理系の共通テスト古文対策はどのようにするべきか?

古文学習のポイント
理系の共通テスト古文対策はどのようにするべきか?

大学付属の中高一貫高校3年生です。外部進学をするつもりで一般入試で国公立理系志望で横浜国立大学を目指しています。 理系の受験科目はそれなりに得点でき、また学習もはかどるのですが、文系科目、中でも古文でまったく得点できず、また学習意欲もわいてきません。 共通テスト古文の対策をするために、いつからどのような学習をすればよいのか、またやる気が上がるようなヒントがあればと思います。

古文は外国語だと思って取り組むべし。英語の勉強論を応用させつつ長期スパンで計画を立てよう。

1. 英語と似たような勉強計画を

古文は昔の日本語なわけですが、現代の私たちからすると、まるで外国語であるかのように難しく感じられます。

現代語とは違った意味で使われる単語もあり、かえってまるっきり違う言語を学ぶ場合よりも厄介だったりします。

でも、そうはいってもやはり言語学習であることに変わりはありません。英語の勉強の進め方が大きな参考になります。

まずは単語、そして文法です。この2つが固まらないうちに長文の問題を解いたところで、ちんぷんかんぷんですし、実力として定着するものはあまり多くはありません。

夏までに基本的な単語と文法事項をインプットしてしまいましょう。

夏から秋にかけては、問題演習をはじめていきたいところですが、単語と文法の勉強も継続して行なってください。

秋以降は共通テストやセンター試験の過去問を解いていくことになります。

2. 長文演習に入ったら、音読をしてみよう

単語や文法が定着したら、問題演習に入るわけですが、ここでもやはり、意識するのは英語の勉強法です。

英語の長文問題を解く際、問題に答えて、採点をして、それで「おしまい」とはしないはずです。

間違えた問題の解説を読むことはもちろんですが、それ以外の箇所でも、わからなかった単語や文法事項は、確認するはずです。

やりかたは、全訳と照らし合わせるのでも、辞書を引くのでも、どちらでもかまいませんが、いずれにしてもわからない箇所があるまま演習を終えるなどということはあってはいけません。

ですが、科目が古文になるだけで、それが出来なくなってしまう学生がたくさんいます。長文問題を解く際には、意味が取れなかった単語や文には必ずチェックを入れておき、後で「何がわからなかったのか」を必ず確認するようにしてください。

また、長文問題演習で意識してほしい点が2つあります。

ひとつは、音声を重視するという点です。

英語が得意な人は、長文を音読する際に適切なイントネーションやアクセントで読むことが出来ますし、息継ぎをする箇所も、意味の区切れ目になるような、適切な場所を選びます。

それに対して、英語が苦手な人はどうしても棒読みになってしまいますし、息継ぎも変なところで入れてしまいます。

古文でもそれは同じです。もし音読をしてみて、流暢に読み上げることが出来ないのであれば、どこかしらの理解が不十分であると考えられます。

古文のリズムをつかむためにも、「音読できるかどうか」をひとつの指標として使ってみてください。

もう一点は、同じ文章を何度も扱うべきだという点です。

次々と新しい年度の過去問に手を出したくなる気持ちはわかりますが、年数をこなすことが重要なのではありません。復習が十分に出来ないまま次々新しい問題を解くのであれば、たった一年分でもいいので、何をどう聞かれても答えられるくらいに、その長文の完璧な理解を目指してください。

3. 最悪の場合、短期決戦でも成績を上げることは可能

単語帳や文法書のボリュームを見比べればわかる通り、古文は英語よりもだいぶ暗記事項は少なめです。

したがって、もし準備が後手後手に回って、目前に受験を控えてしまったという場合にも、諦めるのは早いです。

必要最小限の事項がまとまった薄い参考書をさがして、それだけでも完璧に仕上げましょう。

それだけでも6割、うまくいけば8割くらいは狙うことが可能です。


もっとも、それは最後の手段です。語学の勉強は、時間をかけて丁寧に積み上げていくことが何より重要です。先述の時間感で受験対策をしていけるよう、毎週古文に割く時間をまずは確保してあげてください。

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