公認会計士を目指すには大学はどのような学部を選べば良いでしょうか？

公認会計士というお仕事は国家資格の１つです。
公認会計士って名前は聞いたことあるけどどんな仕事なのか分からないと言う人はたくさんいると思うので、今回は公認会計士とはどんな職業なのか、どうしたら公認会計士として働くことができるようになるのか、最後に大学ではどのような学部を選ぶべきなのかについて話していきたいなと思います。

1.公認会計士ってどんな職業？仕事内容は？

はじめに、公認会計士とは「監査」が主な仕事です。
たくさんの従業員を抱えている大企業は周りへの影響がとても大きいため、しっかりと法律にのっとって仕事しているのかを確認される義務があります。
その確認をすることを「監査」というのです。
これによって、経営状態が赤字であるのに、黒字であったなどと嘘を並べたりすることを防ぐことができます。
なので主な顧客は企業だということになり、また経営を調べるために数字につよくなければなりません。

公認会計士の仕事内容としては以上のとおりです。
ただし、公認会計士というものはあくまで資格であるため、他のどのような仕事にもつくことは可能です。
また、公認会計士の資格をとることができれば、会社の経営状態をまとめる税理士という仕事を行うことができます。
このような点で公認会計士はとてもメリットのある資格であるといえます。

しかしながら、公認会計士は良いことだらけということでもありません。
公認会計士の資格を取ることはとても難しいと言われていて、実際３大国家資格として医師、弁護士と共に名を連ねるほどの難易度です。
更には公認会計士資格をとるためには初めに２つの試験（マーク試験と記述試験）に合格した後、2年以上現場で働く必要があり、最後に修了考査に合格して初めて公認会計士として働くことが可能になります。
難しい試験を突破し、2年以上の研修、そして最終テスト。
これらに合格するためには相当な年数をかけざるを得ません。
つまり、大学受験と同じ、それ以上大変であるといえます。

このように公認会計士になるのはとても大変なので資格の勉強の際は本気で取り組もうという気持ちを常に持ち続けることが大切です。
それでは大学でどのような学部を選ぶべきかについて話します。

2.公認会計士になるための大学の学部

学部に関しては一番良いのは経済学部、商学部です。
これらの学部は公認会計士同様で数字を扱う学問となるので数字に慣れるためと意味でもオススメです。
しかし、必ずしもこれらの学部である必要は全くなく、他の学部であっても予備校にいき、資格を取得することは十分可能です。
また、公認会計士をとるための専門学校もあります。
もし高校生のときから公認会計士になろうと決めたのであれば、自分でより多くをリサーチし、自分のこれからのキャリアを考える必要があるでしょう。

ここまで公認会計士に関する多くのことを述べてきましたが、実のところ最近の公認会計士の合格者数はどんどんと増えていて、これにより公認会計士の人数が余ってしまうという事態が発生しています。
大変な勉強を乗り越え、無事公認会計士の資格を取っても、就職できなかったなどのことがこの先起こりえます。
だとすればそのような状態にならないために必要なことは何でしょうか？
例えば「監査」以外の面で何かしらの特別さ、オリジナリティを出したり、できるだけ若いうちに資格を取ったりなどがあげられます。
しかし、その違いを考え、生み出すのは自分です。
自分で何をすべきかを考え、「ただ資格を取った」で終わることがないようにするべきですね。

参考までに2020年度の合格者ランキングを掲載します。

慶應義塾大学169 早稲田大学98 中央大学74 明治大学60 立命館大学52 東京大学49 神戸大学47 京都大学43 法政大学42 同志社大学34　※出典：公認会計士三田会様