現代文の復習ってどうやればいいんですか?

古文学習のポイント
現代文の復習ってどうやればいいんですか?

国語の復習のやり方がわかりません。
抽象的で申し訳ないのですが、模試を受けて一応解説読んで終わっています。
また、志望校の東京学芸大の過去問をやり始めたんですが1度やって5割取れるじゃんって感じで何をすればよいのか悩みます。
国語の力はセンターでも4~8割位で上下差がかなりあります。
あとは、語彙力を増やしたいと思いZ会のキーワード読解をやろうかなと考えているのですが他に良い問題集とかあったら教えてほしいです。

現代文の良い復習方法を知って成績をあげたいということですね。
参考書の話は追ってするとして、まず先に復習方法を2つご紹介します。

1.センター型の問題を記述問題として解いてみる

センター試験のような記号選択式の問題は、比較的時間に追われることが多く、まず自分で答案を考えてみる、というよりもとりあえず選択肢の中から選ぶ、という人が多いのではないでしょうか。
学校の問題演習や試験などで時間がないときにはその方法をとる他ありません。
しかしそんなセンター型の問題でもあえて自分で答案を書いて、正解選択肢と見比べてみる、ということをお勧めします。

本当の現代文の力を伸ばす上で、答案を書いてみるということは非常に大切です。
ただ本文を読んで選択肢を見てもっとも近そうなものを選び、復習は解説を読むだけ、では十分な効果が期待できません。
実際に自分で記述問題として解いてみて、解答と見比べることで、「自分がどの程度その問題を理解しているのか」「この問題の答案に求められる要素をどの程度咀嚼していたか」が初めて分かります。
解説はそこで初めて役に立ちます。

その際、字数は選択肢を参考にしましょう。
最初に各問いに対して「およそ◯行」で書いているとメモをした上で解きます。
そうすることで、「何が要素なのか」「要素の間の優先順位は何か」といった入試で求められる答案の長さ(もしくは短さ)に対応できます。

解説は、答え合わせの(自分の答案と正解選択肢を比較した)後にしっかり読みましょう。
解説には本文の要点や、各設問において何が重要な要素かを細かく書いてあることが多いです。
自分が答案を書く上で「考えたこと」と比較して見てください。
そうすることで今までない別次元の深さで解説が理解できるはずです。

最終的には時間のない試験においても、自分で答案を頭の中で考えてから選択肢を読むことです。
答案を書く(そしてその過程で考える)という作業を日頃から鍛えることで、次第により短い時間でより正確な答案を考えることができるようになります。
記号選択型で解くよりも早く、そして正確に解けるようになれば最高です。

2.納得がいくまで何回も本文を読む

問題演習や試験の時、本文を読む回数はどうしても1-2回に限られてしまうのではないでしょうか?
1.で申し上げた復習方法を行うでは実はまだ不十分なことがあります。
それは「本文の内容理解」です。
本文の内容をどの程度汲み取ることができるか、は現代文の成績を大きく左右します。
本文の内容理解とは、評論文の場合、「筆者の全体での主張は何か」「それはなぜか」「筆者は各部分で何を主張しているか」といった主張とそれを支える論理の理解、小説の場合「登場人物の気持ちは何か」「誰の視点で語られているか」といった本文にかかれてある「視点」の分析です。
内容理解を深めるには1回を時間をかけて読むという方法もありますが、全体で言っていることから立ち返ってここで何を言っているのか、を考える必要もあるので、何回も読むことが不可欠です。

現代文の問題を解いて、解説を読み、間違えたところについて「なんで間違えたんだろう」と考えることは非常に重要です。
しかし多くの場合その理由は、本文の内容を十分に理解できなかった、もしくは誤解していたから、ですから自分の答案と解説を読むだけでは不十分です。
なので、ぜひ本文を繰り返して読んでください。

オススメは、復習で解き直しをする前に自分で「わかった」と思うまで読む、そして答えあわせと解説を読むところまで終わって、また「なんで自分が間違えたのか」わかるまで読む、ということを2回行うことです。

ここで、やることが多いな、と思った人も多いのではないでしょうか。
確かに時間はかかります。
しかし、特に現代文については一つの問題に時間をかける方が、多くの問題を適当に流すよりも何倍も効果があるはずです。

最後にオススメの参考書です。
質問の中にあるZ会さんのキーワード読解は良書ですが、もし受験生ではなく、時間的に可能ならば自分で辞書を引くということをお勧めします。
新聞や本を読んでいるときに「この単語の意味ってよく考えたらわからないな」と思った瞬間に辞書でひき、スマホでその辞書の意味と本文を写真で撮影し、一つのアルバムにしましょう。
ふとした移動時間などに見直すことで、思い返すことができ、しかも「暗記型の勉強」という苦痛も感じないで済むので、強くお勧めします。
 
頑張ってくださいね。

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