明治大学の国際日本学部ってどんな学部? 特徴や自己推薦入試の対策法を深堀り!

明治大学の国際日本学部ってどんな学部? 特徴や自己推薦入試の対策法を深堀り!

明治大学国際日本学部はどんな学部で特徴がありますか?
また自己推薦入試の受験する場合の対策を教えてほしいです。

大学の国際日本学部ってどんな学部?

GMARCHと呼ばれる首都圏の私立大学群のうちの一つである明治大学。
その明治大学の国際日本学部は、日本を世界の視点から見直し、その魅力を国際的に発信できる人材を育成することを目的とした学部です。この学部は、日本の文化や社会を深く理解し、実践的な英語能力と柔軟な異文化理解力を兼ね備えた人材を育てることを目指しています。

明治大学の国際日本学部の特徴と教育方針

国際日本学部は、英語と日本語の両方で授業を行い、学生がグローバルな視点から日本を理解し、発信する力を養うカリキュラムを提供しています。特に、英語教育に力を入れており、少人数クラスでのレベル別授業やネイティブスピーカーとの交流を通じて、聞く・話す・読む・書くの四技能を徹底的に磨きます。

明治大学の国際日本学部のカリキュラムと科目

学部には「社会システム・メディア研究領域」や「グローバル共生社会研究領域」などの多様な研究領域があり、例えば「日本社会システム論」や「アジア太平洋政治経済論」など、日本と世界の関係を多角的に学ぶ科目が設置されています​。

明治大学の国際日本学部の海外留学プログラム

国際日本学部では、中長期および短期の海外留学プログラムが充実しており、実践的な英語力の習得や異文化理解力の養成を目指しています。留学先では、現地の学校や孤児院でのボランティア活動も体験できる制度が用意されています。

明治大学の国際日本学部の実践的な英語教育

国際日本学部の英語教育は、聞く・話す・読む・書くの四技能を徹底的に磨くことを目指しています。1年生は特に英語に集中し、少人数クラスでの授業やネイティブスピーカーとの交流を通じて実践的な英語力を身につけます。授業以外でも、ネイティブスピーカーと毎日話せる機会が提供されており、学生の英語力は確実に向上します​。

明治大学の国際日本学部の多文化共生と留学生交流

国際日本学部の特徴の一つに、多文化共生があります。学生の約5人に1人は留学生であり、国際的な環境で学ぶことができます。留学生と日本人学生が共に学び、交流する機会が豊富に提供されています。英語による授業のみを履修して卒業できる「イングリッシュ・トラック」もあり、母語や国籍に関係なく自由に科目を選択できます​。

明治大学の国際日本学部での学び

明治大学の国際日本学部で学べる具体的な内容は、多岐にわたる領域をカバーしています。

明治大学の国際日本学部の「社会システム・メディア研究領域」

◆日本社会システム論

日本の社会システムについて学びます。例えば、日本の企業文化や労働環境、教育制度などがどのように成り立っているのか、そしてそれが海外とどう異なるのかを理解することが目的です​。

◆インターネットと社会

インターネットの普及が社会にどのような影響を与えているかを、心理学や社会学の視点から学びます。具体的には、知識の共有と発信がどのように変化したか、また、インターネットを活用した社会課題の解決方法について学びます​。

明治大学の国際日本学部の「グローバル共生社会研究領域」

◆アジア太平洋政治経済論

アジア太平洋地域における経済統合の動向について学びます。TPPやRCEP、一帯一路構想など、現代の地域主義の動きを理解し、これが国際社会に与える影響を考察します​。

◆国際関係論

国際関係論の理論と歴史を学び、20世紀の国際政治の主な出来事や現在の国際関係の課題を理解します。両世界大戦、冷戦、旧ソ連圏の民主化などが取り上げられます​。

明治大学の国際日本学部の演習(ゼミナール)

各学年で参加できるゼミナールでは、少人数のクラスで専門的なテーマについて深く学び、研究を進めることができます。例えば、ポップカルチャーや国際政治経済についてのゼミがあり、学生は自身の興味に応じたテーマを選択できます​。

明治大学 国際日本学部自己推薦入試の内容

明治大学の総合型選抜は、学部ごとに様々な入試方式が用意されています。その中でも国際日本学部では、この2022年度から、高い英語能力と、これまで主体的に取り組んできた活動の2つを評価するための「自己推薦入試」を実施します。この記事では、そんな国際日本学部自己推薦入試の対策法のポイントをご紹介します。

