勉強する意味が分からないという子に、親ができるサポートは?

勉強する意味が分からないという子に、親ができるサポートは?

息子は中高一貫校に通っていましたが、学校の授業は成績が良い子の理解度を基準に進んでいるせいか「将来に役立つと思えない勉強ばかりで学校に行く意味はない」と主張し不登校になってしまいました。
勉強が全てではないですが、全ての基本でもあると思うので、学ぶことの楽しさ、考えることの楽しさに気づいて欲しいです。
前向きに将来を考えるための親としてできるサポートについて相談したいです。

人生にはさまざまな選択肢があるということを提示してあげつつ、勉強を楽しんでいる人の「モデル」を提示してあげてください。

1. 勉強をMUSTにしない

モチベーションの理論の用語で「内発的モチベーション」と「外発的モチベーション」という言葉があります。

「内発的モチベーション」とは、自分のうちから湧き出てくる「やりたい」という思いのことを言います。たとえば、趣味なんかはこの「内発的モチベーション」に突き動かされて行なっていると言えるでしょう。

それに対して、「外発的モチベーション」とは、周囲から報酬などを提示されることで、「じゃあがんばろう」と思うことを言います。例を挙げると、「テストで100点を取ったら、お小遣いをあげる」と言われて、試験勉強をがんばることなどは、まさにこの「外発的モチベーション」の例です。

この2つのうち、より長続きするのは「内発的モチベーション」の方です。主体的に勉強を進めていく上でも、やはり「内発的モチベーション」から勉強をするというのが理想的です。

ここで注意しなければならないのは、「外発的モチベーション」を与えられると、「内発的モチベーション」は減退してしまうということです。

つまり、もともと自分でやろうと思っているタイミングで、「勉強しておかないと、後で苦労するよ」「テストでいい点とったら、ゲーム買ってあげるよ」などと言ってしまうと、その子のモチベーションは「内発的モチベーション」から「外発的モチベーション」ヘとシフトしてしまうということです。「外発的モチベーション」は「内発的モチベーション」を侵蝕し、上塗りしてしまうのです。

これはぜひとも避けなければいけません。なので、勉強についていろいろと言って聞かせたくなる気持ちはわかりますが、そこをぐっとこらえることが重要なのです。

2. 親自身が勉強を楽しむ姿を見せる

では、親はなにもかも放任していればいいのでしょうか。親が子にしてやれることはないのでしょうか。

そんなことはありません。

言葉で語るのではなく、背中で語ればいいのです。

子どもは、家での親の姿をよく見ています。親の言行一致について、とても敏感です。

「勉強は大事だ」「読書は大事だ」と言いながら、そういう親自身が家ではテレビやゲームばかりであれば、子どもはその言葉を信用しなくなってしまいます。

逆に、親の読書が趣味だったら、あるいは、仕事とは別に語学や資格の勉強を家でしていたら、子どもはその姿を見て、「勉強って楽しいものなんだ」という印象を受けるはずです。

もっとも、すべての大人が読書好きであるわけではありませんし、休みの日くらい、ゆっくりテレビを見たいと思う方も多いと思います。

でも、その場合であっても、せめて読書や勉強を「楽しもうとする」姿勢だけでも見せてあげることが重要です。

あるいは、ご自身でその姿を見せるのが難しいということであれば、読書好き・勉強好きの知人(大人)を紹介するというのでもいいでしょう。

必要なのは、お子さんの生活圏に「勉強を楽しむ人」のモデルを用意してあげるということです。

3. 勉強が全てではない

ご質問のなかでいただいているお話のオウム返しとなってしまいますが、学校に通うことがすべてではありません。

フリースクールであったり、大学入学資格試験(大検)といった代替手段を取ることが、お子さんにとってベストである可能性も十分にあります。

勉強がMUSTのものとして提示されるからこそ、周囲と自分とを比較して、その劣等感にさいなまれることになります。

人生にはさまざまな選択肢があるということを提示してあげつつ、でも自分の意志で勉強をし、勉強を楽しんでいるモデルを提示してあげることが、お子さんの心理的ハードルを取り除く第一歩となるのではないでしょうか。

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