学校では試験前だけ勉強している様子。これで大丈夫?

やる気タイプ診断表
学校では試験前だけ勉強している様子。これで大丈夫?

高校一年で、偏差値57-58程度の公立高校に通っています。
現在、英検対策塾に通っており、英検の準一級を目指しています。
私立文系GMARCHに通わせたいと考えていますが、子供は自立学習の習慣が身についておらず、テスト前しか勉強しないといった状態です。
大人数の講義型や自習型の塾はあまり向いていないようで、少人数もしくは個別の塾(日本史・国語)を検討しております。

「普段からちゃんと勉強しなくて...」というお悩みの声は常に聞こえてきます。
実際、日頃からの学習習慣があることで、少しずつ学力が積み上がり、「いざ、受験!」となったときのスタートダッシュに大きな効果が期待できます。

今回は、早い段階で自発的な学習習慣を形成するために重要な3つのポイントをご紹介していきたいと思います。

1. 「何をやるか」を明確に!

「勉強する」を、より具体的にしていきましょう。

まず、「何をやるか」を具体的に決めていきましょう。
ひと言で「勉強する」といっても、「何をやっていいかわからない」という状態であれば、行動を起こすことができません。
例えば、

  • 英単語を毎日やる
  • 数学の問題集を使って演習をする

といったように、科目や扱うものを決めることからがスタートです。
また、

  • 得意な科目は来週の授業に向けた予習
  • 苦手な科目は今週の授業を復習

など、「何をやるか」を選ぶ際の判断基準を定められると、扱う範囲も明確になり、着手しやすくなります。
このように、取り組む科目や教材、学習範囲をいかに具体的にできるかがポイントとなります。

今回のケースでは、英検の対策を塾で進められているということですが、自習の様子はいかがでしょう?
もし、ご自身で英検の学習が進められているのであれば、「何をやるか」が宿題として明確に提示されており、その通りに着手できているということでしょう。
対して、なかなかこちらも進まない、という状態であれば、「何をやるか」が不明確、または後述のポイントが押さえられていないことが原因かもしれません。

2.「どうやるか」は「やりやすい方法」で!

実行しやすく、かつ身につく方法を模索しましょう。

次に、「どうやるか」という方法論にも目を向けてみましょう。

やることが決まっていたとしても、「やり方」がイメージ出来ていなければ勉強は始まりません。
例えば、

  • 英単語帳は赤シートで和訳を隠しながら見る
  • ノートの左ページに問題を解答、右ページに間違えた問題のポイントを赤ペンで書く

など、具体的な行動を思い浮かべることが出来ているかが大切です。
しかし、始めから手間のかかる方法や、手順の多い複雑な方法に取り組もうとすると継続が難しくなります。
そのため、本人にとって「やりやすい方法」で「とりあえずやってみる」ことからスタートできると良いでしょう。
そのうえで、定期的に「より効果的な方法はないか?」と自身の学習方法を振り返る機会を設けることができれば、学習を継続しやすくなりますし、学習効果も高まっていきます。

今回のケースでは、テスト前以外はほとんど勉強をされていないご様子ですので、ご自身の中で「やりやすい方法」のイメージも持ちづらいかもしれません。
そうした場合は学校や塾の先生等に相談し、指示を受けたうえで「まずはこの方法でやってみる」というところから始めてみてはいかがでしょうか?

3. 「どれくらい」の基準は最小限!

学習習慣の形成においては、「ハードルは低く」が鉄則です。

最後に、「基準」を下げることを忘れてはなりません。

「勉強の基準」といえば、

  • どれくらいの「量」をやるか
  • どれくらいの「質」でやるか

の2つがメインとなるでしょう。
このいずれも、いきなり高望みをすると学習習慣を形成する上では高いハードルとなってしまいます。
例えば、

  • 毎日1時間勉強する
  • 問題演習は全問正解するまでやる

など、大人から見れば「当然」と思えることも、学習に慣れていないお子様にとっては大きな壁に見えることが多いです。
そうした場合、「いかにハードルを下げられるか」は学習の継続に向けては重要なテーマとなります。
ポイントは「バカバカしいくらい、低いハードルにできるかどうか」です。
先ほどの例を踏まえると、

  • 毎日3分だけは勉強する
  • 問題演習は1問以上やる

など、「これでいいのか!?」と思うような基準を設けてあげられると良いでしょう。
こうした目標をベースに学習を進めていくと、

  • 結局30分続いた...!
  • 今日は10問解けた!!

というように、ハードルを超える瞬間が増えてくるでしょう。
この経験を通して、「小さな成功体験」を積み重ね、「自分もできる!」という自信を持てるようになれば、自ずと学習は進んでいきます。
ですので、「これくらい当たり前でしょ!」といった、自信を削いでしまいかねないコミュニケーションが発生しないよう注意が必要です。
ここから徐々にハードルを上げていき、理想的な学習基準にチャレンジできるようになれば完璧です。
あくまで、「勉強を"する"という習慣づくり」のための第一歩ですから、より基準が高まっていくことを前提としています。
まずは「実行」、続いて「学習効果の向上」を図れるような仕組みを整えてあげたいところです。

今回のケースでは、「少人数もしくは個別の塾(日本史・国語)を検討」とのことですので、塾を選ぶ際には、

  • お子様の状態を適切に把握してくれるか
  • 現状に合わせて適切な基準を設定してくれるか
  • 明確な学習内容・方法論を提示してくれるか
  • 学習の進捗状況を適度なタイミングで確認してもらえるか

がチェックポイントになるでしょう。
もし、上記のチェックポイントに一つでも違和感があれば、お子様の学習習慣形成は難しくなります。
実際に塾の様子を見学し、じっくりと相談してみることをお勧めいたします。

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モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。

受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
「対話型授業」を通して思考力を高め、「本質的な学力」を獲得します。

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