現在息子は家庭学習期間が続いており、学校から宿題は出されているのですが、なかなか勉強に身が入っていないようです。
他の人の学習状況も見えない中で、このままで大丈夫だろうか...と不安です。
現在も都市圏を中心に休校状態が続いており、保護者の皆さまも大変ご苦労されていることと思います。
学校や地域によっては、リアルタイムの授業や映像授業の配信を行なっているところもあるようですが、「宿題が配布されるだけ」という学校も多いことと思います。
この記事では、そんな家庭での学習の中で、お子様のモチベーションを高めるためのコツを、3つご紹介したいと思います。
1.勉強を始める前に、目標を細かく決める!
家庭学習で勉強へのやる気を上げるためのコツ、
その1つ目は、「勉強を始める前に、勉強での目標を細かく決めておく」というものです。
学校から宿題が大量に渡されている場合、「いつまでにやろう」という期限とともに渡されていることも多いかと思いますが、大量の宿題に対して、大まかな期限だけ決められている状態では、やらなきゃいけないことの膨大さに圧倒されて、やる気を失ってしまいがちです。
やる気を出して、勉強を効率良くこなすポイントは、「その日は何をどこまで終わらせるのか」のように、一日単位で細かな目標を事前に立てておくことです。
「その日は何をどこまで進めればいいのか」をはっきりと砕くことができれば、課題量の多さに圧倒されにくくなり、またそれをしっかり達成できれば、「やった! 今日も頑張れたぞ!」と、さらにやる気が湧いてくるきっかけづくりにもなります。
学校や塾で授業動画が配信されている場合でも、視聴する時間が特に決められていないようでしたら、同じように、「この動画は何日に視聴する」など具体的な目標を決めておきましょう。
しかし、ここで1つ注意点があります。
一日一日の具体的な目標を決めていく時には、「1週間後にどこまで終わっていなきゃいけないか」といった長い期間の目標から逆算することが重要です。
せっかく日々の目標を積み重ねても、それが最終的なGOALに届かなければ、「もっと勉強しておけばよかった......」となってしまいます。
学校から、宿題の最終的な期限が定められている場合は、そこから逆算する形で、日々の目標を決めてみましょう。
最終的な期限が特に決められていない場合は、「普通に学校があったとしたら、本来どこまで学習が終わっているはずだったか」を元に判断することをオススメします。
このような「逆算で日々の目標を考える」ことは、お子様一人では難しいこともしばしばです。
必要に応じて、保護者の皆さまもお手伝いしていただけたらと思います。
何より、最初に時間を使って、お子様と一緒にしっかりと目標を決めておけば、「ちゃんと勉強してるの?」と注意する手間も減りやすくなります。
2. 勉強する環境に「変化」を取り入れる!
家庭学習でやる気を出すコツの2つ目は、お子様の勉強する環境にうまく「変化」をつけることです。
通常の学校生活の中では、お子様は日々緩急のある生活を過ごしていたと思います。
勉強時間は50分ほどで区切られており、間に自由な休憩時間が挟まっています。
また、勉強する場所はいつもの教室に限らず、理科室に移ったり、音楽室に移ったり、環境が変化することもあるはずです。
ささいなことのようですが、このような日々の勉強の中での変化は、お子様に気分転換を促し、やる気を持続させる大きな効果をもたらすことがあります。
家庭での学習が中心になると、「普段の勉強部屋でずっと勉強する」のように、勉強の中での変化が乏しくなりがちかと思います。
ずっと同じ環境にいて、勉強への集中力が切れてしまいがちであれば、例えば次のような形で「変化」を取り入れてみることをオススメします。
- 45~50分に一回程度は小休憩の時間をとり、勉強部屋を出て別の部屋で過ごす
- 小休憩を挟むごとに、勉強する科目を変える
- 時には勉強する場所も変えてみる
(リビングで学習されている際は、座る席を変えるだけでも効果的です) - 数時間勉強したら、窓を開けて外の空気を吸う
(少し散歩することもオススメです。その時は、人と人との間隔を空けることにご注意ください)
3.他の人との関わりをうまく作る!
家庭学習でやる気を出すコツの3つ目は、他の人との関わりをうまく作ってあげることです。
これはもちろん、今の外出自粛の状況の中では難しいことだと思いますが、「一人で勉強し続ける」ことが難しいお子様は、やはり多くいらっしゃると思います。
理想的には、早く今の状況が落ち着いて、学校や学習塾などが再開されることが望ましいですが、今の状況の中でも、うまくお子様と他の人との関わりをつくってあげることができれば、お子様の勉強へのモチベーションを引き出すきっかけになります。
これは、お子様がどんな人間関係でモチベーションが上がりやすいかという「やる気タイプ」に関わってきますが、例えば、競争的な環境を好むお子様であれば、
ご友人と、学校から出された課題の得点を報告し合って競争するというのも一手です。
あるいは、競争するというよりも、「誰かと一緒に頑張る」という環境を好むお子様であれば、ご兄弟で集まって一緒に勉強したり、保護者様もいらっしゃるリビングを中心に勉強することも効果的でしょう。
また、他の人との関わりをつくる上で、学習塾のオンラインでの集団授業や、オンライン自習室のようなものを活用するのも、お子様の学習のモチベーションを助けることにつながると思われます。
いかがでしたでしょうか。
今回は特殊な事態ですが、今回のように家庭での学習習慣をきちんと行えるかは、普段の夏休みの期間など、これからのお子さまの生活の中でも重要になってきます。
この記事が、皆さまのお役に立てますと幸いです。
モチベーションアカデミアは、「やる気」と「勉強の仕方」にこだわる塾です。
受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
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