現在高校2年生の者です。そろそろ受験に向けて本格的に対策を始めたいのですが、慶應義塾大学など見ると一般とAOがあるので、自分に合っている受験の仕方がわからなくなっています。
一般選抜(旧一般入試)と総合型選抜(旧AO入試)のどちらに向けて対策をしていったらいいかわかりません。
どのように選べば良いのでしょうか。
一般選抜と総合型選抜は対策の仕方が大きく異なるため、この選択は受験生活にとって大きな選択になるでしょう。
しかし、多くの受験生が「なんとなく」で決めてしまいがちです。
それぞれの受験方式の違いと選び方を知って、自身の受験生活を有意義にしていきましょう。
1. 一般選抜と総合型選抜の違いは「評価軸の一律性」
どちらを選ぶか決める前に、一般選抜と総合型選抜の違いを見ていきましょう。
二つの選抜形式の大きな違いは評価の軸です。
一般選抜の評価の軸は言わずもがな「学力」であるのに対して、総合型選抜では、評価の軸は「志望理由」や「実績」など多様です。
ここで注目するべきは、一般選抜は評価軸が学力で「一律」であるのに対して、総合型選抜は「多様」であるということです。
一般選抜では英語や数学などの勉強をしていれば、あらゆる大学の対策を進めている状況と言えます。
一方で、総合型選抜ではあるA大学A学部に向けた対策を進めていても、分野の異なるB大学B学部の対策とはまた異なる対策となってしまいます。
したがって、一般選抜は一律の評価軸であるため、いわゆる「滑り止め」の大学まで考えた時に比較的有効な受験であると言えるでしょう。
対して、総合型選抜では評価軸の多様性から「滑り止め」の対策は一般選抜と比べて容易ではないと言えます。一方で、軸が多様が故に、総合型選抜では一般に「逆転合格」と呼ばれる合格も、一般選抜に比べて起こる可能性が高いと言えるでしょう。
自身と本当にマッチングしている大学であれば、大学のレベルに関係なく合格を勝ち取れる可能性があると言えます。
2.一般選抜と総合型選抜の選び方
では、一般選抜と総合型選抜のどちらに向けて本格的に対策をしていくか、どのように選べば良いのでしょうか。
第一志望の大学・学部が既に決まっている人は、その大学の総合型選抜の募集要項を見て、今までの自分の実績がアドミッションポリシーを満たすことができている場合は、総合型選抜に主眼を置き、その大学で具体的に何を学び、研究していくかという志望理由作成に本格的に入っていくことをオススメします。
総合型選抜のアドミッションポリシーを満たせていないと判断した場合には、一般選抜に向けて勉強を始めることをオススメします。
もちろん、余裕があれば受験機会を増やすために両方並行して対策するのも良いでしょう。
しかし、多くの高校生にとってはまだ第一志望の大学・学部まで決めきることができていないでしょう。
そのような人は、まず自身の大学選びの軸を明確にしてみましょう。
大学選びの軸は受験生によって様々だと思います。
「〇〇学が学べるところ!」や「〇〇について研究できるところ!」という人もいれば、「一人暮らしがしたいから地方!」や「野球の強いところ!」、「とにかくGMARCH以上!」という人もいるでしょう。
とにかく自身が大学選びの軸にしたいものを書き出してみましょう。
書き出せたら、それらの軸をそれぞれがMUST条件なのかWANT条件なのか分けてみましょう。
MUST条件とは条件の中で「絶対に必要」というものです。
「これがないなら大学に行く意味がない!」というようなものはMUST条件に分類しましょう。
WANT条件とは条件の中で「なくても良いがあったら嬉しい」というものです。
今回の場合、MUST条件以外はWANT条件になります。分け終わった後に、MUST条件の大学選びの軸を見ましょう。
MUST条件の軸の中に、「学びたいこと」や「研究したいこと」がない場合、受験校・学部が多様になってしまうため、対策の方向性として、どのような大学学部でも評価軸の一律な一般選抜を目指すことがオススメとなります。
「学びたいこと」や「研究したいこと」がある場合は、自身の実績を鑑みて総合型選抜を検討してみましょう。
3. 一般選抜でも総合型選抜でもすべきこと
一般選抜と総合型選抜の選び方についてお話をしてきましたが、いずれの受験方式でも、「自身が大学で何を学び、研究したいか」は考えておくことをオススメします。
総合型選抜の受験生にとってこのことを考えておくべきであるのは受験の評価上言わずもがなですが、一般選抜の受験生にとっても非常に有益です。
教育・研究機関である大学に進学する上で、そこで何を学びたいかを考えることは受験にとって大きなモチベーションになります。
「みんな行くから...」、「なんとなく行った方がいい気がする...」だけでは、勉強のモチベーションを保ち続けることは難しいですし、段々と、「まあ受かれる大学・学部でいいか」「進学できればどこでもいいや」という気持ちにもなってきます。
一方で、明確に学びたいことが決まっていれば、目標に向けてモチベーション高く勉強に臨むことができます。
いずれの受験方式にした場合でも、自分と向き合い、「大学で何を学び、研究したいか」を考えておきましょう。
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また人材開発の専門家であるモチベーションアカデミアの講師から指導を受けることで、自らを律し・計画的に目標を達成する力・モチベーション高く挑み続ける心が育まれます。
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