【動画】#4 やる気を継続するコツ～周囲の力編～

＜集団の力とは？＞
「習慣」の話をしてきて、もうひとつ「集団」、周りの人というのも行動継続のポイントかなという話を最初にしたんですが、密接に関わってくると思うんですね、習慣化できるか否か、というところで、周りのサポートがどうあったらいいのかなというのがあると思うんです。周りの人がどういう存在であるかっていうのがポイントになるとは思うんですが、現場で見ていて、こういう支え方であったりこういう向き合い方をしているのがベターだというのはありますか？

例えば、塾の講師や親御さんや先生から「こうしなさい」というのではなくて、本人がどうしたいのかというのを聞いて本人に宣言をしてもらう。「僕はこれをやります」と宣言してもらって、毎週面談をするのでそういう面談する人だったりに宣言をすると、「やらなきゃいけないな」という気になりやすいので、そういうふうに周りに見守られながら、見られているな、という感覚がありながらやるのは大事かもしれませんね。

言ったからにはやらざるを得ないみたいな。以前、やる気の公式っていうところでお伝えした、「やらなきゃ！」の部分をちゃんと自家発電できるかっていうのもポイントですし、言うことで周りが意識を向けてくれるというのもありますもんね。どちらかというと「監視する」っていうよりは「関心を寄せる」というくらいのほうが追い込まれなくて良いかなと。あまりに評価基準や行動目標が高すぎると続かなくなっちゃうというのはあると思うので、そういった部分も意識しておいた方が良いのかなと思いますね。
他にも何かありますか？

心掛けているのは、結果がもちろん大事なんですけれども、「習慣的に行えた」とか「プロセス」ですね。過程を周りは褒めてあげられたら良いなと思いますね。

「習慣にする」「行動を持続させる」という視点で見たときに、「やってること自体はどうでもいい」とか「意味がないな」と思われてしまうと、アクションに繋がっていかないなっていう所がありますよね。プロセスのここが良かったねというふうにはっきりと賞賛を送ってあげるのも大事になるかもしれませんよね。

「すごい！」って先生や友達に言われて嫌な人はなかなかいないですよね。

特に達成型の生徒さんには、「すごい！」ってめちゃくちゃ響くと思いますので、以前からご紹介していますタイプ別で声掛けも変わると思うんですけれど、人とコミュニケーションを取っていく中で、やる気の波っていうのがいい方向に向きやすくもあるし、ちょっと間違えると下がっていってしまうこともあるのかなと思います。

＜周囲の良いサポートとは？＞
例えば、ご家庭でお子さんを支えるとなったときに、周囲の人がポイントとしてここはおさえておこう、こんな姿勢でいるとベターなんじゃないかなっていうところってあったりしますかね？
心構えでも良いんですが何かあったりしますか？

子どもにとって、親御さんやご家庭や塾や学校が、ひとつの「環境」を作っているという見方はあるかもしれないですね。その子のやる気のタイプに応じた声掛けであったりとか褒めるであったり賞賛するであったり、それがその子の環境を作っているんだという。ご家庭や塾でそれぞれ役割分担ができたらいいかもしれないですし、そういう「お子さんを取り巻く環境」を作るのは大事ですね。

というわけで行動を継続するというところにフォーカスしてお話ししてきたわけですけれども、習慣化と周りの人たちの力というところで２つお届けしてきましたけれども、様々な現場でお子さんを支えるときの参考になればと思っております。また次回は別のテーマでお話しさせていただければと思っております。では今回はありがとうございました。