この数学将来役立つの?文系でも数学を勉強する意義はある?

数学1A学習のすすめ
この数学将来役立つの?文系でも数学を勉強する意義はある?

文系の高校生です。高校で数学を学ぶ意義はどのようなものがあるのでしょうか?
虚数や三角関数、微積分を学んでも将来どのように役立つのかがいまいちイメージできません。

高校で必ず扱われる科目である数学ですが、理系では将来の仕事で役に立つイメージが強いものの、文系では学ぶ意味があるのか疑問にもつことがよくあると思います。
しかし、数学で鍛えられる能力は文系理系関係なく社会で大いに役立つものです。
本記事では、数学を学ぶことで身に付く能力をもとに数学を勉強する意義について紹介します。

数学といえば、みなさんはどのようなイメージを持っているでしょうか?
「パズル感覚で問題を解くのが楽しい」などのポジティブな印象を持つ生徒もいれば、「難しい定理や公式を使って将来役に立つのかも分からない問題を解く」「虚数や三角関数、微積分などが難しくてよくわからない」などのネガティブな印象を持っている生徒は少なくないかと思います。
特に、「数学は理系だけが学べばいい。文系は数学を学んだところで将来役に立たない」などの考えもよく耳にします。
しかし、この考え方は非常にもったいないです。文系においても経済学や商学を学ぶ際には数字や数式を扱う機会がたくさんあります。
また、たとえ数式を直接扱わないとしても、数学で身に付く能力はあらゆる場面で役立ちます。
普段学校で授業をしている限りでは、定理や公式を理解したり問題を解くと言った点に注目しがちですが、数学を学ぶことで身に付く力は単に「虚数や三角関数などが分かるようになる」「入試で問題が解けるようになる」という限定的な能力だけではありません。
より本質的な部分に注力すると、数学を通して「論理的な思考力」「問題を解決する力」「数字・データに対峙する力」の3つの力を鍛えることができます。
これらの能力は文系理系関係なく、社会人の誰しもに役立つ力です。以下、それぞれ解説していきます。

論理的思考力を鍛えられる

論理的思考力とは、「必要な情報を読み取り、それらをもとに筋道を立てて考える力」です。
社会人として仕事をする中では、相手の言葉を正しく理解したり自分の考えを正しく伝えなければならないことがたくさんあります。
また、企画や報告を文章にまとめる際にも、筋道の通った文章を書く能力が求められます。
これらの業務を円滑に行うためには論理的思考力が必要となります。数学を学ぶことは、この論理的思考力を鍛える上では非常に効率的です。
なぜならば、数学は論理の筋道の正しさを非常に重視する学問であるからです。
数学の勉強を通して、問題文にある条件や仮定を整理し、用いるべき定理や公式を絞り出して解答への道筋を立て、最後にそれらを文章にまとめるという流れを繰り返すことで、論理的思考力を効果的に鍛えることができます。

問題解決能力を鍛えられる

実社会で直面する問題の多くは決まった答えのない問題です。
たとえば、社会人で仕事をする中で「売上を上げろ」「原価を押さえろ」などの問題に対峙しなければならない際、解決には様々な方法が考えられます。
しかし、これらの問題を考える上でも「売り上げが上がっていない理由は何か」「原価の内訳はどうなっているか」などの情報分析をもとに、論理的思考によって解決案を考案することになります。
よく「社会で直面するのは決まった答えのない問題ばかりだから、学校で学ぶような答えのある問題ばかりができても意味がない」という論説がありますが、決してそのようなことはありません。答えのない問題が解けるようになるためには、まず答えのある問題を解けるようになる必要があるからです。
答えのない問題を考える際も、答えのある問題で用いる手法が応用できる場面がたくさんあります。
数学の問題演習を通して答えのある問題に対する問題解決力を養うことは、実社会の答えのない問題の解決においても大いに役立ちます。

数字・データに強くなる

社会人として仕事をしていく上で、多くの職業では売上・利益・客単価などの様々な数字について考える機会があります。
これらの数字を扱う上では、それぞれの数字がどのように関係しているかについて理解できる力をつけておくのが大切です。
数学での勉強を通して計算や文字式の扱いに慣れておくと、実社会で数字を扱う場面でもすぐに慣れることができます。
また、近年では市場や顧客などに関する様々な情報がデータとして蓄積・活用され始めており、学校教育でもデータサイエンスを取り入れる動きが見られており、データを読み解いたり扱う能力の重要性が上がっています。
数学(特に確率や統計)での学びを通して、データの間の関係を紐解いたりデータから新しい結論を導き出す力を身につけることができます。

以上のように、数学を通して鍛えられる能力は、文系理系関係なく社会で役立つものがたくさんあります。たとえ虚数や三角関数、微積分などを直接使わないとしても、数学ならではの考え方は様々な場面で応用できます。
今後数学を学ぶ際には、上記の事項を意識するとより有意義な学びが得られるでしょう。
本記事を通して数学の学びに興味を持った方は、数学の勉強法についてまとめた記事もアップされているので、是非ご参照ください。

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