TOEICの大学入試共通テスト撤退で、どうなる?新大学入試

英語学習のポイント
TOEICの大学入試共通テスト撤退で、どうなる?新大学入試

2021年1月からは「大学入学共通テスト」が始まりますが、未だ具体的な内容まで「知っている」という方々は多くはないようです。

そういった状況の中、

  • TOEICが大学入試共通テストから、事実上、撤退する
  • 「共通テスト」採点にバイト学生 認める方針

といったニュースを耳にして、不安に感じている方々も多いのではないでしょうか

今回は7月に入って発表されたこの2つの記事についてお話ししています。

TOEICが大学入試共通テストから、事実上、撤退することが明らかになりました。
民間試験を活用するにあたって、数十万人いる大学受験生に、継続的に適正な試験を提供すること自体が難しいということは、以前から指摘されていたことではあります。

とはいえ、大きなトピックであるにも関わらず、「文部科学大臣が記者からの質問に答える中で明らかになった」という事実とあわせて、多くの受験生に先行きの不透明さを感じさせています。
ただ、どんなに入試制度が迷走したとしても、基礎を大切にし、きちんと学習を積み重ねてきた受験生が有利になることは確かです。

英語は数学と並び、まさに「積み重ね」がモノをいう科目です。
一回一回の授業で学ぶことはそこまで難しくありません。
むしろ「簡単」でしょう。

ただ、どこかでひとつでも理解が曖昧なままだと、それが科目全体の得点を大きく下げ得る「怖さ」があります。
そう考えると、中1・中2の、まだ比較的平易なうちの英語は本当に大切です。

もうひとつ、「TOEICの撤退」とは別に、あるニュースが大学受験の世界に衝撃を与えています。
「共通テスト」に導入される予定の国語(と数学)の記述問題の採点に、大学生のアルバイトを使うことを文部科学省が検討している、というニュースです。

あくまで、「~ということが取材で分かった」という段階のニュースですので、さらなる事実関係の確認が待たれるところではあります。

この規模の試験で記述問題を実施するのであれば、そうせざるを得ないことは多くの関係者にとって、「うすうす分かっていたこと」ではあります。
ただ、「とはいってもまさか本当にそうなるとは......」というのが、受験サポートを生業にする多くの講師たちの本音ではないかと思われます。
「認識が甘い」と言われればたしかにその通りなのですが......。

未来を生きる若者たちに、「思考力」「判断力」「表現力」を鍛えてもらうことを意図して進められているはずの、今回の大学入試改革。
大勢のアルバイトでも公平・公正な採点ができる記述問題とは、本文から答えの材料になる部分をいくつか「抜き出し」て、組み合わせるだけの問題です。
そのタイプの問題で、果たして受験生の、「思考力」や「表現力」をはかることができるのでしょうか。

東北大のように、現時点ですでに、共通テストの記述問題を合否の評価に加えないことを発表している大学もあります。

この騒動の渦中に置かれている今の中高生には、「問題を解く」などというレベルをはるかに超えたところで、「思考力」や「判断力」が求められているのかもしれません。

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受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
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「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。

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