明治大学の経営学部の受験を考えています。どんなことが学べるのか教えてください。

明治大学は、早慶に次ぐ「GMARCH」と呼ばれる首都圏の難関私立大学群のひとつで毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学です。
明治大学経営学部は1953年に佐々木吉郎により私立大学として日本初の経営学部として創設されました。
2013年には創立60周年を迎え「グローバル経営人材」と「価値創造人材」を輩出することを目標に、営利企業をはじめ、政府機関や公認会計士、更には税理士など様々な専門職に、様々な学生を送り出しています。
その他、学部を卒業してから、経営学研究科などの大学院に進学して大学教員・研究者になる人もおり、多種多彩な教育を通じて、グローバル社会に有用な人材を送り出しています。
本記事では、そんな明治大学経営学部の各学経営学部の特徴などを詳しくご紹介します。 明治大学経営学部の志望を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1.明治大学経営学部の特徴について

経営学部は多くの大学で設置されている学部ではありますが、明治大学経営学部ならではの特徴について以下の各項目ごとに説明します。

◆明治大学経営学部の学部概要

総勢60名を越える専任教員が幅広いラインアップで授業を展開し、特色ある経営学科・会計学科・公共経営学科の分野をバランス良く学ぶことができます。
座学にとどまらず、学生が主体的に学ぶ機会を多く提供しており、少人数教育としての演習科目や体験型の実習科目が多いのも特長です。
英語による授業科目も多く、グローバルに通用する知識を身につけることができます。

◆明治大学経営学部のカリキュラム

1・2年次は、一般教養科目と語学を中心として、それに加えて経営総論、経営学、会計学、公共経営学、近代経済学などの学部必修科目、基礎専門科目も学習します。
2年次からは経営学科、会計学科、公共経営学科の3学科に分かれて学科必修科目を学びます。
3・4年次には学科専門科目を中心に興味のある分野に更に絞って専門領域を深く研究していきます。

また、夏休み・春休みの4週間を利用した海外短期ビジネスプログラムのIBPや学部間協定校のヴィクトリア大学でビジネス専門科目を学ぶISIBMといった短期留学制度をはじめ、海外の12大学と学生交流協定を結んで学生の派遣と受入も行っています。

その他、新たなビジネス環境や日常業務に価値を見いだし組織体をリードできる「価値創造人材」の育成を目指して、「アクティブラーニング」や「プロジェクト・ベース・ラーニング」を取り入れた体験型授業を展開しています。
フィールドスタディでは教室外での調査・実習を通じて、グローバル・サービスラーニングでは海外での社会奉仕活動を通じて、社会的課題の発見と解決に取り組みます。

◆明治大学経営学部の取得可能資格

経営学部では資格取得に注力しており、TOEICやTOEFLの実施をはじめ、TOEFLテストや日商簿記検定試験の受験料補助など、資格取得に関する事項に取り組んでいます。
また経理研究所では、日商簿記検定試験1~3級合格を目指す簿記講座と、公認会計士試験合格を目指す会計士講座を開講しており、学習に最適なサポートが得られます。

2. 明治大学経営学部の学科

明治大学経営学部は入学の時点で、自分の学科が決まっています。

そのため、入学直後から自分の学びたい学問や分野がある程度固まっている人も多いです。学びたいことが定まっていない人でも、学科ごとの必修科目によって、その分野について広く深く学ぶことが出来るので、自分の学科についてしっかりと知識を身に付けて卒業することができます。

以下に明治大学経営学部各学科の特徴を紹介します。

◆経営学科

1年次には、学部必修科目の経営総論、経営学、会計学、公共経営学、近代経済学などにより、経営に不可欠な基礎知識を修得します。2年次には、企業論や経営管理論などの科目により、企業経営の全体構造を学びます。3・4年次には、学生の問題意識や関心に合わせて、国際経営戦略や人的資源管理、情報・技術マネジメントおよび企業者史などの科目により専門性を高め、企業経営に対する理解を深めていきます。

◆会計学科

1年次には経営総論や会計学で経済社会における会計の役立ちを知り、2年次には財務会計総論と管理会計総論を中心に会計の二大領域における基礎的な知識とスキルを学びます。3・4 年次には学科専門科目で専門分野におけるより高度な会計の知識とスキルを体系的に修得し、組織の状況を見透し人々に解・説き明かす能力を身につけます。また、経営学部には1年次から参加可能な高度職業会計人養成トラック「CAP」が設置されており、さらなる高みを目指して公認会計士や税理士などの資格取得にチャレンジする学生を全面的に支援します。

◆公共経営学科

1年次には経営総論や公共経営学で公共経営の基礎を学び、2年次以降は行政や非営利組織等の公共組織のマーケティング、経営戦略、財務に加え、公的施設・スポーツ組織の運営、国際NGO、CSRや医療・福祉のマネジメント等、幅広い内容を専門的に学びます。

3.明治大学経営学部について更に知りたい方へ

最後に、明治大学経営学部について短い時間で網羅的に知りたいという方がいましたら、下記の公式動画をおすすめします。
非常にユニークで、明治大学経営学部らしい雰囲気を感じられる動画です。

※入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。（参考：明治大学HP）