【休校明けに備える】ダラけてしまっている生活習慣を元に戻すには?

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【休校明けに備える】ダラけてしまっている生活習慣を元に戻すには?

休校期間が続いている影響で、子どもの生活習慣がかなり崩れてしまっています。
夜遅くまで起きていることも多いようで、その分朝起きるのが遅くなっていますが、こちらから注意してもなかなか直りません。
勉強時間もあまり確保できていないようで、心配しています。

休校状態の中で、ご家庭での学習習慣を維持できなくなっているお子様も多いことと思います。
6月の頭からは全国で休校措置が解除される見込みもある中で、生活習慣が崩れたまま学校再開に突入してしまうと、生活リズムについていけない! となってしまいかねません。そこでこの記事では、お子様の生活習慣に対するアプローチのポイントについて、ご紹介したいと思います。

1. ポイントその1 ―「なぜそうした方がいいのか?」とセットで伝える

まずは1つ目のポイント。
それは、「なぜそうした方がいいのか?」とセットで伝える、ということです。

親御さんの側から、「もっと早く起きなさい!」「いつまで起きてるの!」「もっと勉強しなきゃダメじゃないの!」などと注意しても、なかなか言うことを聞いてくれない......
そんなご経験のある方も、多くいらっしゃることと思います。

もちろん、生活習慣が乱れてしまっているお子様に落ち度があるわけですが、とはいえ、「そうやって頭ごなしに注意されたら、なかなか言うことを聞く気になれない」という気持ちも、理解できるのではないでしょうか。
特に、いわゆる「反抗期」を迎えているお子様であればなおのことです。

ではどうすればいいか?
そのポイントは、お子様に対して、「してほしいこと」や「しなきゃいけない」ことを伝える際、じゃあなんでそれをしてほしいのか、なんでそれをしなきゃいけないのかという「理由」とセットで伝えるということにあるのです。

例えば、「早く起きなさい!」であれば、

「あと1週間もすればが学校が始まるんだから、今から早く起きる習慣をつくっておかないと、いざ学校が始まった時に自分が大変になるよ? だから、明日からはもっと早く起きてほしいな」

というように、「理由」とセットで伝えることができるでしょう。


また、「もっと勉強しなさい!」であれば、

「これから学校が始まった時に、勉強についていけなくなったら自分が困ってしまうよ。後々ラクになるためにも、今から勉強をちゃんとやっておいた方がいいんじゃない?」

というようなコミュニケーションをすることもできます。


なお、例えば、お母様の言うことは普段からあまり聞いてくれないということでしたら、お父様やお通いの学習塾の講師など、違う人からコミュニケーションをとりつつ、お母様は「ちゃんと勉強できてるね!」など「褒める」立場に回ることも効果的です。

いずれにせよ、頭ごなしに伝えるのではなく、怒りたい気持ちをまずは一回グッとこらえていただいて、「理由」とともに、お子様と正面から話す機会をつくることがポイントになります。

2. ポイントその2 ―スモールステップで整える

ポイントの2つ目、それは生活習慣を整える上で、一気にではなく無理なくスモールステップで整えていくということです。

生活習慣を元に戻すといっても、例えばいきなり一日のスケジュールを作って、さあ、この通りに生活してみよう! ...といきなり大きい目標を設定してしまっては、お子様にとってハードルが高すぎるかもしれません。

これは、例えば「筋トレ」と同じようものです。
それまで筋トレを全くやっていなかった人が、いきなり「毎日腹筋100回!」という目標を立てたとしても...なかなか続かないことが多いでしょう。
たとえそれが、本来あるべき望ましい回数だったとしてもです。


ですから、何かを自分の習慣に落とし込む時のコツは、いきなり理想形から始めるのではなく、小さい目標から「スモールステップ」で徐々に理想形へと近づけてゆくことなのです。

お子様の生活習慣の場合なら、例えば「まずは一日一時間、他に目移りせずに集中して勉強する!」から始めても良いでしょう。

あるいは、勉強云々の前に、「まずは朝7時に起きる!」から始めても良いかもしれません。

お子様の状況に合わせて、小さな目標から始めてゆき、達成できるようになったら、例えば勉強の目標時間を少し伸ばしてみるなど、心理的なハードルが上がりすぎない程度で、徐々に大きな目標にチャレンジさせてあげるのがポイントになります。

3. ポイントその3 ―お子様の自己効力感を高める

最後のポイントは、お子様の自己効力感を高めるという点です。

今お子様の生活習慣が乱れてしまっている、特に勉強の時間が確保できていないことの背景には、お子様自身が「どうせ勉強したって続かないし、苦しいだけだよ...」というように、自信を失ってしまっているとも考えられます。

その状態を徐々に乗り越えて、「大丈夫だ! 自分はできるぞ!」と、お子様の「自己効力感」を高めてあげることで、お子様の勉強に対するモチベーションを上げることができます。

そのためのコツの一つは、先ほど2つ目のポイントとしてご紹介した「スモールステップ」です。
いきなりハードルの高い大きな目標に挑むのではなく、比較的簡単に実践できるところから「小さな成功体験」を積み重ねることで、お子様の自分に対する自信は、少しずつ上がっていきます。

また、お子様の頑張りを素直に褒める、承認してあげるということも重要です。
まだ理想の生活習慣には届いていないとしても、お子様の変化に対して「すごいね!」「その調子!」などと褒めるコミュニケーションが、自信をつけてもらう上で大きな影響力をもちます。

お子様によっては、「ちゃんと自分の頑張りを見てくれてる」ということだけでも、モチベーションの上がるきっかけになることがありますので、お子様の「まだできていないところ」ではなく「できるようになったところ」に目を向けてあげることをオススメします。

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