高3になり、過去問と未消化の参考書、どちらに重きをおいて勉強すべきでしょうか?

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高3になり、過去問と未消化の参考書、どちらに重きをおいて勉強すべきでしょうか?

現在高3で学習院大学志望しています。過去問に取り組みはじめたのですが、まだ消化しきれていない参考書(応用的なレベルのもの)があります。
どのような割合で勉強すれば良いでしょうか?

大学入試では絶対避けて通ることのできない、過去問演習。
大学に合格するためには、その大学の出題傾向を知る必要があるため、過去問演習は不可欠です。

しかし、その過去問の使い方を理解している人は実はほとんどいません。
多くの受験生が、過去問を「やみくもに」とき「なんとなく」丸付けをして終わり、という状態に陥っています。今回の質問もそれがゆえに出てきた質問でしょう。
しかし不安になることはありません。
逆にいえば、過去問の正しい使い方を理解するとそれだけでほかの受験生に圧倒的な差をつけられるということです。

そこで今回は、皆さんに過去問の正しい使い方をお教えします。これを理解し、ライバルに差をつけましょう!

1.過去問ってどれぐらいやればいい?

本題に入る前に、まず受験生から最もよく聞かれるのがこの質問についてお話しします。
これに対する答えはただ1つ。
「受験の日が来るまで何回でもやりなさい!」です。

多くの先生が語ることですが、志望大学の勉強をするにあたって「過去問以上の参考書」はありません。
第一志望合格のポイントは「正確な知識とその運用力を身につけること」、そして「各大学の出題傾向に合わせた対策をすること」です。
そして、この2つは過去問演習を行うことで身につきます。
受験が終わるまで、何度も、徹底的に演習し続けましょう。問題までまるごと覚えられたらベストです。

2.過去問と参考書の割合は?

では、いよいよ本題。過去問と参考書の割合についてです。
しかし、正直なことを言うと、過去問と参考書の最適な「割合」は生徒によって全然違います。
過去問だけで十分な生徒もいれば、参考書の割合を多く取るべき生徒もいるでしょう。
そのため、残念ながら「◯:△の割合でやればOK!」ということはできません。
自分で考えなくてはいけないのです。
「そんな...身もふたもない!」と思ったあなた。
ご安心ください。
今から皆さんが考えるためのヒントをお渡しします。

3.参考書と過去問の使い分け

参考書と過去問の割合を考える際に重要なのは、「参考書と過去問のそれぞれをどのように使うか?」です。
そして今からお話しすることは、過去問を本格的に解き始める11月以降であればほとんどの受験生に当てはまることですのでしっかり覚えておいてください。

まず、参考書は「インプット」、過去問は「アウトプット」として使いましょう。
先程お話しした通り、過去問は合格に直結する最良の参考書です。
だから知識が完璧に身についていれば、過去問だけで十分なんです。
しかし、まだ知識が身についていない分野や科目もあるでしょう。
そんな時に参考書の登場です。
過去問の解説(特に赤本の解説)とは違い、インプット系の参考書は読む人が確実に理解できるよう、非常に丁寧に作られています。
赤本の解説は雑なものも多かったりするので、インプットという点では少し使いづらいです。
そんな時には、参考書を使って知識の補充をしましょう。

この2つを使った勉強法は以下の通り。

  1. 過去問1年分を解く
  2. 丸付けをし、間違えた部分を確認する
  3. 知識不足によって解けなかった場合は参考書で該当分野を確認
  4. もう1度同じ問題を解き、定着させる
  5. 次の1年分を解く......

この繰り返し。
こうすることで知識が定着し、さらに過去問演習によって大学の傾向が把握できます。
これを何回も繰り返し、「参考書なしで解けるようになる」ところまで来たら万全。
あとは本番で力を出し切るだけ!

以上、過去問の使い方でした。

4.過去問の選び方

最後に過去問の選び方です。
難関大学志望者は赤本より解説がしっかりしている青本(駿台の過去問集)を選んだ方が良いです。
ただし青本は出ている大学が少ないので、あるかどうかを必ず確認すること。
なお、その大学の25カ年がある場合はそれを使うのも手。
こちらは普通の赤本とは違い、解説が非常に丁寧です。
また、センター試験は河合塾の黒本か東進の緑本がベスト。
特に黒本は掲載数も圧倒的なので、たくさん過去問演習を積むことができます。

皆さんも徹底した過去問演習を通して、志望校合格に必要な力を身につけていきましょう!

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