中高一貫校生の数学の進度が早い!ついていけない原因と解決策

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中高一貫校生の数学の進度が早い!ついていけない原因と解決策

中高一貫校に通っています。数学授業の進度が早くついていけていないようです。
勉強はしているのですが、テスト、中間テストの対策も行き当たりばったりで、点数が取れません。
このままでは、進度に置いていかれない計画や勉強のやり方についてアドバイスが欲しいです。

1.中高一貫校とそれ以外の学校とを比較し、数学の授業の進度がどう違うか

中高一貫校と一般的な中学校・高等学校とを比較すると、数学の授業の進度に大きな違いがあります。中高一貫校では、中学1年生から高校3年生までの6年間を一貫したカリキュラムで学ぶため、効率的かつ計画的な進度が特徴です。

6年間を見通したカリキュラムが組まれており、無駄のない学習計画が立てられています。特に数学のような積み重ねが重要な科目では、この長期的な視点が効果を発揮します。

また、中高一貫校では中学の段階で高校内容を一部取り入れることが多く、早い段階から高度な内容を学ぶことが可能です。これにより、高校3年生時には大学受験に向けた十分な準備期間を確保できます。

反対に、中高一貫校以外の学校では、学習内容の重複などが起こりえます。また、高校の先生はさまざまな中学校出身の生徒を対象に授業しなければならず、どの生徒がどのようなカリキュラムで教育を受けてきたかを完璧に把握することはできません。

このように、単にカリキュラムの優劣という点から見れば、中高一貫校に軍配が上がります。

2. 中高一貫校の数学の授業について行けなくなってしまう原因

しかし、いかに効率的で一貫性のあるカリキュラムが用意されていても、授業について行けずに落ちこぼれてしまう事態は起こりえます。

中高一貫校では、一般的な学校に比べて授業の進度が速い場合が多いです。中高一貫校では高校受験をする必要がないため、大学受験を意識したカリキュラムが組まれます。その結果、中学の段階で高校の内容を学び始めることも少なくありません。

数学が苦手な生徒にとっては、一般の中学の進度でさえついて行くのがやっとでしょう。それよりも進度が速いとなると、塾や家庭学習でしっかりと予習・復習をしないかぎり、どこかのタイミングでペースについて行けなくなってしまいます。

ましてや、数学は積み重ねの科目です。ある単元で理解不足が生じると、次の単元でその不足が大きな足かせとなります。進度の速さゆえ、一度理解不足に陥ると、次の授業で追いつくことが難しくなり、その結果、さらに理解不足が蓄積するという悪循環に陥りやすくなります。

3. 中高一貫校の数学の授業について行けなくなってしまったときの解決策

では、中高一貫校の数学の授業について行けなくなってしまった場合、どのように遅れを取り戻せばいいのでしょうか。

基礎の徹底復習

授業について行けなくなった原因が理解不足にある場合、まずは基礎の徹底復習が必要です。理解不足の単元を見直し、再度基礎から学び直すことで、次の単元への理解がスムーズになります。公式がどのように導出されるかや、他の単元の知識とどのように結びつくのかを、自身で整理することが重要です。

個別指導の活用

独学で遅れを取り戻すことが難しい場合は、塾を活用しましょう。集団授業の塾では、個々の生徒の単元や進度に合わせてはくれないので、今回のようなニーズがある場合は個別指導塾に相談するといいでしょう。個別指導塾では、生徒一人ひとりの理解度に合わせた指導が行われるため、授業の進度に合わせたきめ細やかなフォローが可能です。

自主学習の習慣化

授業について行けなくなる原因の一つに自主学習の不足が挙げられます。これを解決するためには、自主学習の習慣化が必要です。具体的には、毎日の復習や予習を欠かさず行うことや、自身にあったレベルの参考書・解説書を使うことが重要です。また、定期的に学習計画を見直し、目標を設定して学習を進めることで、モチベーションを維持することができます。

学校のサポートを活用

中高一貫校では、生徒が授業について行けなくなることを防ぐためのサポート体制を整えている場合があります。例えば、補習授業や放課後の個別指導、チューター制度などです。これらのサポートを積極的に活用することで、理解不足を補うことができるかもしれません。
保護者のサポート
保護者様のサポートが重要な役割を果たすこともあります。お子さんがどのような状況に置かれているのかを適切に把握し、必要なタイミングでアドバイスをすることで、問題解決の糸口を与えることができるでしょう。具体的なサポート方法としては、勉強しやすい家庭環境を整えたり、塾の体験授業を提案するなどが挙げられます。

まとめ

中高一貫校の数学の授業は、その進度が速く、高度な内容を早期に学ぶことが求められます。しかし、その進度について行けなくなる生徒も少なくありません。

こうした問題を解決するためには、基礎の徹底復習や個別指導の活用、自主学習の習慣化などが重要です。特に、数学のような積み重ねが重要な科目では、理解不足を早期に解消し、効率的に学習を進めることが求められます。

中高一貫校での学習は、生徒にとって大きな挑戦であり、成長の機会でもあります。適切なサポートと努力によって、どの生徒も授業について行き、充実した学びを実現できるようになることを願っています。

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