朝に勉強する方が良い、と聞きますがやはり朝型の方が夜型の方が良いですか?
私は受験生ですが、いつも夜遅くまでだらだら勉強して朝なかなか起きられません。
生活習慣を整えるのも大事だと思うので、早起きの習慣をつけるコツなどあったら教えてください。
受験生は、塾の帰りが遅かったり、学校から帰ってつい寝てしまって気づいたらもう夜...、など、つい夜型の生活になってしまいがちですよね。
ただ、夜遅くまで勉強することは、質問者さんがおっしゃっているように、しばしば効率的でないことがあります。
朝型生活に切り替えて、効率的な勉強をすることで、周りの受験生と大きな差をつけていきましょう。
- 勉強を朝型にするメリットは?
- どうすれば朝型生活に切り替えられるのか?
2-1.早寝の習慣をつけよう!
2-2.早起き後の楽しみを作ろう!
2-3.朝起きたらとにかく布団から出て着替えよう!
2-4.朝起きたらまず目薬を差そう!
1.勉強を朝型にするメリットは?
「朝眠いのに、わざわざ起きて勉強をやる気になれない」
「同じ勉強量なら、夜のほうが集中できるし別に良いじゃん」
などのお悩みの声は、モチベーションアカデミアにも多数寄せられます。
まず、そもそも勉強を朝型にするメリットは何なのでしょうか?
ずばり、重要なものをピックアップするとすれば、
- 脳がリフレッシュされた状態であり、集中力・記憶力ともに高まりやすく、高い学習効果を期待できる
- 「朝に勉強をする」という行為が、その日の予定や課題に対する不安を軽減し、一日のモチベーションを維持しやすくなる
- 朝から時間を活用することが「一日のサイクル」を整えるうえで効果的であり、習慣づくりを実現しやすい
といったところでしょうか。
①と③は、テレビ番組などでもよく取り上げられるため、聞いたことがある人も多いかと思います。
②については、心理学でもよく言われていることで、「やらねばならない」と感じていることを後回しにするほど、溜まるストレスは大きくなっていきます。
逆に、朝にそういった「やらねばならないことに、少しでも手を付けたぞ!」という気持ちを持てると、ぐっと気持ちが楽になります。
そして、気持ちが楽になることによって、「朝少しは進められたし、あとちょっとやっても良いかな」と次の一歩を踏み出しやすくなります。
もちろん、「私は夜型の人間なんだ!夜が一番集中できるんだ!」と思う人もいらっしゃると思いますし、それ自体を否定するつもりはありません。
ただ、大事なことは、夜型の場合デメリットも存在することを知っておくことです。
たとえば、
- だらだら勉強して、勉強した「つもり」になってしまいがち
- 眠いなか勉強するので、勉強効率が悪い
- 夜遅くまで起きているので、次の日の昼間に眠くなってしまう
- 夜更かしして、次の日の昼間に眠くなってしまう
- 昼寝をした結果やることが終わらず、また夜更かしをしてしまって悪循環に陥る
などがあります。
一度夜更かしをしてしまうと、なかなか生活リズムを正常に戻せず、悪循環に陥ってしまうのです。
これでは、せっかく勉強しているのにもったいないですよね。
また、勉強の話でもう一つ、朝型生活にするべき大きな理由があります。
それは、「"テスト"は基本的に朝早い時間から始まる」ことです。
試験の種類や学校・大学にもよりますが、大学入試も学校の定期テストも、ほとんどの場合午前8時台~9時台に開始されます。
また、個人差はありますが、一般的に人は朝目覚めてから脳が完全に活性化するまでに、最低でも30分~1時間ほどは必要で、その間の脳のパフォーマンスは50%ほどとも言われています。
さらに、試験において何よりも重要なことは「試験日は変に特別なことはせず、いつも通りのことをすること」です。
つまり、朝を活用する習慣を身に着けておかねば、試験当日に「いつもと違うこと」をする羽目になり、不安や緊張でさらにパフォーマンスが低下してしまう事態に陥ります。
以上のことから、試験が始まる時間帯に、「頭」も「心」も、ベストな状態にするためには、やはり朝に起き9時から始まる入試に上手くタイミングを合わせるためには、朝7時~8時には起きて勉強をする習慣が大事になってくるわけです。
なお、話は変わりますが、朝起きてからの約3時間は「ゴールデンタイム」と言われており、一日の中で脳のパフォーマンスが最も高まる時間帯だと言われています。
学校も朝から登校し勉強をするよう時間割が組まれているわけですから、そういった環境を活用できる学生のうちから、ぜひ朝型へと切り替えることをおすすめします。
2.どうすれば朝型生活に切り替えられるのか?
