テスト勉強や宿題を先延ばして間に合わない...お子さんが自ら考えて勉強計画を立てられるようになるには?

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テスト勉強や宿題を先延ばして間に合わない...お子さんが自ら考えて勉強計画を立てられるようになるには?

勉強はいつも「直前に終わらせる!」という感じで、テストに向けてちゃんと計画を立てて勉強することができていないようです。
そのせいでいつも勉強が中途半端になって、テストの結果もあまり良くなく...どうすれば計画を立てて勉強してくれるようになるでしょうか。

「うちの子、夏休みの宿題をぜんぜん計画的にやらない!」と思った経験のある保護者の皆さまも多いのではないでしょうか。
夏休みに限らず、勉強を計画的にこなすことができるかは、お子様の学力の伸びに大きく影響してきます。
もっと言えば、「自分で」計画を立てて実行することができることは、将来にわたってお子様の「生きる力」になります。
この記事では、そんな「自ら考えて勉強計画を立てられるようになる」ためのポイントについて、ご紹介します。

1. ポイントその1:計画を立てる「動機」をつくる

「自ら考えて勉強計画を立てられるようになる」ためのポイント。
1つ目は、そもそもお子様が勉強計画を立てる「動機」をつくってあげることです。

多くのお子様は、そもそものこの時点でつまずいてしまっているのではないでしょうか。
「ちゃんと計画を立ててやりなさい!」と言われても、「計画立てるのなんてめんどくさいよ...」など、計画を立てようというモチベーションが生まれていない状況も多いと思います。
この状況ではいくら「計画を立てなさい!」と言っても、平行線をたどってしまいます。
まずはじめに大切なのは、お子様自身が計画を立てたいな!立てなきゃな!と思うような状態作り出すことができるか、ということになるのです。

この「計画を立てる動機」づくり。
いろいろな手法があるのですが、ここでは大きく2つのパターンをご紹介しようと思います。

(1)「目標の魅力」を高める

「計画を立てたい!」と思ってもらうには、その計画の目指す先=目標が、お子様にとってぜひとも達成したいと思う魅力的なものであるということが、重要な要素になります。
その目標をちゃんと達成したいのであれば、そのためにしっかり計画を立てるべき!となりやすいでしょう。

例えば「テストでX点以上を取れば、評定が良くなって、憧れの〇〇大に進学しやすくなる」といった、お子様の将来に軸足を置いた魅力の高め方もあれば、あるいは「クラスメイトの〇〇くんには負けない!」といった、お子様の「ライバル」を意識させてあげるといったことも手です。
お子様が「何を魅力に感じるか」というポイントを見極めた上で、それにあった目標を設定してあげることで、目標達成に向けたモチベーションを引き出すことができるでしょう。

(2)勉強の面白さを実感してもらう

2つ目は根本的な話になるのですが、特に勉強が苦手なお子様にとっては、計画を立てる云々の前に、そもそも勉強の「面白さ」を実感してもらうことを優先するというのもオススメです。
計画が立てられているかにはいったん目をつぶって、数学が楽しくて面白いものだと感じてもらうことにフォーカスし、楽しみながら学べるアプリ教材だったり、それに特化した学習塾の授業だったりをまずは受けてみるというのも手でしょう。
そこで面白みを感じてくれれば、計画を立ててきちんと勉強をこなしていくことへの心理的ハードルも下がりやすくなります。

これらのような手法で、計画を立てて勉強する際の土台となる「モチベーション」を生み出すことが重要になるのです。

2. ポイントその2:上手い計画の「条件」を理解する

ポイントの2つ目は、どんな計画を立てれば上手くいくのか、その条件をしっかり理解してもらうということです。

計画を立てるといっても、適当に立ててしまっては結局上手く実行できずに終わってしまいます。
これではせっかく勉強へのやる気があっても、「計画を達成できなかった...」と再びやる気が下がってしまいかねません。
どんなふうに計画を立てればちゃんとこなしていくことができるのか。
「上手い計画」の「条件」を、お子様自身が知ることもまた非常に大切なのです。

ここでは、上手い計画を立てるための条件を、3つご紹介したいと思います。

(1)計画は具体的に立てる!

勉強計画を立てる上では、できるだけ具体的な計画を立てることが重要です。
「具体的」の目安としては、「日々の行動」として実行できるレベルになります。
例えば、「今週末までに数学の問題集を10ページ終わらせる」という計画を立てたとしても、具体的にいつどこで時間をとって問題集を進めるのかが明らかになっていません。
計画を立てる時は、その日その日にやることまでしっかり計画しましょう。

(2)計画は達成可能なものを立てる!

ところが、いくら具体的に勉強計画を詰め込んだからといって、その計画が実際には実行不可能なものになってしまっては意味がありません。
勉強をし続けるには、適度な休憩も必要です。
突如予定が入ることもあるかもしれません。
ですから、計画にはある程度余裕を設けつつ、無理のない達成可能なものになっているか、確認することが重要です。

(3)計画は期限から逆算して立てる!

そして3つ目の条件は、計画が最終的な期限から逆算して立てられていることです。
1日1日の計画を具体的に立てたとしても、それが最終的な期限(テストなど)に間に合わないものであればいけません。
「いつまでに完了する必要があるのか」から逆算した計画を立てましょう。

これら上手な計画を立てるコツをお子様自身が理解することが、自ら計画を立てられるようになるための重要なステップになります。

3. ポイントその3:計画を実行して「試行錯誤」する

最後に、勉強計画を立てられるようになポイントの3つ目は、計画をいざ実行してみる中で試行錯誤を経験することです。

これは勉強に限ったことではありませんが、計画をいざ実行してみると、当初は予想していなかった様々な出来事に遭遇します。
「難しい問題が多くて、思ったよりも問題集が進まないなぁ」だったり、「急きょ他の予定が入っちゃったなぁ」だったり。
計画を立てて勉強することは、計画を実行する中で生じる想定外のハプニングに柔軟に対処することとセットなのです。
このような実践的な力については、実際に計画を実行してみないことにはなかなか身につきません。

保護者の方からも適宜アドバイスをしつつ、そして適宜見守りつつ、お子様自身が試行錯誤する中で計画を実行する実践的な力を磨いていくことが、重要になります。
この時、手取り足取りアドバイスをしすぎてもお子様の学びが薄くなってしまいますし、逆に放任しっぱなしになってしまうとお子様が一人でつまずいてしまうことになりかねません。
お子様が悩んでいる時にアドバイスはしつつ、同時にお子様自身が問題を解決していくことを期待しながら見守る、これらをバランスよく両立させることがカギとなります。

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