明治大学の文学部はどんなことが学べるのか教えてください。

明治大学の文学部はどんなことが学べるのか教えてください。

明治大学の文学部に興味があり、将来受験しようと思っている中学生です。文学部は他の大学にもありますが、明治大学文学部ではどのようなことが学べるのでしょうか?また、環境や雰囲気なども知りたいです。

明治大学は、早慶に次ぐ「GMARCH」と呼ばれる首都圏の難関私立大学群のひとつで毎年多くの受験生が受験する人気の私立大学です。
そんな明治大学の文学部は、夏目漱石や菊池寛など、名だたる文豪が教壇にたった伝統ある学部です。
現在は3学科14専攻の体系を取り、入学直後から専門分野を4年間かけて広く深く学ぶことができます。
本記事では、そんな明治大学文学部の歴史や雰囲気、各専攻の特徴などを詳しくご紹介します。
明治大学文学部の志望を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1.明治大学文学部の特徴について

文学部は多くの大学で設置されている学部ではありますが、明治大学文学部ならではの特徴について説明します。

一般的に「文学部」と聞くと、文学についての学問を行うイメージを想像される方が多いかと思いますが、明治大学文学部は「人間とは何か」という問題に対して、多角的な視野から考えることに挑み、そして究極的には「人間」そのものを総合的に理解することを目的として設置されています。

そのため、近年別学部として細分化されることも多い幅の広い学問分野を、3学科と14専攻に分け、文学部の中に内包するかたちを取っています。
学科は、言葉や作品を通して人間の生き方を学ぶ文学科、人間社会の歴史を学ぶ史学地理学科、人間の心について社会の外側と内側から探求する心理社会学科の3学科に分けられており、それぞれの視点から「人間」について学ぶことを非常に重要視しています。

現在の多様な人間の在り方にもいち早く注目しており、2004年4月にはメディアに発信する側の視点を意識して学問探求をする文芸メディア専攻、2018年には人間という存在を根本的に考察し、心理や社会問題に切り込むことを目的とした哲学専攻が設置されました。

また、「人間とは何か」という問題を掲げる上で、学生同士のディスカッションやコミュニケーションも大切にしており、1年次から半期ゼミやディスカッションが必須な授業が用意されています。半期ゼミは、その後の卒業論文にも繋がる演習内容となっており、1年次から専門教員と深く関わることが出来る非常に学びある機会です。

多角的な視点で「人間」について探求することを常に忘れない姿勢が、明治大学文学部の特徴であると言えます。

2. 明治大学文学部の学科・専攻

明治大学文学部は入学の時点で、自分の専攻が決まっています。

そのため、入学直後から自分の学びたい学問や分野がある程度固まっている人も多いです。
学びたいことが定まっていない人でも、専攻ごとの必修科目によって、その分野について広く深く学べるので、自分の専攻についてしっかりと知識を身に付けて卒業することが出来ます。

また、専攻外の授業を取ることも可能なため、自分の興味や学びたいこと、卒論のテーマに合わせて授業を組むことも可能です。

以下、各専攻ごとの特徴を紹介します。

文学科

◆日本文学専攻

毎年14専攻の中で一番多くの受験者が集まる人気の専攻です。国語の授業でお馴染みの「源氏物語」や「羅生門」といった文学作品についてだけでなく、オノマトペや若者言葉といった講義もあります。

◆英米文学専攻

語学的な勉強は勿論、英語という歴史ある言語や言葉と関りの深い文化作品についても積極的に学ぶ姿勢を重視しています。中には、英米文学専攻ではない英語が苦手な生徒でも楽しく学べる、洋画を扱った授業は毎年とても人気です。

◆ドイツ文学専攻

一年次からドイツ人教員によるドイツ語の授業が用意されており、語学を真剣に学びたい人から、ドイツ文化や文学について学びたい人まで、様々な希望に合わせて授業が組めます。毎年希望者を募って、専攻内での交流会を行っているのも特徴です。