しかし、朝型生活にすることはなかなか難しいですよね。朝型生活に切り替える秘訣をお教えします。
2-1.早寝の習慣をつけよう!
まず、月並みではありますが、早起きするには、早く寝ることが不可欠です。
塾が夜遅くまであって帰宅がどうしても遅くなってしまうような場合以外は、
「まず早めに布団に入ってしまう」「寝る前の準備を先に終えてしまう」など行うと、結果的に早寝しやすくなります。
また、スマホの液晶画面の光を見ると、脳が覚醒しやすく睡眠の質が下がってしまうので、翌朝「満足に寝られなかった...起きたくないなぁ...」と感じ、早起きしづらくなります。
どうしても寝る前にスマートフォンを触りたくなる場合は、「ナイトモード」など画面の明るさを抑える機能や、設定した時間帯はアプリの使用が制限されるなどの便利機能もあるので、おすすめです。
2-2.早起き後の楽しみを作ろう!
習慣化されていないうちは、朝早く起きるのが「やりたくないこと」になりがちです。
そこで、早起きをした後に「楽しみ」を用意しておくと、「眠いけど、起きたい」という気持ちが湧きやすくなります。
たとえば、
- ゲームをするときは夜寝る前ではなく、朝起きてからやる
- 早起きしたごほうびに、好きなものをひとつ食べる
- 早起きしたあと、好きな本やアニメを見る
など、試してみるとよいかもしれません。
2-3.朝起きたらとにかく布団から出て着替えよう!
朝起きたあと、布団のなかにずっと留まっていると必ず瞼が重くなります。
そこで、まず朝起きたら「無理やりにでも布団から出る」、そして「すぐに着替える」ということを実践してみてください。
「物理的な環境や身体の状態」が「精神面」に及ぼす影響は大きく、
たとえば、「勉強ができない」という人の身の回りを見てみると、「物がとにかく多い」「スマートフォンや漫画などの誘惑も多い」といったことがよくあります。
その作用を活用し、物理的に布団から身をはがし、着替えをして「寝る」という行為から遠ざかることによって、「辛い...二度寝したい...」という気持ちが湧きにくくするという狙いです。
またその他にも、「外の空気を吸う」「ストレッチをする」「朝ごはんを食べる」なども効果的かもしれません。
2-4.朝起きたらまず目薬を差そう!
朝すっきりとした気分で目覚められれば理想的ですが、「眠い...瞼が重い...」と感じてしまうことも多いですよね。
そこで、「朝目覚めたらまず目薬をさしてみる」ということを試してみてください。
朝目覚めたときには目が乾燥していることが多く、「目がしょぼしょぼする...」という感覚が「眠い...」「寝たい...」という感覚や気持ちにつながってしまうこともあります。
ただ、そんなときに目薬を一滴さすと、驚くほどに「眠い」という感覚が無くなり、すっきりと起きやすくなります。
ぜひこれまでの工夫と合わせて、実践してみると良いかもしれません。
いかがでしょうか。この記事が、皆さんの朝型生活を始めるきっかけになれば幸いです。
頑張ってくださいね!
モチベーションアカデミアは、その名の通り「やる気を引きだす独自の技術」をもって授業をする塾です。
人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
また「対話型授業」を通して勉強への抵抗感を和らげ、前向きに学習に取り組む環境を整えるとともに、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
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