学習院大学 法学部の特徴は?学科や、学校推薦型選抜(公募制)についてご紹介!

学習院大学 法学部の特徴は?学科や、学校推薦型選抜(公募制)についてご紹介!

学習院大学法学部に興味があるのですが、どんな学科があるのでしょうか?
キャンパスや特徴について知りたいです。
また受験は学校推薦型選抜(公募制)を考えているのですが、どのように対策をすればいいでしょうか。

学習院大学は「目白の杜の〈オール・イン・ワンキャンパス〉」を銘打っており、目白駅から歩いてすぐのキャンパスにすべての学部・研究科が集っています。法学部生も、もちろんこのキャンパスに通っています。
学習院大学法学部は、法律学科と政治学科の2つの学科から構成されています。

本記事では、学習院大学 法学部の2つの学科と、学習院大学 法学部(政治学科)の学校推薦型選抜(公募制)についてご紹介します。

学習院大学 法学部 「法学科」はどんな学科?

法学科では、「リーガルマインド」とよばれる法的なものの見方や考え方を身につけ、人間社会に対する深い理解を持った教養人を育てることを目指しています。
法律科目を重点的に学び、法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指す学生には特設演習も用意されている本格的な学科です。

学習院大学 法学部 「法学科」の授業

授業では民法、刑法、商法、憲法、行政法、国際法などの基本的な法学科目を学びます。また、選択科目として専門的な法分野に関する科目も豊富に用意されており、学生は自分の興味や将来のキャリアに応じて自由に選択できます。国家試験や公務員試験を目指す場合は、応用演習で一歩深く学ぶことも可能です。

学習院大学 法学部 「法学科」の特徴

法学科の特徴として、実務的な視点を取り入れた教育が挙げられます。実際の法廷での模擬裁判や、企業法務に関するケーススタディなど、実践的なスキルを養うための授業も多く取り入れられています。
法曹界の第一線で活躍している実務家教員も含め、法科大学院の担当教員が学部向けの授業を担当することも特徴となっています。

学習院大学 法学部 「法学科」の卒業生の進路

卒業生の進路は法曹、公務員、銀行などが多いです。法曹資格(弁護士、検察官、裁判官)を取るためには法科大学院への進学が原則なので、その点は注意しましょう(もっとも、学習院大学に限った話ではなく、どの大学でも基本はそのようなシステムになっています)。

学習院大学の法曹コースは最短5年間で司法試験合格を目指せるプログラムです。学部在学中に、法科大学院1年次に相当する学習を先取りすることができ、連携する法科大学院の2年次への入学資格を得ることができます。そのため、最短5年間(学部3年+法科大学院2年)で司法試験を受験し合格を目指すことも可能となります。
ただし、5年一貫型入試を選択した場合なので、途中からこのコースに切り替えることはできません。

学習院大学 法学部 「政治学科」はどんな学科?

政治学科では、政治理論、国際政治、比較政治、公共政策などの基礎的な科目を学びます。現代の政治問題や政策課題について深く学び、分析する力を養うことができます。
「政治学」「国際関係論」「社会学」という3つの専門領域からなるカリキュラムを設定しており、これらの領域に関連した特殊講義も数多く開講され、社会の最前線で活躍する方が講師を務めることもあります。

学習院大学 法学部 「政治学科」の特徴

政治学科の特徴としては、国内外の政治に関する幅広い知識を身につけるだけでなく、政策提言や政治活動に必要な実践的なスキルも重視される点が挙げられます。
例えば、政策分析の手法や公共政策の立案に関する演習が行われており、実際の政治活動に必要な能力を磨くことができます。

英語にも力を入れており、アカデミック・スピーキングやアカデミック・ライティング、アカデミック・プレゼンテーションなどの授業もあります。実際に使うための英語が意識されていることが、シラバスからうかがえます。

政治学科はいち早くグローバル化に対応し、海外留学を奨励するために、セメスター制(前後期制)を採り入れています。そのため、年度途中での留学が容易な履修制度になっています。

学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制)の内容

学習院大学は一般入試だけでなく、学校推薦型選抜(公募制)の形で各学部に出願することができる仕組みがあります。今回は、その中でも法学部(政治学科)の学校推薦型選抜(公募制)入試対策についてご紹介します。

