部活と勉強の両立をしたい人必見！部活動は勉強に不利だなんて思わないで！

新学期は様々な学校行事で大忙しな時期ですよね。特に新年度を迎え、勉強と部活の両立が本当に可能なのか、不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。
「部活動が忙しく、日々勉強できる時間がない」
「このままだと受験に間に合わない」
そんな焦りを感じている方へ。普段の勉強や受験にも応用できるように、部活動を通して意識して置いてほしい点をご紹介します。

自立した人が持つ4つの要素とは？

さて、私たちモチベーションアカデミアでは単に学力だけを教えるのではなく、社会に出ても通用する「自立した個人」を育む教育を展開しています。私たちはそのような個人を「自立型人財」と呼び、経済産業省とも連携し、自立型人財が持つ、4つの要素を定義しました。

まずは以下の図をご覧ください。

例えば、社会人を例にとってみましょう。

まずは働く意味や目的を自分自身が理解し、仕事に対して「モチベーション」を有していることが何よりも大切です。
次に、物事に対しての向き合い方や姿勢などを表すスタンスが大切です。例えば何事も人のせい、環境のせいにしては、いつまでたっても社会人としてのレベルは上がっていきません。
そして次が「ポータブルスキル」。これは、いつでもどこでも持ち運べる（ポータブル）力、ということで名付けられています。ポータブルスキルは「対自分力」「対課題力」「対人力」の三つに区分されます。
一例を取ると、早寝早起きなど自分を律する力（対自分力）、問題を分析し、解決策を導く力（対課題力）、人と円滑にコミュニケーションをとる力（対人力）などがあげられます。
そして、その上にPCスキルや営業の手法などのいわゆる専門技能（テクニカルスキル）があります。この全てを有している人が自立的にキャリアを切り拓き、充実した人生を送っているはずです。

これをそのまま受験勉強に置き換えて考えてみると、その重要性がわかるかと思います。

これらがトータルで備わっている方が、受験も大成功を収めている非常に多いのです。

受験や社会に大切なことは、学力だけではない

さて、話を部活と勉強の両立に戻します。
一般的には部活動を一生懸命やっていると勉強時間が減り、テストや受験などに不利になってしまうといわれます。
しかし、先ほどお話した4つの要素を思い出して頂きたいと思います。もちろん英文法や数学の解法は座学からでしか学べませんが、ポータブルスキル以下の要素はいかがでしょうか。

例えば部活動では、「目標を持ち、達成に向けて頑張る経験」や「結果や成長がうまく出ないときに、原因を特定し練習方法を変えてみる」など、モチベーション / スタンス / ポータブルスキルを習得する機会は非常に多くあります。
こういったことを経験しているからこそ、勉強や受験でも最後まであきらめず、主体的に頑張る姿勢が持てるのです。

部活も勉強も諦めずに頑張れる自分になるために、日々意識しておきたい事

ここまで部活動から学び得ることは非常にたくさんある、という話を進めてきました。
しかし、無意識に部活動に参加しているだけではモチベーションやスタンス、ポータブルスキルといった、自立型人財の土台になるスキルは身につきません。

大切なことは、日々どれほど「内省」をする時間を取れるか、にかかっています。
例えば、この一週間は自分としてどんな目標に対して、どれくらい進捗できたのか。
そこから得た学びは何だったか。来週改善できるとしたらどのようなところか。

こういった内省を繰り返す中で、自分が頑張る意味（モチベーション）や、物事に対する向き合い方（スタンス）、汎用的なスキル（ポータブルスキル）が身についていきます。

部活動に熱中することは勉強するうえで時間的に不利だなんて決めつけないで、部活動から学び得られることがたくさんあると信じ、一生懸命頑張ってほしいと思います。