
00:00 総合型選抜の自己分析はどうやる?
00:26 【自己分析】重要ポイント3選
00:44 「①体験を書き出す」とはどういうこと?
05:11 「②反省をする」とはどういうこと?
08:14 「③内省をする」とはどういうこと?
モチベーションアカデミアの吉野謹也が、中高生の保護者の悩みにお答えする番組「きんや先生のズバッと解決!」をお届けします。
※以下は動画をAI要約したものです。より具体的な内容は動画をご視聴ください。
【総合型選抜】自己分析ってどうやるの?合格に近づく3つの簡単ステップを徹底解説!
「総合型選抜(AO入試)で大学に行きたい!」
「でも、そのために必要な『自己分析』って、何から始めたらいいんだろう...?」
そんな悩みを抱えている中学生・高校生のみなさん、こんにちは!
総合型選抜の準備を始めようとすると、必ず出てくるのが「自己分析」というキーワード。自分のことを分析するなんて、なんだか難しそうに聞こえますよね。
でも大丈夫!実は、自己分析は3つの簡単なステップに沿って進めることで、誰でもできるようになります。この記事では、総合型選抜を乗り越えるだけでなく、これからの自分の人生を豊かにするための「自己分析」のやり方を、分かりやすく解説していきます。
自己分析を進めるための3つのステップ
まずは、自己分析の全体像をつかみましょう。手順はたったの3つです。
- 1. 体験を書き出す
- 2. 反省してみる
- 3. 内省してみる
「反省って、ダメだったところを思い出して落ち込むこと?」「内省って初めて聞いたけど、何をするの?」といろいろな疑問が浮かぶかもしれませんね。一つひとつのステップを、これからじっくり説明していくので安心してください。
なぜ自己分析が必要なの?本当の目的を知ろう
ステップに入る前に、とても大切な話をします。それは「自己分析って、何のためにするの?」ということです。
もちろん、受験に合格するため、というのも一つの目的です。でも、それだけではありません。
総合型選抜は、みなさんが大学から一方的に選ばれる場ではなく、みなさんと大学が「お互いに選び合う」場なんです。大学の先生たちも、「この生徒は本当にうちの大学で学びたいと思ってくれているだろうか?」と少し不安に思っています。
だからこそ、「自分はこういう人間で、こういうことに興味があって、だからこの大学で学びたいんです!」と、自分の言葉でしっかり伝えられることが重要になります。自分のことを客観的に理解している人の言葉には、相手を安心させ、納得させる力があります。
自己分析は、受験のためだけじゃなく、自分が本当に納得できる道を選ぶためのコンパスを手に入れる作業だと思ってください。この目的意識がずれてしまうと、うわべだけの言葉を並べた志望理由書になってしまいます。
【ステップ1】体験を書き出す
それでは、最初のステップ「体験を書き出す」から始めていきましょう。これは、生まれてから今までの自分の人生を、一つひとつ思い返して書き出していく作業です。「自分史」を作るイメージですね。
小学校、中学校、高校と時代ごとに区切ったり、学年ごとに思い出せる出来事を書き出してみましょう。
POINT:5W1Hで出来事を具体的にする
出来事を思い出すときは、「5W1H」を意識すると、より具体的に書き出すことができます。
- When(いつ): 何歳のとき?小学生?中学生?
- Where(どこで): 学校で?家で?部活で?
- Who(誰が): 自分と誰が?(登場人物)
- What(何を): 何をした?どんな出来事があった?
- Why(なぜ): その出来事が起こった背景は?
- How(どのように): その時、自分は何を考えていた?どう感じた?
