総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)のための課外活動ってどんなことをすれば良い？

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)について各大学が様々な要件を打ち出しています。確かにその要件を満たすために何かやらなくちゃいけないという気がしますよね。しかしそれは本当に正しいことなのでしょうか？今回は、そもそも総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)はなんのための入試なのか考え直すところから始めていきたいと思います。

●目次
1. 総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)で合格するために課外活動をするのは正しいの？
2. どんな課外活動があるの？
3. 最後に

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)で合格するために課外活動をするのは正しいの？
どんな課外活動を指すのかという本題からはややそれますが、はじめに総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)で合格するために課外活動をするのは正しいのかということを確認したいと思います。
まず初めに、なぜ総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)を受けようとしているのか考えなくてはなりません。そもそも総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)は一般入試のように各科目で合格点を越えればいいというものとは全く違います。つまり一般入試は合格のために受験勉強をするということは正しいことだと思いますが、総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)は合格のために課外活動を行うのではありません。高校生活の中で自分の興味関心のある課外活動をやった結果、総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の出願資格が得られるというだけの話なのです。

総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)では、活動それ自体が評価されるわけではありません。行った活動の結果、「何を得て」「何を大学生活や将来に役立てていきたいのか」といったものが評価されるのです。
「ただ部活をやっているだけだと不十分ですよね...」という言葉もありましたが、あなたが不十分だと思うのであれば、きっとそこから何も自分をアピールするものは得られていないということではないでしょうか。あなたが志望する大学、学部、学科はどうして行きたいのですか？それをもう一度真剣に考えて見てください。
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)を受けるために興味の薄い課外活動に挑戦することに価値は少ないと言わざるを得ないでしょう。全く無意味ということはありませんが、貴方自身が主体的に参加したい挑戦したいと思える活動に挑戦することをお勧めします。


2. どんな課外活動があるの？
そもそもどんな課外活動があるのかわからないという人も多いと思います。そこでここからは高校生の参加できる課外のイベントを紹介して行きたいと思います。あくまで、ここで挙げるのは一例です。他に参加出来そうな課外活動がないか自分でも調べて見てください。自分の興味関心にあった活動を見つけ、積極的に挑戦するということ総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)は始まっていると考えていいでしょう。


・ビジネス/起業
高校生起業家講座NES


・政治社会問題
高校生未来会議

・小論文/文学
小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト
日経星新一賞~理系的発想から始まる文学賞~

・科学技術
高校生科学技術チャレンジ（ＪＳＥＣ）
未踏ジュニア
科学の甲子園
坊っちゃん科学賞
つくばScience Edgeサイエンスアイデアコンテスト

・数学
数学オリンピック
日本数学コンクール

・生物
高校生バイオサミット
生物学オリンピック

化学
化学グランプリ
化学クラブ研究発表会

・物理
物理コンテスト「物理チャレンジ」

・地学/地理
日本地学オリンピック
科学地理オリンピック

・情報
情報オリンピック
スーパーコンピューティングコンテスト


詳しい内容はスペースの関係上書くことはできませんが、少しでも気になるものがあれば自分で詳細を調べて見てください。自分の本当にやりたいことはなんなのかということを考えるきっかけになれば幸いです。


3. 最後に
総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)を受験するために何かの課外活動に参加しなければいけないと思うことは本末転倒です。高校生活の中で自分の興味関心があることに熱心に取り組むことが大切です。受験のために課外活動に取り組むことは楽しいことではありません。自分の生活を豊かにする活動の一つだと思って自分の熱意の向くことに挑戦してみてください。
この記事を読んで、募集要件に書かれているからという理由だけで課外活動に取り組むのではなく主体的に課外活動に取り組んでいただくきっかけになれば嬉しく思います。