明治大学理工学部のAO入試の受験を考えているのですが、どのように対策をしていけばいいでしょうか。
明治大学の総合型選抜は、学部ごとに様々な入試方式が用意されています。その中でも理工学部では、志望分野に強い興味と熱意をもった学生を対象にするAO入試を実施しています。この記事では、そんな理工学部AO入試の対策法のポイントをご紹介します。
※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:明治大学HP)
1. 理工学部AO入試の内容
明治大学の理工学部AO入試は、4つの学科に分かれて募集をしています。他の大学のAO入試と比べて出願資格が比較的そろえやすい反面、全学科に共通する「出願資格1」に加え、機械情報工学科・建築学科には「出願資格2」というものが存在するので、機械情報工学科・建築学科に応募しようと考えている方は、出願資格2の方も満たせているかの確認が必要です。
・出願資格1(全学科共通)
- 明治大学理工学部での勉強を強く望み、入学後もその意志を貫ける人
・出願資格2(機械情報工学科・建築学科のみ)
※建築学科は、以下の建築学科①~③のいずれかを満たせればOK
[機械情報工学科・建築学科①]
- 高校3年の1学期(前期)までに、数学・英語の単位を各16単位以上取得
- 物理基礎・物理・化学基礎・化学のうち、3科目を履修
- 以上に加えて、高校3年の1学期(前期)までの数学・理科・英語の3教科の評定平均が3.8以上の人
[建築学科②]
- 海外の高校で、最終学年を含めて2年以上在籍した人
- 数学・理科を履修した人
- 英語を履修した、または出願締め切り日から遡って2年以内に、以下のいずれかの英語試験のスコアを取得した人
ア.TOEFLR-iBT 61 点以上
※TOEFL iBTR Special Home Edition のスコアの利用は認められる
※MyBestTMスコアの利用は認められない
イ.TOEIC R L&R :670 点以上
ウ.IELTS :5.5 点以上
[建築学科③]
- 日本国内にある海外校を卒業、または卒業見込みの人
・各学科の募集定員
4つの学科の内、電気電子生命学科のみ2つの専攻に分かれて募集している為、3つの学科と2つの専攻で募集定員が定められています。
- 電気電子生命学科
・電気電子工学専攻:7名
・生命理工学専攻:2名 - 機械情報工学科:4名
- 建築学科:5名
- 応用科学科:9名
・提出物・事前課題
全ての学科で出願書類と共に「事前課題」の提出が求められます。出願書類の中には、全学科共通のエントリーシート1,2と建築学科・応用化学科のみに課せられるエントリーシート3があります。それとは別に、受験票が届いた後に提出する事前課題は、各学科ごとに内容が異なります。
[提出物]
〇全学科共通
- 志願書/調査書
- エントリーシート テーマ1:志望動機
- エントリーシート テーマ2:自分の個性・特技
〇建築学科・応用化学科のみ
- エントリーシート テーマ3:学科別テーマ
(2022年度入試のテーマ)
〇建築学科
豊かな人間生活や持続可能な社会を支えるために、建築のデザインや技術は どのように役に立てるでしょうか。具体的な例をあげて、あなたの考えを述べてください。
〇応用化学科
身近にある環境問題と、その解決に化学技術がどう役立てるかを説明してください。
[事前課題]
〇電気電子生命学科
- 数学 I・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学Bレベルの数学の問題
〇機械情報工学科
- 指定された実験及びその実験のレポート
〇建築学科
- デッサン・スケッチ・立体造形等を行う造形の試験
- デザインセンスや国際経験・語学力、課題発見力を証明できる成果物の提出
〇応用化学科
- 化学基礎・化学レベルの化学の問題
・試験内容
試験はZoomを使ったオンラインでの口頭試問に加えて、学科によってはプレゼンテーションがあります。
[口頭試問のみ]
- 電気電子生命学科:数学・英語の基礎力の確認、アドミッション・ポリシーに合っているか等
- 応用化学科:化学の基礎力の確認、エントリーシート等の内容に対する質問
[口頭試問+プレゼンテーション]
- 機械情報工学科:事前課題に関するプレゼンテーション、プレゼンテーションや志望動機に対する口頭試問
※プレゼンの為の発表スライドや提示資料等の持参が求められる - 建築学科:事前課題をもとにした3分程度のプレゼンテーション、口頭試問
2. 理工学部AO入試の対策ポイント
・出願書類の時から勝負は始まっている!
理工学部AO入試では、出願書類などを用いた「一次選考」は存在しません。そのため、提出漏れなどがなければ、問題なく口頭試問などを受けることができます。
ですが、合否判定はエントリーシートや事前課題、口頭試問等を合わせた総合点です。口頭試問で難なく質問に答えることが出来たとしても、エントリーシートや事前課題のクオリティが低ければ、合格とならない可能性があります。つまり、出願書類から試験は始まっていると考えるべきです。事前課題は各学科によって内容が大きく異なるため、それぞれに合わせた対策が必要です。
・AO対策にどれだけ時間をかけられるかがものを言う!
明治大学理工学部のAO入試は、学科によっては出願資格に単位条件を定めていないこともあり、他大学のAO入試と比べると比較的出願しやすいというメリットがあります。
しかし、出願時点でエントリーシート2枚(学科によっては3枚)、出願後は事前課題、入試当日は口頭試問、加えて学科によってはプレゼンテーションがある為、合格するにはしっかりとした事前準備が必要となります。特に建築学科は、事前課題にデッサンやスケッチなどの技術が試される課題が課されます。直前で慌ててどうにか出来るものではないため、計画的な事前準備が重要です。
また、学科ごとに細かくアドミッション・ポリシーが定められています。電気電子生命学科は、「アドミッション・ポリシーに関する質問を口頭試問で聞く」と募集要項に明記してあるので、電気電子生命学科を志望する人はアドミッション・ポリシーへの理解が不可欠です。その他の学科も口頭試問の内容が細かく書かれていたり、エントリーシートを書く上で参考になる情報がアドミッション・ポリシーの中に書かれているので、自分が応募する学科のアドミッション・ポリシーをしっかり把握して、試験対策を行うことが重要です。エントリーシートを書く際は、学科が望む生徒像を把握した上で、自分のどんな部分がそこに当てはまるか、結びつくかについて記入出来ると良いでしょう。
事前課題のサンプル問題は明治大学理工学部の公式サイトで閲覧することが出来ます。事前課題のサンプル問題を見ながら、大学側が求める基礎力とはどれくらいなのか、口頭試問までに何を準備したらいいのかを予想しておくのも良いと思います。
※応用化学科の問題のみ、事前に申込フォームを送らなければ閲覧できません。
総じて、試験でどのようなことが問われるのか、具体的に聞かれるのかという情報が細かく受験生に公開されています。その分、その情報をしっかりキャッチした上で綿密な対策を行えるかによって、周りとの差は大きくついてくると言えます。
モチベーションアカデミアは、明治大学の総合型選抜(AO)入試に強い学習塾です。
明治大学の合格を目指すための具体的な目標設定を行い、学習習慣を身につける方法や具体的な勉強の仕方から成績アップの授業まで講師が丁寧に指導します。
「対話型授業」を通して明確な志望理由を形成し、面接や小論文試験、集団討論に重要な思考力と表現力を養います。
また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
これらを通して、志望校である明治大学から「欲しい」と言わせる総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策が可能です。
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