慶應SFCの総合型選抜(AO入試)の面接ではどのようなことが聞かれるの?対策方法は?

慶應SFCの総合型選抜(AO入試)の面接ではどのようなことが聞かれるの?対策方法は?

慶應SFCを総合型選抜(AO入試)を受験しようと思っています。
今まで面接を受けたことがないのですが、総合型選抜(AO入試)の面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか?とても不安です。
また、塾に通ってないのですが面接の練習などはどのようにすれば良いのでしょうか?対策方法があれば教えてください。

そもそも面接とは、対象者と直接会って質問など、聞き取りを行うことをさします。
またその目的は、筆記試験などで判断できないその人の人物像や思想・能力などを確かめることにあります。

では、総合型選抜(AO入試)ではどのような位置付けにあたるのでしょうか。
総合型選抜(AO入試)は、基本的に志望理由などの書類が課されることがほとんどで、それに加えてグループディスカッションや小論文、面接が学校によって加えられています。
つまり一般的な面接同様、書類といった紙面上では測れないその人の人物像などを直接確認するために行われているのです。

今回は「慶應SFCの総合型選抜(AO入試)」での面接を例に、その対策法をまとめてみたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

【目次】
  1. 慶応SFCの総合型選抜(AO入試)の面接形態とは
  2. 大学受験の面接の対策方法
    2-1. 質問リストを作成する
    2-2. 実践の場を設ける
    2-3. 提出資料を分析する
    2-4. 志望校に合わせてカスタマイズする
  3. 終わりに

1. 慶応SFCの総合型選抜(AO入試)の面接形態とは

総合型選抜(AO入試)の面接形態は受験校によって様々ですが、今回は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合型選抜(AO入試)に着目したいと思います。

SFCの総合型選抜(AO入試)では、面接の前に志望理由書や活動報告書などの書類審査を1次試験として課しています。それを通過した者にのみ、2次試験として面接を実施します。
面接は30分と長く、SFCの教授3名と行います。そのため必然的に内容が濃くなり、圧迫面接であると言われることが多いようです。
基本的に手元にある1次試験で提出した資料を元に質問されますが、その場の柔軟力や発想力などを問うためにまったく関係ないような質問もするようです。

圧迫面接で有名なSFCの総合型選抜(AO入試)ですが、誤解してはいけないのは生徒に嫌がらせをするためにしているわけでないということです。
教授も書類の内容や受験者自身への興味があったり、SFCへ入学してもきちんと授業や研究といった学問に向き合えるのかどうかを純粋に確かめたりするために「なぜそう思うのか」という風に掘り続けた結果、圧迫のように受け取られてしまうようです。
ですから、面接に怖気づくのではなく、尋ねられる質問にちゃんと答えられるように準備することが重要になるのです。

2. 大学受験の面接の対策方法

では大学受験の面接はどのように対策していくべきか、以下に述べていきます。

2-1. 質問リストを作成する

まず手っ取り早くできることは質問リストを作成して、質問に答える練習をすることです。
考えられる質問を挙げられるだけ挙げて、ひたすらその回答を考えていきます。
ですが、たくさん出したからといってそれに満足してはいけません。この質問リストの目的は回答を文字にして頭の中を整理することであって、ただ単に蓄積することではありません。
一度文字化した回答も添削してみたりしてアップデートさせてみてください。

2-2. 実践の場を設ける

本番に勝つためにはなにより実践の場を設けていきましょう。
塾の講師でなくても、学校の先生や総合型選抜(AO入試)を経験した先輩など周囲の人にお願いしてみましょう。
その際は録音などしてどんな質問がきたのか自分がどんな回答をしていたのかを振り返り、質問リストに反映するなど活動するとただ面接を受けるより活きてきます。
どのような角度でどのような質問がくるかは誰にもわかりません。
より多くの角度で質問を浴びといて突発的に困ることのないよう対策しましょう。

ひとりでいる時間にも、スマホの内側カメラで動画を録りながら声に出して質問に答える練習をし、それを見返して改善点を考えるのも有効です。
それを後ほど先生に見せれば、その動画を基にしたアドバイスももらえることでしょう。

2-3. 提出書類を分析する

出願した書類を改めて分析してみましょう。
志望理由書や活動報告書などは、凝って書いてたとしても時間がたつと内容を忘れてしまうものです。
音読するなどして、提出した内容を批判的にチェックしましょう。提出時には気付かなかった内容の矛盾や、詰めの甘い部分がきっと見つかるはずです。
基本的なところから、自分がどうしてそう書いたのか「why」をぶつけていきながら細部にも気をかけていきましょう。また入学してからの将来像について、どのように実現させていくのか「how」を詰めていくことも重要です。
面接官は書類を見た上でその内容に言及しますから、自分自身が面接官になったつもりで自分の書類に対する疑問点を見つけていくのです。

また、自分の活動や志望理由のテーマに沿って知識などをつけていくことは必須です。
書類提出から時間がかなりかかってしまうSFCの総合型選抜(AO入試)ではなおさらです。(約2ヶ月の期間があります)
その期間内でもいかに思考やテーマに関する知識をアップデートできたのかも評価として考慮されることもあるので、書類を提出したからといって気を抜かず研究を続けて見てください。

2-4. 志望校に合わせてカスタマイズする

面接では「なぜ大学で学ぶのか」が問われるのはもちろんですが、同時に「なぜウチの大学のこの学部がいいのか」が明確になっていることを面接官にアピールする必要があります。
そのためには、大学ごとの入試の特色を理解し、大学ごとのアドミッションポリシーに沿った振る舞い・発言を心掛けることが重要なのです。
慶応SFCの総合型選抜(AO入試)の特徴は前述の通りですが、練習の際はそれらを踏まえて進めていきましょう。
しかしその対策は他大学にも当てはまるわけではありません。総合型選抜(AO入試)受験生は併願校があることがほとんどだと思うので、面接が長いのか短いのか、リラックスした雰囲気なのかフォーマルな雰囲気なのか、学問について多く聞かれるのか性格について多く聞かれるのか、...といった各入試の特徴を抑えることが大切です。
第一志望と併願校それぞれを分析すれば、互いの違いを相対的に理解して対策を一段と深めることにも繋がりますよ。

3. 終わりに

これまで総合型選抜(AO入試)の面接とはどのようなものかについて説明してきました。
みなさんいかがでしたでしょうか。
上記の対策法はあくまで一例に過ぎませんので、みなさんそれぞれに合った手法を模索することを忘れないでください。
この記事がその一助になれば幸いです。

総合型選抜(AO入試)の対策は決してラクなものではありませんが、それが終わったときにはきっと一皮も二皮も剥けて成長した自分と出会えるはずです。
応援しています。

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