◆フランス文学専攻

ドイツ文学専攻と同じく、語学を学びたい人やフランス文化・文学を学びたい人など、様々な希望に合わせて授業を選択することが出来るように、多種多様な内容の授業が用意されています。

◆演劇学専攻

演者を育成するコースではなく、演劇学という一つの学問を掲げて学科や専攻を置いている4年制大学は意外と少なく、日本全国で見ても非常に珍しい専攻です。演劇の歴史や俳優の演技など、表現という無形のものを、歴史的且つ理論的に学びます。

◆文芸メディア専攻

メディアに発信する側、表現をする側としての視点に立って、学問を行う専攻です。作家として創作活動を行っている方が講師として教壇に立つ授業もあり、この専攻では卒業論文の代わりに、卒業作品として執筆することも可能です。

史学地理学科

◆日本史専攻

古代・中世・近世・近代・現代の、全ての時代に専任教員が在籍しているところが特徴です。専任教員全員が、教員でありながら歴史研究者でもあるため、常に最新の研究情報を知ることができ、その研究との繋がりの深さから、そのまま大学院に進学する学生も多いです。

◆アジア史専攻

名前の通り、東は朝鮮・韓国、西はイスラム・トルコまで、専任教員に加えて、兼任講師も数多く在籍していることから、広域なアジアについてを時代問わずに学べるのが特徴です。一学年40人を授業では更に細かくクラス分けすることから、教員や学生同士の繋がりも自然と深まります。

◆西洋史専攻

古代や中世だけでなく、近現代史を専門とした専任教員も在籍しています。1年次から4年次の卒業論文を視野に入れて、授業やゼミで研究対象である国の言語で書かれた文献講読を行うのが特徴です。生徒同士での議論や長期休み中の課題レポートなど、自主的に学ぶ姿勢を大切にしています。

◆考古学専攻

日本の私立大学における考古学専攻の中で一番最初に設置されたという歴史を持っています。一年次から座学だけでなく、教室を出て遺跡の巡検に始まり、夏休みはフィールドワーク、通年で出土資料の整理作業を猿楽町校舎の実習室で行うなど、歴史に負けない実践的な学びを得られます。

◆地理学専攻

「歩き、見て、考える」ということを大切にし、年間約30回以上のフィールドワークを開催している、非常に活動的な専攻です。3年のゼミでは自分たちでテーマを設定し、フィールドワークも企画段階から自分たちで行います。4年次は卒業論文に加えて、教員からの口頭試問があります。

心理社会学科

<h4◆>臨床心理学専攻

人の心の有り様を深く理解し、人が精神的に成長することを援助するための方法を学び考えることを目的に掲げている専攻です。3年次には臨床心理学の体験学習を通年で行う、心理学実験という授業が用意されていて、一年次から学んだ座学を体験する機会が得られます。

◆現代社会学専攻

現代社会学について理論的に学びながら、同時に市民運動や市民活動の現場で活躍する人々の話を聞きに行くなど、授業と現場での学びを行き来できるのが特徴です。通年で行われる現代社会実習では、NPO法人や地域おこしの活動などの現場で学生主体の聞き取り調査を行います。

◆哲学専攻

哲学を使って、現代の問題を実践的且つ多角的に考えることを目的にしています。例えば、哲学プラクティスという授業は学生同士での対話を行い、その対話を振り返ることで、哲学における「問い方」を学びます。西洋哲学だけでなく、イスラームや中国哲学を専門とする教員も在籍しています。

3.明治大学文学部について更に知りたい方へ

最後に、明治大学文学部について短い時間で網羅的に知りたいという方は、下記の公式動画を視聴されることをおすすめします。
非常にユニークで、明治大学文学部らしい雰囲気が感じられる動画です。

※入試内容に関する情報は変更になる場合がありますので、必ず大学公式の入学試験要項を合わせてご確認ください。(参考:明治大学HP

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