【例:いじめの目撃】
小学校高学年のとき、学校の教室で、仲の良かった友達が仲間外れにされているのを見ました。その子はいつも元気で明るい人気者だったのに、その日、教室に入るとその子の机だけがなくて、とても悲しそうな顔をしていました。
僕はそばで見ていて「大丈夫?」と声をかけようと思ったけど、もし声をかけたら、次は自分がいじめのターゲットになるかもしれないと思って怖くなり、結局何もできませんでした。その子が一日中つらい顔をしているのを、ただ見ていることしかできなかった、あの時の教室の光景が今でも忘れられません。
このように、頭の中にある光景を言葉にしていくイメージです。
どんな出来事を書けばいいか迷ったら、「感情が大きく動いた経験」に注目してください。
- 生徒会に立候補したチャレンジ
- 部活の大会で悔し涙を流した経験
- 友達とケンカして、仲直りした時の安堵感
嬉しかったこと、悔しかったこと、悲しかったこと、ワクワクしたことなど、あなたの心が揺れ動いた経験なら、どんな些細なことでも大丈夫です。まずは、たくさんの体験を書き出してみましょう。
【ステップ2】反省してみよう
体験を書き出したら、次は「反省」のステップです。
ここで言う「反省」とは、「あの時の自分はダメだったな...」と落ち込むことではありません。目的は、その出来事が「なぜ」起こったのか、その「原因」と「結果」を整理することです。
先ほどのいじめの例で考えてみましょう。
「なぜ、自分は友達に声をかけられなかったんだろう?」
この問いの答え(原因)を考えてみます。
- 次に自分がターゲットになるのが怖かったから。
- いじめている子たちとも仲が良かったから、関係が壊れるのが嫌だったから。
- あれがいじめなのか、ただのイジリなのか分からなかったから。
このように、いろいろな要因が考えられますよね。それを書き出してみるのです。
POINT:変えられたことと、変えられなかったことを分ける
原因と結果を整理するとき、「もし、あの時に戻れるなら変えられたこと」と「どうしようもなかったこと(変えられなかったこと)」を分けて考えるのがポイントです。
- 変えられたこと: 「勇気を出して声をかける」という行動
- 変えられなかったこと: 「怖い」と感じた自分の感情、友達の机が無くされたという事実
「怖い」という感情は自然なものだし、起こってしまった事実を無かったことにはできません。変えられないことで自分を責める必要は全くないのです。
このステップでは、「あの時の自分は、こんなことを考えて、こんな風に感じていたんだな」と、当時の自分を客観的に見つめ直すことが大切です。そうすることで、自分の価値観や大切にしていることが少しずつ見えてきます。
【ステップ3】内省してみよう
最後のステップが「内省」です。これは、ステップ2の「反省」から、さらに一歩進んで「学び」につなげていく作業です。
「内省」という言葉は少し難しいかもしれませんが、「その経験が、その後の自分にどう繋がったのか?」を考えることだと思ってください。
いじめの例で続けます。
小学校の時に友達を助けられなかった悔しい経験。その経験は、そこで終わりではありません。
あの時の悔しさがあったから、高校生になったとき、クラスで孤立しそうな子がいたら、「大丈夫?」と自然に声をかけられる自分になっていた。あの経験があったからこそ、今度は勇気を出せたんだ。
このように、過去の経験が今の自分の行動につながっていることがあります。これが「学び」です。
この「学び」を繰り返していくと、自分の中に眠っている「法則」や「正義感」が見えてきます。
- 「自分は、力のない人が集団によって傷つけられる状況が、どうしても許せない人間なんだ」
- 「努力した人が、正当に評価されないのはおかしいと感じるんだ」
こうした自分だけの「譲れない価値観」や「判断基準」を言葉にしていくことが、内省のゴールです。これを「一般化」するとも言えます。
POINT:「なぜ?」を5回繰り返してみよう
「なぜ?」を深掘りしていくと、物事の本質にたどり着きやすくなります。有名なトヨタ自動車には、「なぜを5回繰り返せ」という考え方があるそうです。
「なぜ、あの時声をかけられなかったの?」→「怖かったから」
「なぜ、怖かったの?」→「嫌われる経験をしたトラウマがあったから」
「なぜ、嫌われるのがそんなに嫌なの?」→「両親に『誰とでも仲良くしなさい』と言われて育ったから」
...というように、「なぜ?」を繰り返していくと、自分の奥底にある価値観や考え方の根本にたどり着くことができます。
自己分析を成功させるためのコツ
この3つのステップは、実はレベル分けされているわけではありませんが、「内省」は少し難しいかもしれません。でも、訓練すれば誰でもできるようになります。
最後に、自己分析をスムーズに進めるためのコツを2つ紹介します。
- 何でもいいから書き出してみる
大学ノートの見開き2ページに小学生時代、次のページに中学生時代...というように、とにかく手を動かしてみましょう。モチベーションの上がり下がりを折れ線グラフで書いてみて、グラフが下がっている時に何があったか思い出す、という方法もおすすめです。 - 誰かに話してみる
反省や内省は、頭の中だけでやろうとすると行き詰まってしまうことがあります。そんな時は、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
理想的な相手は、あなたの話を否定せず、「なるほど」「あなたはそう感じたんだね」と受け止めてくれる人です。親友や、部活の顧問の先生、ご家族など、安心して話せる相手に聞いてもらうことで、自分でも気づかなかった自分の考えにハッとさせられることがあります。
まとめ
今回は、総合型選抜を突破するために欠かせない「自己分析」の3つのステップについて解説しました。
- 体験を書き出す: 感情が動いた出来事を5W1Hで具体的に書き出す。
- 反省する: 出来事の原因と結果を整理し、当時の自分の思考や感情を見つめ直す。
- 内省する: 反省から得た学びを、その後の自分の行動や価値観に繋げていく。
この3つのステップを丁寧に行うことで、「なぜ今の自分が出来上がったのか」をストーリーとして語れるようになります。それは、誰にも真似できない、あなただけの強力な武器です。
説得力のある志望理由書や、自信を持った面接は、すべてこの深い自己分析の上に成り立っています。
自己分析は、受験のためだけでなく、これからの人生であなたが何かを選び、決断していく上で、ずっとあなたを支えてくれる力になります。ぜひ、今日からノートとペンを用意して、自分と向き合う時間を作ってみてください。
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