カラフルなノートはだめ?ノートの色分けの仕方・良いノートの取り方を教えてください。

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カラフルなノートはだめ?ノートの色分けの仕方・良いノートの取り方を教えてください。

私は色ペンを使うのが好きで、ついついノートがカラフルになってしまいます。
でも、よく「頭のいい人は色を使わない」とか聞くので、あまり良くないのかな、と思いました。
カラフルなノートはよくないのでしょうか?また、良い色分けの仕方などがあれば教えてください。

みなさんは、どのようにノートを取っていますか?
もしかしたら、「ノートの取り方なんて意識したことない...板書をそのまま写してる」という人もいるかもしれません。
しかし、実はノートの取り方にもコツがあります。ノートをうまくとることができれば、勉強効率が一気に上がりますし、逆に下手なノートの取り方をしていると、成績はなかなか上がりません。昔「東大生のノートは美しい」という本がブームになりましたが、実際ノートの美しさと成績には相関関係があります。
では、「いいノートの取り方」とはどのようなものでしょうか?
質問者さんのように、色ペンをたくさん使うのはよくないのでしょうか?

【目次】
  1. ノートの2原則
    1-1.色ペンは3色まで!
    1-2.字は大きく、たっぷり使う!
  2. 効率のいいノートの取り方
    2-1.数学は「フローチャート」を作れ!
    2-2.暗記・論述科目は「ディレクトリノート」で突破する!

1.ノートの2原則
美しく効率のいいノートを取るためには、2つの原則があります。

1-1.色ペンは3色まで!

早速質問者の回答にこたえることから始めましょう。
色ペンは沢山使いすぎるのも、使わないのも非効率。1番いいのは赤・青・緑の3色です。
色ペンを使う最大のメリットは「分類」にあります。赤は重要事項、青は補足事項、緑は発展事項、のような使い分けをすることで、「どこから覚えればいいのか」をはっきりさせられることが色ペンを使う大きなメリットです。
しかし、色が多すぎると見づらくなり、また「この色ってどういうやつだっけ?」ともなるため、重要事項の把握がしにくくなってしまいます。
だから色ペンは3色がベスト。
マーカーも同じです。

1-2.字は大きく、たっぷり使う!

時々ものすごく小さな字でノートを書いている人がいますが、これもダメ。
字は大きく、ノートを開いたらすぐにそれぞれの字が読めるぐらい大きく書きましょう。
小さな字を読みながら勉強することはストレスにつながります。ストレスをできるだけ排除し、勉強に集中できるノートを作りましょう。

2.効率のいいノートの取り方

上記の2原則を踏まえて、ここからはおすすめのノートの取り方を書いていきます。

2-1.数学は「フローチャート」を作れ!

皆さん、数学のノートってどのように取ってますか?
え、先生が板書した解答を写すだけ?それじゃあ効率のいいノートの取り方とは言えません。
数学のおすすめのノートの取り方は、
「まず板書を写す→その問題の考え方をフローチャートにしてまとめる」
です!

数学は実は「答え」よりも「考え方」を理解することが大事。
問題の答えを見て「ふーん」というだけでは、なかなか成績は上がりません。
そこでおすすめなのがフローチャートの作成です。
これは、問題の考え方を矢印などを使って整理し、見やすくしたもの。
たとえば、ある問題に対してAという公式を使うと、Bという数字が出てきた。そこから、CとDという公式が使えそうだ。しかしCという公式はEという理由で使えない。そこでDを使ったところ、Eという答えが出てきた。
これをフローチャート化すると以下のようになります。
「Aを使う→Bが出てくる→CとDが使えそう→CはEという理由で使えない→Dを使う→Eが出てくる」

こうすることで問題の考え方が一気に見えるようになり、非常に復習がしやすくなります。
これ、本当におすすめです!

2-2.暗記・論述科目は「ディレクトリノート」で突破する!

皆さん、「ディレクトリ」という言葉を聞いたことはありますか?
これはもともと「住所録」の意味で、そこから転じてコンピュータ上で管理情報やその情報の記録などを表す言葉として使われています。
ディレクトリの中は階層状態になっており、フォルダの中にフォルダがたくさん入っているような状態になっています。
ディレクトリノートとは、このディレクトリのように覚えるべき事項の重要度を分類し、階層状態にして書くことで、重要事項を一気に見やすくしたノート。暗記が必要な社会科目や、論述が必要な現代文の復習で絶大な効果を発揮するノートの取り方です。
1番重要な事項を最初に書き、そこから付随する形でその事項の説明や補足などを書いていきます。
例えば、戦国時代の到来を告げる出来事として、「応仁の乱」についてノートをまとめてみると、こんな感じ。

「ディレクトリノート」のイメージ

こうすると、暗記の際にひもづけて覚えられるだけでなく、論述の際にどれを書けばいいのかもわかりやすくなります。
日本史の論述でこのノートの取り方を試したところ、論述で何を書けばいいか、どれを覚えればいいかが明確になり、日本史を初めてたった半年で偏差値が70台に上がった生徒までいます。
効果は絶大です。ぜひお試しください。

以上、効率のいいノートの取り方をお伝えしました。
皆さんもしっかりノートを取って、勉強に弾みをつけていきましょう!

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また「対話型授業」を通して勉強への抵抗感を和らげ、前向きに学習に取り組む環境を整えるとともに、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
この2つの「勉強の仕方」と「学習習慣」を獲得することで、効率的な成績向上を図ります。

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