※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:明治大学HP

明治大学国際日本学部の自己推薦入試の実施内容は次の通りです。3つの出願条件全てを満たす必要があり、特に外部の英語試験の基準が高めに設定されています。

明治大学 国際日本学部の出願資格

(1)国際日本学部が第一志望の人

※募集要項には、この入試制度で合格した場合、国際日本学部に入学することを前提とするなら、他大学・他学部との併願を認めるとの注釈があります。

(2)英語資格において下記の基準のいずれかを満たす人

≪英検≫

準1級以上 ※従来型,CBT,S-CBT,S-Interview可。

≪TEAP≫

309以上 ※4技能パターンのみ。CBTは不可。

≪TOEFL iBT≫

72以上 ※(Special) Home Edition は可 。「MyBest Scores」は不可。

≪IELTS≫

5.5以上 ※CDI 含む (アカデミックモジュールに限る )。

≪TOEICRL&R+TOEICRS&W≫

L&R: 785 以上+ S&W : 310 以上 ※IPテストは不可。国内受験のみ活用可。

≪GTEC≫

1190以上 ※CBTタイプのみ。

≪ケンブリッジ英語検定≫

B2 First(FC)E以上 ※Linguaskill は不可。

(3)高校成績の評定平均が1年から3年(1学期or前期まで)で4.0以上の人
または国際バカロレア資格証書を取得、あるいは 2022 年 3 月 31 日までに取得見込の人

明治大学 国際日本学部の募集定員

6名

明治大学 国際日本学部の一次選考(書類選考)の内容

国際日本学部自己推薦入試の一次選考は、出願時に提出する書類に基づき合否決定されます。

≪提出が求められる主な出願書類≫

  • 志願票 / 調査書
  • 外部英語試験のスコアを証明できるもの
  • 志望理由書「国際日本学部で学びたいことと自分の将来像」(最低800字以上で記述)
  • エントリーシート「これまでに最も集中して取り組んだこと」(最低1600字以上で記述)
  • エントリーシートの内容を証明できる資料(賞状や作品など)

※外部英語試験のスコア証明書類は各資格試験ごとに何を提出すればいいのか、指示があります。募集要項を参照してください。

※志望理由書、エントリーシートは共に日本語で記入します。

明治大学 国際日本学部の二次選考の内容

一次試験に合格した人は、試験会場での二次試験に進みます。二次試験では小論文と面接が行われ、その結果と出願書類の内容を総合的に判断して合否が判定されます。

  • 小論文(60 分)
  • 口頭試問(20 分)

明治大学 国際日本学部の自己推薦入試の対策ポイント

ここからは、そんな国際日本学部自己推薦入試のポイントについてご紹介します。

・まずは一次選考突破から!

この入試方式は、2022年度入試から設置されるものです。そのため、過去の傾向を元に対策を考えることはできませんが、まずは一次選考の突破が大切です。一次選考では志望理由書とエントリーシートがカギとなります。どちらも書く内容の大枠が定められており、志望理由書については国際日本学部で学びたいことと自分の将来像、エントリーシートについてはこれまでに最も集中して取り組んだことを書くよう求められています。

まず志望理由書については、「国際日本学部での学びと自分の将来像」を結び付けられると良いでしょう。国際日本学部は「日本と世界をつなぐ人材」の養成を目指し、日本の文化・社会と同時に、世界の各地域の文化・社会について深く理解し、主に「世界の中の日本」という視点で物事を考え、発信できるようになることを目指しています。志望理由を考えていく際は、自分が将来どのようなことに携わり、どのようなことで活躍したいのか、そしてそのためにはやはり国際日本学部で学ぶのがベストな選択であるというロジックを組み立てられるかが勝負です。

次にエントリーシートですが、こちらは「これまでに最も集中したこと」なので、あれこれ書くのではなく、一つのことに絞って書きましょう。注意点としては、最も集中したこととして「英語」に関する内容を挙げることです。出願要件にも英語のスコアが求められていることからも、この入試形態を志望する学生は、恐らく多くの人が英語に注力してきた人だと思われます。エントリーシートを書く際は、「自分のオリジナリティを活かしたものになっているか」という視点で点検してみましょう。

・二次選考では自分の中の不安を解消して臨む姿勢が大事

2022年度からの入試のため、二次選考の小論文や面接対策として、過去問やこれまでの出題傾向を参考にすることは出来ませんが、対策の大きな方向性は他の試験と変わることはありません。とりわけ小論文の対策としては、国際日本学部がカバーする学問領域を中心に知識をつけ、それらのテーマを踏まえた予想問題で対策を進めることが重要です。アドミッションポリシーを見れば、「日本の芸術文化」「日本の産業システム」「国際的な社会問題」「異文化・比較文化」などがテーマ領域として想定されます。予想問題の準備を含めしっかりした対策を行いたい場合は、学習塾など小論文の専門指導を受けることをおすすめします。

また、二次選考はあくまで小論文・面接に加えて、出願書類も含めた総合点になる点も注意が必要です。口頭試問では、出願書類にて事前に書いた内容に対して深掘って質問されることが予想されます。もしそこで出願書類で書いた内容と齟齬がある場合や、深掘った質問にうまく答えられない場合は、それだけ不利になってしまいます。出願書類をベースに、どこを突っ込まれても問題ないよう、抜かりない面接対策をしておきましょう。

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