4月から高校3年生となります。いよいよ受験学年になり、周囲も勉強に本腰を入れ始めました。
しかし、私自身はなかなかエンジンがかからず、勉強へのやる気が出ません。焦りもあるのですが、なかなか勉強への気持ちが入らないので、どのようにしたら良いか悩んでいます。
いよいよ受験学年。そろそろ本気で受験勉強に取り掛かろうと思いつつも、なかなかやる気が出ないという方は非常に多いです。
周囲の友人が勉強に本腰を入れだしたり、親御さんから「そろそろ勉強しなさい」と言われ焦りを感じることもあるのではないでしょうか。
そこで「私、やる気がないんだ」と自分の気持ちのせいにするのはストップです。
勉強へのやる気が出ない・上がらない原因は人それぞれ。やる気が出ない原因を知り、適切な対処法を取りましょう。
勉強の「やる気」が出ない・上がらない原因・理由とは?
「勉強に身が入らない=自分はやる気がない」と考える方は非常に多いです。一方で、「なぜ勉強へやる気が入らないのか」と質問され、回答ができる人は決して多くはありません。
自分自身がなぜ勉強のやる気が出ないのか適切に理解し対処する力は、長い受験生活を乗り越えるためにも、そして社会に出た後にも非常に有効なスキルの一つです。
今回はよくある「やる気が出ない原因と解決法」をいくつかご紹介します。
受験生が勉強のやる気が出ない原因1:そもそも志望校などの目標が定まっていない
なんとなく受験学年になったから勉強を始めてみたけれど、そもそも何のために勉強をしているのかが定まっていない、という方は非常に多いです。
受験勉強は決して楽なものではありません。大変な時こそ「自分は○○のために勉強を頑張るんだ」と立ち返ることが出来る目標の存在が、やる気の継続にとって重要だと言えます。このような方は、大まかでも構わないので、まずは志望する大学・学部とその理由を考えてみましょう。
学校の先輩、塾の先生など、身近で大学に通っている人から大学生活の様子、勉強している学問など、生の情報を尋ねてみることがおすすめです。身近にそういった人がいない方もオープンキャンパスの様子や、動画サイトで大学紹介を見てみるなど、様々な手段を使って大学生活の情報をキャッチしてみましょう。
受験生が勉強のやる気が出ない原因2:志望校は決まっているけど、目標が高すぎてやる気が上がらない
受験勉強頑張るぞ!と意気込み、いきなり志望大学レベルの参考書に挑戦して挫折してしまった。
そんな経験はありませんか。いきなり志望校合格水準を目標に勉強を始めてしまい、挫折してしまったという方は多いです。
そもそも合格レベルと現状の差を埋めていくことが勉強であるのに、過程を考慮せずいきなり合格点を目指そうとすれば高い壁の前で挫折してしまいますよね。例えば、いきなり難関大レベルの問題集に着手して3ページも持たずに挫折したことがある人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、「目標を砕く」ということです。
例えば志望校の合格水準が3科目、偏差値60だとしたら以下のように砕けます。
- 夏休み前までに高2までの単元の復習と演習
- 夏休みでは最低限「英語で偏差値55」を取る
- 秋の模試では「英語で偏差値60」「他2科目は偏差値55」
- 冬休み前までに、赤本演習で合格最低点を2回取る
こうすることで「夏まではとにかく既習範囲の基礎確認に集中しよう。」と意識を集中し、無理のない勉強を継続することができます。
受験生が勉強のやる気が出ない原因3:まだ3年生になったばっかりだから、と思っている
「受験までまだ時間あるから大丈夫」と考え、勉強を後回しにしたことはありませんか。
気持ちは非常にわかります。確かにまだ3年生になったばかりだと受験のイメージが湧いていないという方は非常に多いです。ただ、そういう方に限って夏以降に焦りだしてしまい、応用まで勉強の手が回らずに受験がうまくいかないことがよくあります。
そういう方におすすめなのが「時間を意識してみる」ことです。
例えば
【やる気が出ない原因3】
- 1月中旬が大学共通テスト本番だとすると、受験まであと何カ月ですか?
- それはあと何日ですか?
- 平日は4時間、休日は8時間勉強できるとすると、受験まであと何時間勉強できますか?
さらに
- 夏、秋は高校の学校行事などがあり、勉強に手が回せない
- 冬休み前後は過去問演習の時間でほとんどとられてしまう
このように考えてみると、意外と基礎や演習に使える時間が少ないことに気が付きます。
「まだ時間があるから」と油断してしまっているなと感じた方は、ぜひ時間を意識してみることをおすすめします。
受験生が勉強のやる気が出ない原因番外編:環境整備とコンディション管理の不足
ここまでやる気を引き出す方法についてお話ししてきましたが、直接には作用しなくても(特にやる気の維持において)間接的な影響を与える要素が2つあります。それらについてもお話ししていきます。
まず、勉強するための環境を整備しましょう。
言うまでもないことですが、散らかった部屋や暗い照明は集中力を下げます。さらに、スマホや漫画など気が散るようなものが近くにあると、ついつい手を伸ばしてしまいますよね。
部屋を片付けたり照明を明るくしたりするのはもちろん、集中とリラックスで空間を分けるよう意識しましょう。そうした環境を整えることで、モチベーションの維持が容易になるでしょう。
次に、体調面でのコンディション管理を怠らないようにしましょう。
健康管理は、勉強の効率を上げるうえで非常に重要です。宿題が溜まったり試験が近づいたりすると、ついつい夜更かしをしたり、食事をスキップしたり、部屋に籠りきりになってしまったりするかもしれません。しかし、それで体調を崩してしまっては元も子もありません。せっかく勉強を頑張る習慣がついても、一度体調を崩したことでペースを見失ってしまうのはもったいないです。コンスタントに勉強を進めていくためにも、体調管理を侮ってはいけないのです。規則正しい生活を心掛け、常に良いコンディションで勉強ができるようにしましょう。
最後に、勉強のやる気が出ない受験生へ
今回ご紹介したのはほんの一握りのケースです。
もちろんやる気が出ないことへの「原因」と「対処法」は人それぞれ。
ぜひ「やる気がないから」で止めることなく「なぜ、やる気が出ないのか」を考えてみてください。
モチベーションアカデミアは、その名の通り「やる気を引きだす独自の技術」をもって授業をする塾です。
人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
また「対話型授業」を通して勉強への抵抗感を和らげ、前向きに学習に取り組む環境を整えるとともに、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
この2つの「勉強の仕方」と「学習習慣」を獲得することで、効率的な成績向上を図ります。
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