※入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。

学習院大学法学部の学校推薦型選抜(公募制)は、以下の内容で行われます。

■学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制)の募集人員ついて

 政治学科...5名
 ※法学科については募集はありません。


■学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制の)出願資格について

以下の3つの条件を全て満たし、かつ高等学校長の推薦を受けられる者。

  1. 学習院大学法学部政治学科を第一志望とし、合格した場合は入学を確約できる者。加えて、本学部のカリキュラムを理解し、志望理由や入学後の構想が明確であること。
  2. 高校最終学年の1学期または前期まで(卒業生の場合は、卒業まで)の全体の評定平均値が3.8以上であること。
  3. 以下の外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者(各スコアは、出願時に取得後2年以内のもの)。
    • GTEC 1220点以上(4技能オフィシャルスコアに限る)
    • 英検準1級以上合格かつCSEスコア2304点以上 
    • TOEFLiBT(ITP除く)62点以上
    • IELTS Overall Band Score 5.5 以上
    • TEAP 310点以上(4技能の合計、同一試験日のスコアの合計点に限る)
    • TEAP CBT 550点以上
    • ケンブリッジ英語検定B2 First 以上
    • TOEIC L&R + TOEIC S&W 910以上


■学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制)の一次選考について

一次選考では、提出した出願書類により総合的に合否が判定されます。

主な出願書類

  • 調査書
  • 推薦書
  • 外国語検定試験の成績証明書
  • 志望理由書(日本語500~600字)
    本学科への志望動機を説明した上で、自分が本学科での勉学に対して適性があると考える理由と本学科での勉学が自分に対して持つ意味について記述してください。
  • 活動報告書(日本語500~600字)
    高校時代に力を入れて取り組んだ活動を説明した上で、自分がその活動に力を入れて取り組んだ理由と、自分がその活動に取り組んだことによって得た成果について記述してください。

■学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制)の二次選考について

二次選考では、英語問題・論述問題・面接の試験が行われます。

  • 英語問題...与えられた英文資料について、その内容を正確に把握する読解力と、関連する問いに対して的確に日本語で発信することができる論理的思考能力および表現能力を評価し、本学科での学修に対する適性が判断されます。
  • 論述問題...与えられた課題や資料の内容を正確に把握し、社会の諸現象に関して多面的・批判的に分析できる能力に加え、日本語で的確に発信することができる論理的思考能力と表現能力を評価し、本学科での学修に対する適性が判断されます。資料については、日本語の評論、グラフ、データ、図表などが含まれます。
  • 面接...学修意欲、社会の諸問題に対する関心の高さ、質問に対する理解力、基礎的な表現力などを評価し、本学科での学修に対する適性が判断されます。

学習院大学 法学部 学校推薦型選抜(公募制)の対策ポイント

ここからは、学習院大学法学部学校推薦型選抜(公募制)の対策ポイントをご紹介します。

「FTコース(特別選抜コース)」を視野に、明確な将来ビジョンを設計しよう

法学部公募推薦の募集要項には、この入試の「趣旨」としては、学部生の頃から大学院課程を履修でき、5年間で修正号を得られる選抜コースである「FTコース」への進学意欲がある学生が活用することを期待するものである、と明記されています。FTコース進学の義務があるわけではありませんが、少なくとも、そのレベルでの「志」と高い勉学意欲を持った学生を大学側は期待している、ということです。

そのため、志望理由書や面接対策に備えて、大学院への進学や、そうでなくてもそのレベルで専門性を極めたいと志願する「理由」を、深いレベルで言葉にすることが求められます。

論述問題は要注意! しっかり演習対策をしておこう

一次試験を突破し、二次試験を迎えることを考えると、論述問題への対策は重点的に行っておくことが重要です。法学部公募推薦の論述問題では、文章だけでなくデータや図表など、さまざまな種類の情報を読み取った上で、自分の見解を論述することが求められます。

志望理由を形づくる上で、もちろん自分が特に興味関心を持っていることについては深く調べることになりますが、自分の専門分野だけでなく、政治・社会一般に幅広く関心を持って、自分の中で考え、意見を持つことができるかが重要です。普段からニュースなどにアンテナを張っておくだけでなく、それに対する「自分の考え」を持つことができるよう、「思考する習慣」を普段からつくっておくことも心がけましょう(一朝一夕で仕上がるものではありません)。

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学習院大学の合格を目指すための具体的な目標設定を行い、学習習慣を身につける方法や具体的な勉強の仕方から成績アップの授業まで講師が丁寧に指導します。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校である学習院大学から「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。

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