントをお伝えします。

重要なのは、「目標の魅力を高めること」と
「挑戦へのハードルを下げる」の2点です。

「目標の魅力を高めること」から具体的に見ていきましょう。
目標の魅力は、モチベーションの公式についてお話しした際にも出てきました。
WILL(やりたい)はCAN(やれそう)とMUST(やらなきゃ)と並んで
モチベーションを生み出す要素のひとつでしたね。

目標の魅力を高める方法はいくつかありますが、
そのひとつが「日常の作業と遠い目標をつなぐこと」です。
捉える時間軸が狭くなりがちな中高生にとっては、
目の前の勉強や部活が魅力的に見えなくなることも多くあります。

そんなとき、
「自分はあの学校に進学したいと思ってたんだった」
「部活でいつかこんな成績を残したいんだ」
などの遠い目標を改めて思い出し、
日常の目の前の努力と結びつけることがスイッチを入れるきっかけになります。

ただ思い出すのではなく、どんな風に目の前の努力が繋がっているか
イメージできることが大切です。
「今のこの努力を積み重ねていけば、、、」というように、
日常の努力から魅力的な遠い目標に梯子を登っていけると
同じ作業でも気持ちの入り方が変わってきます。

また、「安心して挑戦できるようにすること」も大切な観点です。
いくら目標が魅力的でも、
挑戦して成功できるイメージがないことに
労力を払おうと思えないのは、大人にも言えることです。

そんなときには、目標までの道のりを示しておくことが有効です。
先ほどの具体的な努力から抽象的な目標をイメージするのと、
反対方向のステップですね。
魅力的だが一見すると実現が難しい目標を、
少しずつステップに砕いて日常の具体的な作業にしてみる。
目標までの道のりを見えるようにしておくことは、
挑戦へのハードルを下げる第一歩です。

「目標の魅力を高める」と「挑戦へのハードルを下げる」は
それ自体が時間のかかるステップではありません。
少しの手間で長期間頑張れるようにするためのポイントですので、
ぜひ一度お子さんと一緒に取り入れてみてください。
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モチベーションアカデミアでは、
お子さんひとりひとりの性格や目標などに合わせて
毎週担任が面談でモチベーションをサポートしています。

ご家庭だけではうまく目標に向けて走り出せないこともあるかと思います。
お困りのことがありましたらぜひご相談くださいませ。

次回のメルマガでは、続編として
引き出したモチベーションを長く続かせるためには?
についてお伝えします。

それでは、次回のメルマガでお会いしましょう。

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