勉強内容につまずき自信を失ってしまっている...自信を取り戻させるには?

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勉強内容につまずき自信を失ってしまっている...自信を取り戻させるには?

中学受験で合格し入学した学校では、英語の授業がオールイングリッシュで文法からつまずいてしまい、他の科目もついていけていない状況です。
子供は「自分は出来ない」と全てに対して自信を喪失しているので、「やれば出来る」と自信を取り戻し、大学受験に臨めるようにしたいと思っています。

中学校や高校に上がるタイミングでは、学習内容のレベルが一気に上がり、勉強についていけなくなってしまうお子様は多くいらっしゃいます。
特に御相談のように、オールイングリッシュ授業など、学校独自の発展的なカリキュラムが組まれている場合には、科目の基礎事項の部分で抜け漏れが出やすく、成績も伸び悩みがちです。
この記事では、勉強につまずいているお子様が自信を取り戻すにはどういうアプローチをすれば良いか、ご紹介いたします。

1.「自信」は何から生まれるか?

「成功体験」の好循環をいかに生み出すか

まず、勉強に限らず、部活や習い事などでも、どのような状況にあればお子様が「自信」を持つようになるかについて考えてみましょう。
人が何か物事に対して「自信」を持つ時、そこにはどのような形であれ、お子様の「成功体験」があると思われます。
「英単語を覚えることができた!」、「今日も計画通りに勉強を進めることができた!」などといった成功体験を積み上げることで、お子様の勉強に対する自信はどんどん上がっていくでしょう。

ここで大事なのは、お子様の勉強での頑張りが「成功体験」だと言えるためには、事前に目標を設定しておく必要があるということです。
例えば今週英単語を50個覚えることができたとしても、それが「成功」体験になるためには、事前に「今週は英単語を50個覚えるぞ!」という目標を立てておく必要があります。
そうでないと、果たしてこの50個覚えられたという頑張りが、自分は「頑張れた」と言えるのか、最終的な目標に対して良いペースなのか、分かりづらくなってしまいます。
ですから、まずはしっかりと勉強目標を立て、それが達成されればちゃんと褒めて伸ばす。
達成できたなら、また新しい目標を立てる......この成功体験の好循環を生み出すことがカギとなります。

2.「何をすればいいか?」を明確に把握する

「もう出来ること」と「これから伸ばすこと」を明確に

そのような成功体験の好循環のために必要な目標設定ですが、目標を設定する際のポイントを2つご紹介したいと思います。
まず1つ目は、適切な目標設定のために、今自分は何ができて、何がまだできない状態にあるのかを分析して、何をすればいいかを明確にすることです。
目標を設定するといっても、当然何でも言いわけではありません。
まずはお子様の現状をしっかりと把握し、今から何をすればいいのかを明らかにすることが何よりも肝心です。

また、自分が今何が出来て、何がまだ出来ないのかを把握することそのものが、勉強や成績へのお子様の漠然とした不安を和らげてくれることもあります。
勉強に自信がなくなっている時によくあるパターンとして、具体的に「これこれが苦手だ」というよりは、ある科目に漠然と苦手意識を持っていて、これから何をどう勉強していけばいいかもよく分からない......というものがあります。
自分は今何ができるのかが分かるだけでも自信になるでしょうし、自分には今まだ何が足りていないのかが明確になることで、自分がこれから何を補強していけば良いのかがクリアになり、お子様の漠然とした不安を拭うことができることがあります。

3.スモールステップ学習のすすめ

まずは小さなところから、徐々に目標を上げていく

目標設定を適切に行い、成功体験の好循環を作っていく上で、もう1つ大切なこと。
それは「スモールステップ学習」を行うことです。
ここでいう「スモールステップ学習」とは、最初からいきなり大きな勉強目標を掲げるのではなく、それを多くの小さなステップに分解して、最初は易しく、徐々に難しい内容に上がっていくように勉強を設計する学習法のことです。
特に勉強に対して自信を失っている時、いきなり大きな目標を持ってこられても、やはりそれに対するやる気は起こりづらいものです。
最終的な目標に対してやるべきことを細かく区切って、まずは小さいところから始めていくことが大切になります。

まずは「勉強習慣の目標」からでもいい!

まずは「小さなところ」から目標設定をしようとする際、それは勉強内容や小テストの点数の目標などである必要はありません。
勉強に対して自信を失っていることが原因で、ご家庭などで日常的に勉強する時間を確保することができていない状況であれば、まずは「勉強習慣の目標」を設定することから始めると効果的である場合があります。
例えば「1時間スマホを触らずに集中して勉強する」、塾にお通いであれば「遅れずに授業に出席する」など、まずは勉強に取り組む姿勢を身に付けるというところを目標とし、そしてそれが目標通りに達成できればしっかりと褒める......そういった小さなところからのスモールステップを描いてあげることで、お子様も無理なく、徐々に勉強への自信を付けることができるでしょう。

4.最後に

いかがでしたでしょうか。
成功体験を積み重ねる勉強の前提となる「目標設定」を適切に行うには、当然科目の専門性も問われます。
適宜学校の先生や塾などにご相談もいただきながら、親御さんも可能な範囲でお子様の成功や頑張りを褒めて伸ばしていただき、お子様が再び自信を持つことのできる勉強環境をつくることができますと幸いです。

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受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。

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