明治大学国際日本学部 自己推薦入試の対策法をプロが伝授

明治大学国際日本学部 自己推薦入試の対策法をプロが伝授

明治大学国際日本学部の自己推薦入試の受験を考えているのですが、どのように対策をしていけばいいでしょうか。

明治大学の総合型選抜は、学部ごとに様々な入試方式が用意されています。その中でも国際日本学部では、この2022年度から、高い英語能力と、これまで主体的に取り組んできた活動の2つを評価するための「自己推薦入試」を実施します。この記事では、そんな国際日本学部自己推薦入試の対策法のポイントをご紹介します。

※以下の内容は、2022年度入試の情報を掲載しています。
入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:明治大学HP

1. 国際日本学部自己推薦入試の内容

明治大学国際日本学部の自己推薦入試の実施内容は次の通りです。3つの出願条件全てを満たす必要があり、特に外部の英語試験の基準が高めに設定されています。

・出願資格

(1)国際日本学部が第一志望の人

※募集要項には、この入試制度で合格した場合、国際日本学部に入学することを前提とするなら、他大学・他学部との併願を認めるとの注釈があります。

(2)英語資格において下記の基準のいずれかを満たす人

≪英検≫

準1級以上 ※従来型,CBT,S-CBT,S-Interview可。

≪TEAP≫

309以上 ※4技能パターンのみ。CBTは不可。

≪TOEFL iBT≫

72以上 ※(Special) Home Edition は可 。「MyBest Scores」は不可。

≪IELTS≫

5.5以上 ※CDI 含む (アカデミックモジュールに限る )。

≪TOEICRL&R+TOEICRS&W≫

L&R: 785 以上+ S&W : 310 以上 ※IPテストは不可。国内受験のみ活用可。

≪GTEC≫

1190以上 ※CBTタイプのみ。

≪ケンブリッジ英語検定≫

B2 First(FC)E以上 ※Linguaskill は不可。

(3)高校成績の評定平均が1年から3年(1学期or前期まで)で4.0以上の人
または国際バカロレア資格証書を取得、あるいは 2022 年 3 月 31 日までに取得見込の人


・募集定員

6名


・一次選考(書類選考)の内容

国際日本学部自己推薦入試の一次選考は、出願時に提出する書類に基づき合否決定されます。

≪提出が求められる主な出願書類≫

  • 志願票 / 調査書
  • 外部英語試験のスコアを証明できるもの
  • 志望理由書「国際日本学部で学びたいことと自分の将来像」(最低800字以上で記述)
  • エントリーシート「これまでに最も集中して取り組んだこと」(最低1600字以上で記述)
  • エントリーシートの内容を証明できる資料(賞状や作品など)

※外部英語試験のスコア証明書類は各資格試験ごとに何を提出すればいいのか、指示があります。募集要項を参照してください。

※志望理由書、エントリーシートは共に日本語で記入します。

・二次選考の内容

一次試験に合格した人は、試験会場での二次試験に進みます。二次試験では小論文と面接が行われ、その結果と出願書類の内容を総合的に判断して合否が判定されます。

  • 小論文(60 分)
  • 口頭試問(20 分)


2. 国際日本学部自己推薦入試の対策ポイント

ここからは、そんな国際日本学部自己推薦入試のポイントについてご紹介します。

・まずは一次選考突破から!

この入試方式は、2022年度入試から設置されるものです。そのため、過去の傾向を元に対策を考えることはできませんが、まずは一次選考の突破が大切です。一次選考では志望理由書とエントリーシートがカギとなります。どちらも書く内容の大枠が定められており、志望理由書については国際日本学部で学びたいことと自分の将来像、エントリーシートについてはこれまでに最も集中して取り組んだことを書くよう求められています。

まず志望理由書については、「国際日本学部での学びと自分の将来像」を結び付けられると良いでしょう。国際日本学部は「日本と世界をつなぐ人材」の養成を目指し、日本の文化・社会と同時に、世界の各地域の文化・社会について深く理解し、主に「世界の中の日本」という視点で物事を考え、発信できるようになることを目指しています。志望理由を考えていく際は、自分が将来どのようなことに携わり、どのようなことで活躍したいのか、そしてそのためにはやはり国際日本学部で学ぶのがベストな選択であるというロジックを組み立てられるかが勝負です。

次にエントリーシートですが、こちらは「これまでに最も集中したこと」なので、あれこれ書くのではなく、一つのことに絞って書きましょう。注意点としては、最も集中したこととして「英語」に関する内容を挙げることです。出願要件にも英語のスコアが求められていることからも、この入試形態を志望する学生は、恐らく多くの人が英語に注力してきた人だと思われます。エントリーシートを書く際は、「自分のオリジナリティを活かしたものになっているか」という視点で点検してみましょう。

・二次選考では自分の中の不安を解消して臨む姿勢が大事

2022年度からの入試のため、二次選考の小論文や面接対策として、過去問やこれまでの出題傾向を参考にすることは出来ませんが、対策の大きな方向性は他の試験と変わることはありません。とりわけ小論文の対策としては、国際日本学部がカバーする学問領域を中心に知識をつけ、それらのテーマを踏まえた予想問題で対策を進めることが重要です。アドミッションポリシーを見れば、「日本の芸術文化」「日本の産業システム」「国際的な社会問題」「異文化・比較文化」などがテーマ領域として想定されます。予想問題の準備を含めしっかりした対策を行いたい場合は、学習塾など小論文の専門指導を受けることをおすすめします。

また、二次選考はあくまで小論文・面接に加えて、出願書類も含めた総合点になる点も注意が必要です。口頭試問では、出願書類にて事前に書いた内容に対して深掘って質問されることが予想されます。もしそこで出願書類で書いた内容と齟齬がある場合や、深掘った質問にうまく答えられない場合は、それだけ不利になってしまいます。出願書類をベースに、どこを突っ込まれても問題ないよう、抜かりない面接対策をしておきましょう。

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