目標を立てたものの途中で投げ出してしまうことがあります。目標との向き合い方を教えてください。

目標を立てたものの途中で投げ出してしまうことがあります。目標との向き合い方を教えてください。

今年から受験生になります。
普段の勉強で「今日はこの問題集をここまでやろう」「今日は10時間勉強しよう」と目標を立てたものの途中で無理っぽいなと感じたとき投げ出してしまうことがしばしばあります。
その時の考え方、あるいは目標との向き合い方を教えてください。

今年度から受験生ということで、目標を立てて勉強をしようとするものの投げ出してしまうことがあり、それを改善したいということですね。
受験生に限らず、大人になっても「やる気が続かずすぐ投げ出してしまう」「目標を達成したいと思っているのに実行に移せない」というのは大きな悩みです。
今回は、悩みの原因がどこにあるのか、3段階に分けて対処法をお伝えしていきます。

1. 目標の意味・自分が達成したいことは明確ですか?

「目標と向き合えない」「やる気が出ない」根本的な原因は、自分の意思が固まっていないことにあるかもしれません。
あなたがその大学・その学部を目指す理由は何ですか?
親や先生に言われるがままに何となく勉強していませんか?
あなたは何のために勉強していますか?
これらの問いに答えられない人は、一度立ち止まって考えてみてください。
オープンキャンパスに行ったり様々な職業を調べてみたりすると良いかもしれません。
将来の自分を具体的に想像する、というのはとても有効です。
第一志望にどうしても受かりたい、という強い意志を持って勉強に取り組んでください。
紙に書いて机の上に貼っておく、など頻繁にその意志を確認して意識できるように工夫をするのもオススメです。

2. 正しい方法で目標を設定できていますか?[SMARTの法則]

まず、自分の目標の設定の仕方が妥当か確認しましょう。
目標を立てる際には、「SMART」の観点を意識するようにしましょう。
以下に「SMART」の観点を解説します。

①Specific :「方法」・「手段」が具体的か?

例えばあなたなら「数学を得意にする!」という目標は達成可能でしょうか。
多くの人はこの目標を達成するのは難しいと思います。
ここで、「チャート式を1周終わらせて数学を得意にする!」という目標に変えたらどうでしょうか?
これなら数学を得意にするためにはどのような手段をとるかが明確になり、行動に移しやすくなりましたね。

②Measurable:測定できるか?

①で「チャート式を1周終わらせて数学を得意にする!」という目標を立てましたが、さて、「得意になった」とはどのような状態を指すのでしょうか?
人によっても違いますし、数学に苦手意識を持つ人が「数学得意!」と思うようになれるかはかなり怪しいところです。

そこで、「チャート式を1周終わらせて数学で偏差値60取れるようになる!」に変えてみましょう。
こうすれば自分が目標を達成できたのかできなかったのかがはっきりと分かりますね。
目標を立てる際は「偏差値」「点数」「順位」など、数字で結果が出て測定ができるものを選びましょう。

③Achievable:達成可能か?

目標は「頑張れば必ず達成できる」程度に設定しなければなりません。
なぜなら、高すぎる目標は「どうせ達成できない...」となり、低い目標は「頑張らなくても達成できるっしょ」となり、どちらも努力をしなくなってしまいがちだからです。
真面目で頑張り屋さんな人は、「頑張れば1時間で5問解けそう」と思ったなら目標を少し下げて「1時間で4問解く」とすれば目標を確実に達成でき充実感を得られるようになるでしょう。
また、サボりがちな人は、逆に目標を上げて「1時間で6問解く」として、自分に負荷をかけることでいつもより真剣に学習に取り組めるようになるでしょう。

④Reasonable:目的に沿っているか?

日々の学習について立てる目標は、自分の最終的な目標をそれを通じて達成できるような合理的なものでなくてはなりません。(これは以下の3の①で詳しく解説します。)
例えば、第一志望が国立文系の受験生が高3の秋に「数学の偏差値を上げる」という目標を立てることは合理的ではありません。
この時期、数学よりも社会に時間を割いた方が点数の伸び代が明らかにあるからです。

⑤Time-bound:納期・スケジュールがあるか?

②で「チャート式を1周終わらせて数学で偏差値60を取れるようになる」という目標を立てましたが、偏差値60を半年後に取れるようになるのかそれとも1年後で良いのかでは勉強のペースが明らかに変わってきますね。
目標は「チャート式を1周終わらせて次回の模試で数学の偏差値60を取れるようになる」といったように、達成する時期を明確にしましょう。
そうすることで、「1週間に15ページ進めればよさそう」などと、具体的な計画が立てやすくなるからです。

3. それでもやる気が持続しない・諦めてしまう時は...[PDCAサイクル]

「勉強したい・しなきゃ」という気持ちはあって、目標も適切に立てたのに、なかなか実行できないという人はとても多いと思います。
そのようなみなさんには「PDCAサイクル」が欠かせません。

①Plan:計画を立てる

目標を設定した後は、「マイルストーン」(=目標達成に至るプロセスの途中におく小目標)を置きましょう。例えば、「●日後までに??ページ進めよう」、さらに細かくして「ご飯食べる前に●ページ終わらせちゃおう」などです。小さなステップに分割することで取り掛かるための負担が少なくなったり、達成感を味わえたり、という効果があります。(これは心理学で「スモールステップ」と呼ばれるエビデンスに基づいた方法です。)

②Do:実行する

ここが最も挫折しやすい段階でしょう。
そこで確実に実行するための2つの工夫をご紹介します。

1つ目は「気が乗らなくてもとりあえず始めてしまう」です。
「やる気が出たら行動する」のではなく、「行動するからこそやる気が出て集中力が高まる」のです。
これは脳科学で実証されていて、まず行動を起こすことで、脳の側坐核という部分が刺激され「作業興奮」と呼ばれる没頭状態に持っていくことができるのです。

それでも「やりたくない時にはどうしても携帯をいじってしまう」などという人のために2つ目の工夫を提案しましょう。
実は、タスクを「will(=これをやりたい)の状態」で取り組むことは誰にとっても難しいことなのです。
そこで、タスクをできる限り「must(=これをするしかない)の状態」にすることが有効です。
例えば、放課後家に帰るとテレビやケータイやベッドなどたくさんの誘惑があり「勉強をする」という選択肢を選ぶのは至難のわざですね。
そこで、放課後直接塾に行き受付にケータイを預けて自習室に入ったらどうでしょうか。
勉強以外にすることがありませんね。このようにして自分の周りのシチュエーションを変えてしまいましょう。

③Check:目標達成度の検証

目標を立てっぱなしでは目標を立てた意味がありません。途中段階で目標は達成できそうか確認したり、納期がきたらきちんと達成できたか振り返りましょう。

④Action:Checkに基づく行動の修正

これができるかできないかが勝負の鍵です。
例えば、「このままでは目標を達成できそうにないな」と思ったら、「自習室に行く回数を週3回に増やそう」などと行動を変えていくことで確実に成長することができます。時には、目標を適切ではないと判断して変更する勇気も必要です。

いかがでしょうか。目標を確実に達成して行くための方法を3つに分けてご紹介しました。
これらを読んで受験勉強をスムーズに進められるよう応援しています。

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