【2025年最新】東大国語 第4問が難しすぎる!?その特徴と対策を徹底解説

【2025年最新】東大国語 第4問が難しすぎる!?その特徴と対策を徹底解説

00:13 本動画の導入
01:40 なぜ魔の第4問なのか?
03:54 史上初の小説が出題された
05:23 (ⅰ)第4問(一)の3つのポイント
07:49 (ⅱ)第4問の本文を追ってみよう
11:30 (ⅲ)第4問(一)の解説
17:35 模範解答
18:22 本動画のまとめ

モチベーションアカデミアの松尾祐輝が、2025年度東大国語の試験の第4問を解説します。

※以下は動画をAI要約したものです。より具体的な内容は動画をご視聴ください。

こんにちは、モチベーションアカデミアの松尾です。
今回は「2025年度の東京大学入試・国語 第4問」に注目し、その異例とも言える内容と、解く上でのポイントについて解説していきます。東大を目指す方はもちろん、「東大の国語ってどんな問題が出るの?」という興味を持つ中高生や保護者の方にも、わかりやすくお届けします。

東大国語・第4問とは?他の問題とどう違うの?

文系のみが対象の第4問は、120点満点のうち20点の配点とされています。一見「そんなに比重は高くない」と思いがちですが、東大入試では1点の差が命取りになることも。時間制限の中で記述式の問題をしっかり得点するためには、この第4問も無視できません。

特徴的なのは、出題される文章のジャンル。多くの場合は「随筆(エッセイ)」が選ばれ、筆者の感覚的な気づきや思考を、抽象的な文体で綴ったものが多く登場します。このため、情報の整理や筆者の意図をつかむのが非常に難しいのです。

2025年東大国語 第4問はまさかの「小説」出題!?

今年(2025年度)は、この第4問に大きな変化がありました。なんと史上初、小説が出題されたのです(※2000年以降の現行形式において)。

とはいえ、内容の難しさは随筆と変わらず、会話や登場人物の描写がある分、読みやすそうに見えるものの、本質的には非常に抽象的で複雑でした。単に「読む」だけでは得点できず、「内容を構造的に把握し、記述として表現する力」が強く求められます。

傍線部にヒントがない!?設問の解きづらさとは

今年の第4問を特に難しくしていたのが、「傍線部の担当範囲」が曖昧だった点です。

通常、現代文の問題では「この問いはこの段落を中心に読めば解ける」といった"該当範囲"がある程度明確です。しかし今回の問題では、文章の冒頭から終盤に至るまで、広範囲から情報を集めて整理する必要がありました。

つまり、「どの要素を拾い、どう組み立てるか」が試される難問だったのです。

回答作成のハードル:自分の言葉で"的確に"書けるか

東大国語の記述問題では、単に本文中の言葉を組み合わせれば正解になる、というわけではありません。重要なのは「本文の内容に基づきつつ、自分の表現で要点をまとめる力」です。

今回の問題もまさにそれが問われました。記述の内容を理解していても、表現が不十分であれば得点にはつながりません。文章の意味をきちんと整理し、「一番ふさわしい言葉」で答える力が問われたのです。

問題のあらすじ:小説の背景と登場人物の関係性

今回の小説は、主人公・順吉とその妻が、苗木を売りにくる小柄な男・伊志野剛直との関わりを描いた物語。2年間にわたり、順吉夫婦は彼から小さな苗木ばかりを購入してきました。ところがある日、大きな木が欲しくなり、別の本職の植木屋に発注することに。

そのとき順吉は「伊志野剛直に気の毒な思いをさせるかもしれない」と感じます。この心情の理由を読み解くのが設問のテーマでした。

解答作成に必要な要素とは?

この心情を説明するには、複数の文章中の要素を拾って整理する必要がありました:

  • 新たに発注した金額が、伊志野剛直に2年間で支払った総額の倍だった
  • 伊志野剛直が順吉夫婦に親しみを感じて接していた
  • 伊志野剛直の話し方や仕事ぶりから、誠実さ・格式高さが感じられた
  • 伊志野剛直には、高木を提供できない事情があるようだった(目を伏せるなどの描写)
  • 物語の最後に、順吉が"裏切ったような思い"を抱いたことが明確に記されていた

これらを組み合わせて、自分の言葉で簡潔にまとめる必要があります。

模範解答例:東大レベルの記述とは

実際の解答例を見てみましょう(84字):

(要素①)本職の植木屋への多額の発注は、(要素④)伊志野にも苗木しか持ってこられない事情があるだろう中で、(要素②)この2年間の彼の自分達夫婦に寄せる親しみと、(要素③①)実直な仕事ぶりを(要素⑤)裏切ることになるから。

単に文章を読めるだけでは到達できない、細やかな読み取り力と表現力が問われています。

まとめ:東大国語を通して身につけるべき力

2025年の第4問は、小説形式ながら非常に高度な抽象性を持ち、情報の整理力・表現力が強く求められるものでした。

これは東大志望者に限らず、難関大学を目指す全ての受験生に共通する課題です。

  • 記述問題では、「本文の整理」と「表現力」の両方が求められる
  • 該当範囲が曖昧な場合もあるため、文章全体の構造をつかむ力が重要
  • 解答は、添削やフィードバックを受けながら鍛えていくことが不可欠

モチベーションアカデミアでは、こうした記述力を伸ばす丁寧な指導を行っています。国語に不安がある方、難関校を目指している方は、ぜひ学習相談にお越しください。

以上、ご視聴ありがとうございました。

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