子どもはゲームばっかりで勉強しない...やる気をだしてもらうにはどうすればいい?

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子どもはゲームばっかりで勉強しない...やる気をだしてもらうにはどうすればいい?

うちの子どもは毎日ゲームばっかりで、なかなか勉強に手がつけられていません。
かと言って勉強をしなさいと注意しても反抗するばかりで、どうしたら勉強へのやる気を出してくれるようになるでしょうか。

「ゲーム条例」が制定されたことも一時期話題になりましたが、お子様のゲーム習慣について悩まれている親御さんも多くいらっしゃることと思います。
だからといって、強く注意してもケンカになるだけ......というご家庭もまた、多いのではないでしょうか。
この記事では、お子様のゲーム習慣に効果的にアプローチする方法についてご紹介したいと思います。

1. 「ガミガミ言う」ことはたいてい逆効果!

まず、これは多くの親御さんに共感いただけるところかもしれませんが、子どもに対して「ガミガミ注意する」ことは、大抵の場合逆効果です。

もちろん、お子様がすでに「ゲームに依存し過ぎたらダメだな」とか、「もっと勉強時間を確保しないとな」と内心感じているのであれば、注意を与えることは効果がありますが、そもそもお子様の中で「なぜゲームをやり過ぎてはダメなのか」がちゃんと腹落ちしていない状態で、「そんなにゲームしたらダメでしょ!」と怒られても、反抗してしまうだけなのは予想できます。

保護者の皆さまの心情も十分理解できますが、頭ごなしにガミガミ注意することは、結果的にお子様の反抗を引き出して、平行線に終わってしまうことが多いのです。

また、これは人間心理として、「禁止されたら、逆に興味をひかれる」ということもあります。
親に禁止をされたから、逆にそれを何とかすり抜けてゲームをしようとする。
このようなイタチごっこになってしまっては、お互いにとって良い状態ではないでしょう。

お子様に健全なゲーム習慣を持ってもらうためには、表面的に「注意をする」というアプローチをとるのではなく、より本質的で効果的なアプローチを考えることがカギとなります。
(その意味で、仮に条例を利用する形で「これはルールだから!」とお子様に注意しても、うまくいくケースはそう多くはないと思われます)

2. お子様に関わる「ゲーム以外の要素」を変える

では、お子様に対して具体的にどのようにアプローチしていけば良いのか。
そのポイントの1つは、お子様に関わる「ゲーム以外の要素」に着目して、そこを変えてみることです。

ここでは大きく2つの観点をとりあげたいと思います。
お子様の「目標」と「環境」です。

お子様がなぜ今ゲームに多くの時間を使って、勉強が疎かになってしまっているか。
そのよくある例としては、お子様の中で「勉強する」ということが、お子様にとって魅力的な「目標」につながっていないから、ということがあります。

多くのお子様にとって、勉強は決してものすごく楽しい!というものではないでしょう。
ましてや世の中にある「ゲーム」は、それをプレイする人の楽しさをかき立てようと多くの仕掛けが組み込まれているわけですから、それと比較した時に、勉強が楽しいものに映らないということは、自然なことだとも言えます。

しかし、だからこそ大切なのは、「自分は何のために / 何を目指して勉強するのか」という目標を設定することです。

「目標」は、「将来こういう人になりたい!」という長期視点のものでも構いませんし、「クラスメイトのあの人に勝ちたい!」という現在視点のものでも良いでしょう。
どのような目標があるとやる気が出やすいかは、お子様のやる気のタイプによって変わります。
いずれにせよ、お子様にとって勉強することに対する魅力的な目標がクリアになれば、おのずと勉強に気持ちが向いてくるでしょう。

また、お子様の「環境」を変えてあげることで、自然とゲームから離れる状況をつくってあげることも手です。
例えば、お子様の仲の良い友達が通っている学習塾に一緒に通うことにすれば、自然と「勉強をする空間」にいる時間が長くなり、相対的にゲーム時間が減ることが期待できます。

ご家庭でも、学校や塾の「オンライン自習室」を利用するなど、お子様の勉強環境を整えてあげることも効果的でしょう。
「一人だとなかなか勉強に集中できず、ついゲームをしてしまう」というお子様も、少なくないはずです。

このように、お子様を取り巻く要素を変えてあげることで、自然な形で勉強に向かうことができるようにサポートしてあげることが、一つの理想形だと考えられます。

3. 「ゲーム好き」には「ゲーム」をぶつける!

お子様へのアプローチのもう一つのポイントは、お子様が「ゲーム好き」でいらっしゃるなら、勉強においても「ゲーム」をぶつける!ということです。

勉強とは、何も机に向かって黙々と問題集を解き続けるだけではありません。
自走して勉強できる人にとっては効率的な勉強法でも、勉強への興味が向いていないお子様にとっては苦痛でしかない...ということも十分にあり得ます。

実は、勉強もやりようによっては、「ゲーム」感覚で進めていくことができるのです。

例えば、毎回の勉強において「ボス」(=倒さなきゃいけない「問題」)を設定して、それを倒すために「武器」や「スキル」(=問題に立ち向かうための「学習内容」)を鍛える...といった設定をしてしまうことも可能です。

お子様一人でこのような設定に入り込むことは難しいかもしれませんので、カリキュラムをオーダーメイドで設定してくれる学習塾などに相談してみることも良いかもしれません。

あるいは、そのようなゲーム感覚で勉強を進めることができるアプリを活用することも手でしょう。
アプリで進捗が生まれたら、「すごい!頑張れてるじゃん!」と褒めてあげると、なお効果的です。

もちろんお子様の大学受験・大学進学までを見据えていらっしゃるのであれば、最終的には「学ぶこと」それ自体に面白さを感じ、自立して学習できる状態に持っていくことが重要になります。

しかし、入り口は何でもいいのです。
ゲームが好きなのであれば、まずはその範囲の中で勉強に面白さを感じてもらえればいい。
その中で、学ぶことに対して自然と取り組めるようになるきっかけを掴むことがカギになります。

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受験に合格する上で必要な知識・解答力だけでなく、自立力・主体性・やる気までを指導範囲としています。個別のカウンセリングとコーチングによって、自ら勉強に取り組めるように導いていきます。これにより、「自立した学習習慣」を獲得します。
授業では、本質を問う訓練をくり返し、基礎知識と応用力を身につけ、教わったことを「自分で使いこなす」という勉強の仕方を学びます。
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